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文学少女、ことこ。

2023.06.15 更新

『舟を編む』三浦しをん

出版社・玄武書房の一風変わった営業部員・馬締光世。ある日言葉への鋭いセンスを見出され、辞書編集部へ引き抜かれる。辞書編集部では、新たな辞書『大渡海』の編集作業が始まろうとしていた。

ユニークな編集部の同僚らと馬締の、『大渡海』完成への長い道のりに待つものとは…

今までにも何度かご紹介した三浦しをんさんの小説です! 2012年の本屋大賞受賞作なので、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。

『舟を編む』には、辞書の編纂に人生を捧げる主人公たちや、それを支える人々の奮闘が描かれています。普段あまり知る機会のない、辞書作りの裏側には多くの努力や情熱があることがわかって、辞書をもっと使ってみようかなと思いました。

個人的に素敵だなと思うのは、馬締の下宿先にやってきて、やがて結婚する林香具矢さん。美人なのに不器用で、板前として働きながら馬締の仕事への理解もある、とてもかっこいい人だなと感じました。

『大渡海』の完成までの旅路を見守ってみませんか?

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