『蜜蜂と遠雷』恩田陸
近年評判がうなぎのぼりの、芳ヶ江国際ピアノコンクール。パリのオーディション会場に現れた少年風間塵は、巨匠からの謎めいた『ギフト』だった。
かつての天才少女・栄伝亜夜。サラリーマンで一児の父・高島明石。完璧な技術と音楽性を持つスター、マサル・カルロス。
本戦に駒を進めるのは、優勝を手にするのは―。
ピアノを弾いたこと、皆さんはありますか?
弾く人それぞれによって、全く異なる音色を響かせるピアノ。物語を追いながら、その豊かな音楽を感じることができるのがこの小説です。
コンクールに挑むそれぞれの背景や感情、ひとりひとりのもつ音楽。思いがけない再会、そして『ギフト』風間塵の劇的なピアノは、コンテスタントたちに何をもたらすのか。
様々な音楽の響き合う、このドラマチックなコンクールを見届けてみませんか?
読んでいるとピアノに触れたくなる、おすすめの本です!
