63ページ
イワツバメは主に夏に見られるツバメの仲間です。電線などとまることはほとんど無く、常に空を飛んで群れをつくって生活しています。虫も空中で捕まえて食べます。
翼が長く尾が短いので、飛んだときに形は横長に見えます。
上から見たときには腰が白いことで見分けられます。また、「ジュリジュリ」などと他のツバメより低い声で鳴きます。
イワツバメは、橋の下などに集団で巣をつくって子育てします。どろなどをかためて出入口の穴が空いた球形の巣をつくります。
おもしろいところは、集団で近くにかたまって巣を作ることです。巣と巣がぶつかるくらい近くにつくるので、ジャマだったりしてケンカをよくするそうです。
また、昨年の古巣は、また今年も使ったり冬の間にスズメなどが勝手に使っていたりすることもあります。