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文学少女、ことこ。

2024.01.15 更新

『白いおうむの森』・『風と木の歌』安房直子

みずえが住むマンションの近くにある、スダア宝石店。そこで飼われている白いおうむに会いたくて宝石店に通うみずえには、死んだ姉がいる。(「白いおうむの森」)

山で迷った「ぼく」が見つけた「そめもの ききょう屋」。子ぎつねに「ゆびをそめましょう」と言われた「ぼく」が見たのは…。(「きつねの窓」)

あけましておめでとうございます。今年もたくさんの素敵な本をご紹介できるよう頑張りますね。新年1回目は2冊の童話集をまとめてご紹介します。

この2冊は私が小学生の頃に図書館で出会って、以来この不思議な世界観の物語たちが大好きです。

決してハッピーエンドだったり、すっきりと終わる話ばかりではないのですが、どの童話もどこかあたたかい雰囲気です。木の精や 二百年生きたカメ、帽子をかぶった鹿などが織りなす物語はどれも、切なく味わい深いものばかり。

私のお気に入りは「夕日の国」と「てまり」です。少し昔の本ですが、一読してみてください!

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