おばあちゃんから学んだ私の1年間の巻
今日はクリスマスですね〜!
そして今年最後の編み物コラムです。
ちょうど去年の今頃おばあちゃんに弟子入りした頃です。
三女の産休に入ると共に、おばあちゃんみたいなおばあちゃんにいつかなりたい。
娘たちに、いつか自分もしてもらったみたいに孫に…唯一無二のものを与えられるおばあちゃんになりたいな…思ってはじめた編み物から一年が経った。
(始める前に過去の続かなかった編み物の経験から自信がなく、足踏みしていた私の背中を押してくれた、かよさん、ありがとうございます。)
月水金のおばあちゃんの編み物教室で習う事は編み物だけにとどまらず、季節折々の保存食づくり、おばあちゃんから学ぶ生き方、人との暖かな繋がりの話、編み物以外にもたくさん得たものがあった。
頭がいっぱいいっぱいの時も編み物をする事で脳内がリフレッシュ。
思わぬ辛い出来事の時も編み物で心を落ち着かせたり。
おばあちゃんのいつかの夢だった話を聞いて、いつか自分もそのバトンを受け継ぎたいという新たな目標までできてしまったのだから、この一年はこの後の人生を大きく動かされたように気さえしてくる。
おばあちゃんに教わる編み物に出会えて救われたり、豊かになった時間が宝物の一年だった。
おばあちゃんの生き方のテーマになっている「周りのひとに喜んでもらえるように」と言う事が、編み物に通づるものがあり、
誰かの事を思って編んだり、喜んでもらえたとき、こちらの気持ちこそ、嬉しい時。
それが編み物につまっているので、編み物は辞められない。
寒い季節になり、私が編んだものを身につけてくれているのを見かけたり、暖かくていつも着ているよと教えてくれたりするようになり、たまらなく嬉しくて、来年はまたもっと上手くなったものを渡せる様になろうと思うのだ。
私の編みものライフは来年もそしてこれからもまだまだ続き、急がず楽しんで編み物のように一段一段経験を積み上げていきたいと思う。
これからもおばあちゃんとモーニングしながら、編む時間を楽しみに。
そしてこれからも編み物を超えたものを学べる、このスペシャルな編み物教室の時間を過ごせるのだから来年もきっといい一年になりそう。
余談ですがいつもお供してくれている三女の名前は
糸喜(しき)といいます。
夫と決めた大切な名前。
糸と喜ぶという字の組み合わせ。
偶然ですが、まるで編み物教室でおばあちゃんから学ぶテーマのような名前だなと今更ながら気づいたのです。
糸喜ももうすぐ一歳です。
糸喜の歳が一才ずつ大きくなるにつれ、私の
編み物歴も増えてくように。
糸喜がすくすく成長していくように私の編み物も成長していくようになればいいなと思うのです。
おばあちゃんから教わる編み物がきっかけで、まさかこんなコラムを描かせてもらえるなんて夢にも思っていませんでした。
文を描くのは本当は得意じゃありません。
でも湧き出てくるようなエピソード、おばあちゃんとの話し、拙い文章ですが読んでくださった皆様、ありがとうございます。
来年もおばあちゃんとの編み物の中でのエピソード、私の編み物、綴っていくのでらどうぞまた見てくださると嬉しいです。
良いお年をお過ごしください。
毎年恒例の家族写真を撮りにゆきました。
今年は全員で手編みを纏って撮ってもらいました!
写真・文 / 田畑由布子(こどもたちの写真 / 竹内靖博)