スツール

Sukkuのクスッと笑わせて

2022.08.15 更新

 8月はなんとなくワクワクします。そんな方が多いのではないでしょうか?
私たちも子供の夏休みに合わせて連休を取得し、剣山(つるぎさん)に行ってきました。剣山?初めて聞く方も多いと思いますが、日本百名山の1つで徳島県にあります。
大人たちは朝4時に起き、寝ている子供たちを抱きかかえそのまま車に乗せて・・いざ徳島へ出発!途中休憩も入れて、9時過ぎには登山口に到着しました。
天気も良く、絶好の登山日和!どころか暑すぎる気候のなか登りだしました。
比較的登りやすい山でしたが、今回は二つの山頂(次郎笈に登頂した後に剣山へ)を目指すことにしたので、最終目的地である剣山へは6時間ほどかかりました。子供たちも「もう限界!」と、何度も叫んでいましたが、「限界と思ったところからがスタートや!」とか、「後半アディショナルタイムや!」とか、様々な叱咤激励を飛ばしながら後押し。最後まで登りきりました!山頂からの景色は最高!そして山の上で食べる食事は、何度食べてもこれまた最高でした!そして、その日は山頂のヒュッテで宿泊。夜は、ごろんと寝転がり満点の星空を眺め、次の日の朝はご来光を見るために早起き。目の前に広がる景色は、どれもこれも本当に感動しました。
さすが、日本百名山です。登れてとても良かったです。
さて、明日は大山に挑戦だ~!

㊺コラム「元気になりすぎて、心配な方がいます。」


今回の利用者さんは、三山さん(仮名)80歳男性の方です。
この方の娘さんはケアマネージャーで、私たちと同じ地域で活躍されてる方です。その方が、お父さんが脳梗塞で入院となり退院が近づいてきたときに、「父をお願いします。」と私に依頼してくださいました。Sukkuを開設して5年が経ちましたが、最近はそのような依頼が増えてきました。少しずつ周りに認められてきたのかな・・と嬉しい思いになります。と同時に、身も引き締まります。
三山さん、病気をされる前の生活はすごく活動的だったそうです。自転車に乗って色々なところへ買い物に行くことが楽しみで、とても明るく気さくなおじさんでした。
しかし、脳梗塞になり自宅で倒れられ、右半身の麻痺となりました。入院直後は、右手足はほとんど動かない状態だったそうですが、発見が早かった事も幸いし、治療やその後のリハビリもスムーズに進んでいき、杖を使って歩けるようになったところで退院されました。
しかし、退院後はなかなか外出もできず、うつ傾向になってしまいました。
初回の会議の時もうつ傾向は続いていて、5月なのにずっと「寒い~」と仰っていました。会議の後半からは、運動することに意欲が出て来たのか、最後は「よろしく頼む!」と握手まで求められました。
そして、いよいよSukku利用開始です。初回は軽めの運動から始めて頂きましたが、とても気に入って頂いたらしく、帰宅後は、「Sukku楽しかった~。良かった~。」とニコニコされていたとか。その日に娘さんから感謝の電話がありました。
私もスタッフも出来るようになってきたことを、利用者さんには具体的にお伝えします。ですので、三山さんに限らず自信がついてきます。自信がつき、元気になってくると、当然活動的になってきます。三山さんも実際、筋力・持久力・歩行スピードが目に見えて良くなってきました。それと比例するように、三山さんの活動量もどんどん活発になりました。
まずは、地域のラジオ体操に参加されるようになり、朝から体を動かす習慣が出来ました。また、参加されている地域の方ともコミュニケーションを取り、家族以外の方と沢山会話することで、以前の明るさが少しず戻ってきました。
そして、ご利用が始まって2か月で、自宅近くのコンビニまで一人で買い物に行けるようになりました。そこで、お酒のつまみになるような物を購入するのですが・・三山さんは糖尿病があります。軽い食事制限もありますので、甘い物や辛い物の食べすぎには注意が必要です。でも、三山さんは止められません。それどころか、一体何人で食べるんや?って言うくらい大きいスナック菓子を買ってきます。つい先日も娘さんに見つかり、大きな雷を落とされました。しかし、本人はそんなことSukkuでは言いません。娘さんから直接電話があり、いつもこっそり教えてくれます。
さて、昨日のこと。京都府に熱中症警戒アラートが出されている中、Sukkuの前の道をフラフラになりながらおじさんが一人で歩いていました。ん?何だか見覚えのある歩き方・・まさか・・三山さんではありませんか!!スタッフがあわてて追いかけ、声をかけました。全身汗だくになりながら、辛そうに苦笑いする三山さん。事情を聴くと、どうやら歩いて散髪に行ってきたそうで、今はその帰りらしい。
昼前の暑い中、帽子も被らないで、歩いていました。行きつけの散髪屋さんから家まで歩いて30分くらいかかります。なんとそれを、往復です。
そして手には、スーパーの袋。中には大量のおやつ・・
スタッフが小さな雷を落とし、車に乗せて家まで送りました。
三山さん元気になったけど、元気すぎて倒れないか本当に心配です。
元気になるって嬉しいけど大変…‼(おしまい)

次のコラムは「翔ちゃん命!」です。

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