スツール

Sukkuのクスッと笑わせて

2021.10.10 更新

㉞10月に入りました。Sukku横の並木道のハナミズキは紅葉が始まり、金木犀のいい香りもしてきました。このあたりは一昔前まで、松茸が山ほど採れたそうで、この金木犀の香りがし始めたら、松茸の採りがスタートする合図だったそうです。
話しは変わりますが、最近、私はハマっていることがあります。それは、サッカーの試合観戦です。今まで、テレビでの観戦はありましたが、先日、実際にスタジアムまで行って見てきました。(私たちは園部町在住ですので、亀岡のサンガスタジアムまですぐに行けるのです!)さすが、サッカー専用スタジアムだけあって、競技場までの近さと芝生の美しさに感動しました。
そして肝心の試合ですが、京都サンガが、2対0で勝利!
前半・後半1点ずつ得点し、私は大盛り上がりでした。
とりあえず、サンガがJ1昇格するまでホームの試合は全部見に行こうと思います。(阪神が優勝する可能性が、限りなく低くなったので・・・)

コラム「復帰してくれてありがとう!」


今回は、女性の富江さん(仮名)85歳の方です。
この方は、以前にも紹介したことがあります。ずっと夫婦で来てくださっていたのですが、数年前にご主人の泰一さん(仮名)が他界されました。泰一さんはSukkuの事をとても気に入ってくださり、亡くなる2週間前までご利用してくださいました。その後は、富江さんお一人で来られています。
富江さんは天然で、いつもおとぼけ発言連発。その分ご主人がとてもしっかりされていました。泰一さんがしっかりしていたので、高齢夫婦だけの世帯でも何とかなっていたのだと思うのですが、泰一さんが他界されてからは、とても危険な生活でした。人が良すぎて何でも信じてしまう富江さんは、詐欺に引っかからないだろうか・・自宅前の坂を下りるとき、車にひかれないだろうか・・私たちの心配はつきません。
そんな中、今年の春に泰一さんの3回忌があったのですが、なんとその日の朝、庭に花を取りに行ったら転倒してしまい手首を骨折されたのです。一人暮らしで、しかも利き手の骨折で、ギプス固定・・3か月の入院となりました。
退院後は1日型のデイサービスに行って、入浴などのサービスを受けておられましたが、1か月ほどして、Sukkuに戻りたい!とケアマネージャーに直訴。そして、様々なサービスを調整してSukkuに戻って来られました。
初日に色々と評価しましたが、歩行能力やバランス能力が著しく低下していました。
やはり長期間の入院は、リハビリを受けていても身体機能や認知機能が著しく低下する方が多いです。富江さん、以前から杖を利用して歩いていましたが、すり足がひどくなり、すぐに足がひっかかる歩き方になっていました。また、認知機能も著しく低下していて、送迎時間に準備が間に合わない、逆に早く準備しすぎて外で長時間待っていたりすることが多くなりました。富江さんの家はSukkuからとても近いので、早く待っている姿が見えたときは、まず一番に迎えに行って、ドライブがてら他の利用者さんを一緒に迎えに行ったりします。
もちろん子供さんも心配されているのですが、遠くで生活されているため、出来る範囲で支援をされています。自宅内外に防犯カメラを設置して、スマホでいつでも確認できる様にしたり、月に1回程度は帰って来られています。サービス付きの高齢者住宅へ入居するようにも促されていますが・・富江さんは断固拒否!私は自宅で生活します!と譲りません。
ですが、今のこの状況はあまりにも危険すぎるので、この10月から小規模多機能サービスを利用されることになりました。しかし、このサービスを利用すると、制度上Sukkuを利用することが出来なくなります。本人もご家族もSukkuで身体を動かす重要性を理解されていますし、何よりも、Sukkuを信頼してくださっている。しかし、他のサービスでSukkuより効果的なトレーニングが出来る施設はありません・・。
そこで私が提案したのが、保険を使わずにご利用いただくことです。
介護保険サービスでの利用の場合、本来の料金の1割~3割負担で利用できます。それを、10割の負担でどうですか?と提案しました。ご家族・本人はすぐに納得されました。(スタッフは驚きましたが)私は10割負担の料金でも、利用者さんに納得して頂けるサービスを提供していると自負しています。
10割負担でも続けたい。と言ってくれた富江さん。
出来る限り自宅で生活をしたい。という想いを持っている富江さん。
物忘れが多くなり、普通の生活が難しくなってきている富江さん。
亡くなる直前に、妻を頼みますと話された泰一さん。
私たちは運動やリハビリを通して、1日でも長く自宅で生活を出来るようにサポートします。
(おしまい)
次回コラム「Sukkuの特攻隊です!」

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