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チョウシャクシギは春や秋の渡りの時期に見られるシギです。
千潟や水のはった田んぼなどで見られます。
下に大きく曲がったくちばしが特徴的で地中(水中)にいる食物をとるのに役立っています。
ちなみに、幼鳥のくちばしは大人より短めで成長と共に長くなります。
食物は海の方ではカニなどで農耕地や草地ではカエルやバッタを食べています。
僕は前にチョウシャクシギが貝を丸飲みしているのを見て殻ごと食べて大丈夫なのかと驚きました。
鳴き声は「ピピピ・・」などと意外とかわいらしい声です。
チョウシャクシギの仲間には
「コシャクシギ」と「ダイシャクシギ」もいます。
名前の通りコシャクシギは約30cmでチョウシャクシギは約40cm、ダイシャクシギは約60cmと大中小になっています。大きさは違ってもどの稚もくちばしが曲がっています。
名前の由来は長いくちばしを「柄杓」(ひしゃく)に見立てて「杓鴫」(シャクシギ)と付け、大きさで「中杓鴫」(チュウシャクシギ)などと決めたそうです。
でも、他にも長いくちばしをもつシギはいるから、曲がっていることを取り入れて名前をつけたいと思います。