スツール

Sukkuのクスッと笑わせて

2021.05.10 更新

㉕今回のコラム「毎日阪神タイガースに振り回されています」

今年の春は昨年より藤の花がきれいに咲いているように感じます。これも山への意識が高くなったためでしょうか?皆さんは2021年のGWはどのように過ごされましたか?
私たちは、自宅と近くの公園の往復でした。9時過ぎに長男の友人が「楓君遊べますか~?」と尋ねてくれるので、楓も緑も嬉しそうに遊びに行きます。
グローブやバット、ボールなどを持って「行ってきまーす。」と元気に飛び出します。そして、15分経たないうちに必ず戻ってきます。「お父さーん。一緒に遊ぼー!」
私は41歳。小学校2年生が相手で丁度良い勝負です。しかし、子供たちは楽しいと同じことを何度も求めます=繰り返しの天才ですので、持久戦になります。
そのうち私の体力が削がれてしまいます。でも、子供達には負けません。大人げないですが負けません。わざと負けると私が楽しくないからです。親が楽しんでないと子供にも伝わってしまい、親の顔色をみて判断する子になってしまうのではないか?と考えてしまいます。それに、あと何年かしたら何をしても負けるようになります。それまでは、勝ちたいんです。
私は子供たちが小さい間(小学校4年ぐらいまで)は野球にしてもサッカーにしてもドッチボールにしても、色々なスポーツを経験して楽しむことが一番大切だと考えています。
そして、小さい間のスポーツの上手い下手は発達が速いか遅いかだと考えています。ですので、速く出来ることが良いとは考えていませんし、小さい時から1つのスポーツに固執する必要もないと考えています。
私は中学生のときにバレーボールを始めましたが、高校で京都代表になりましたし、その後クラブチームでもバレーを続けましたが、大きな怪我もなく30歳前まで京都代表で出来ていました。
スポーツはまず楽しむことが大事です。そして、怪我をしないで長く続けられるようにして欲しいです。そのためには、子供が小さい間はある程度親が介入して身体を動かす楽しさを教えた方が良いと考えています。早熟の天才で終わらないために・・・。

今回のコラム「毎日阪神タイガースに振り回されています」ですが、川瀬家は皆阪神タイガースファンです。Sukkuにも、熱狂的な阪神ファンがいます。
土井さん(仮名)70歳代女性です。この方は脳出血の影響で、右手右足が不自由です。利き手ではない左手で工夫しながら、調理や洗濯、家族3人分の家事を全てされています。
そんな土井さんの生活の中心は、阪神の試合です。そして、試合中はひと時も目を離したくないのです。ナイターが始まる前に夕食を食べ終えトイレも済ませ、テレビの前に陣取り、スコアを書くためのノートとペンを用意していざ出陣。
ですので、Sukkuに来る日はとってもハードスケジュール!Sukkuから帰ってくるのが5時です。ナイターはだいたい6時スタートです。1時間で主婦業を終えなくてはなりません。そんな日は、午前中に夕食の準備を済ませます。午前中に家の事をフル回転でこなします。午後はSukkuでトレーニングをして、夜はナイターに一喜一憂します。阪神が勝った日は、夜のスポーツ番組をはしごします。そして、翌朝も早朝から阪神びいきの番組をはしごします。勝った次の日は、それはとても機嫌が良いのです。送迎車でもずーっと阪神の話しです。
反対に負けた日は、試合の途中からテレビを消します。そして、ラジオに切り替えてラジオ深夜便を聞きます。寝不足になります。
次の日は、不機嫌になります。送迎車では沈黙です。負け方が悪いと自分で消化しきれずに、車内で選手の悪口が出てきます。私も阪神ファンですので、しっかり聞きます。受け止めます。最後まで聞きます。ひとしきり話しを聞いたら「土井さん大丈夫!今日の先発ピッチャーは〇〇やから、今日は勝つよ!」と言うと落ち着かれます。
そんな私がSukku利用中の土井さんに対して、1つだけ注意していることがあります。
それは運動中に阪神の話しをしないことです。阪神の話しが出て、土井さんが話しを始めると…興奮して熱弁が始まり、トレーニングが止まってしまいます。それどころか、興奮で手足の緊張が上がってしまい、えらい格好になってしまいます。脈も上がります。血圧も上がります。身体にとってよくない状態になってしまいます。
今年の阪神は、過去に例をみないほど調子が良いです。気の早い人はもう優勝を意識してしまってます。土井さんの身体にとって優勝するのが良いのか悪いのか分かりませんが、前回の優勝を甲子園で見届けた私からすると、あの感動をもう一度!という日が近づいてきているように思えてなりません! (おしまい)

次回のコラムは、「箱根八里の半次郎」です。

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