特集:“本について”の本 後編
今回も4月に続いて、「本」にまつわる本の特集です。
『その本は』又吉直樹・ヨシタケシンスケ
本の好きな王様は、2人の男にこう言いました。「世界中のめずらしい本の話をわしに教えてほしいのだ。」
著者ふたりによって繰り広げられる、「その本は」から始まる本の話たち。
『この本を盗む者は』深緑野分
本が大嫌いな深冬にとって、父と叔母の管理する書庫は目の上のたんこぶ。ある日その蔵書が盗まれ、呪いが町を変えてしまう。不思議な少女・真白と深冬は、本泥棒を探すことになり…。
『サエズリ図書館のワルツさん』紅玉いづき
紙の本が貴重な文化財となった近未来。サエズリ図書館は蔵書を人々に無償で貸し出す珍しい私設図書館だった。その司書・ワルツさんは今日も、訪れる人に本を差し出す——。
“本について”の本、どれも本への愛に溢れたすばらしい本です。
これからも時々特集企画をやりたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!