『この本を盗む者は』深緑野分
“本の町”と呼ばれ、本好きの集う読長町に住む高校生・御倉深冬。町の名所である御倉館は、深冬の曽祖父によって建てられ、現在は父と叔母が管理人を務める巨大な書庫だった。しかし、本が嫌いな深冬はその一切に興味がなかった。
ある日、御倉館の蔵書が盗み出されたことで「ブック・カース」が発動し。読長町は物語の世界となってしまう。町を元に戻すため、呪いとともに現れた不思議な少女真白と深冬は、本泥棒を探すがー。
そろそろ夏休み!この機会に、未知の物語の世界を見てみませんか?
『この本を盗む者は』では、様々な姿に変化する町で、深冬と真白の冒険が繰り広げられます。
果たして誰が本を盗んだのか?真白の正体は?ブック・カースとはなぜ存在するのかー?
いくつもの謎に惹かれて読み進めた先に待っているのは、驚きの結末…?
また、この本に登場する食べ物がとても美味しそうなのも魅力のひとつです。鰹のたたき、やきとり、口水鶏…。商店街で深冬が買うごはんがとても食欲をそそります。
いろいろな物語の魅力を味わえる作品です! ぜひ手にとってみてください。