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ヤマガラは林や都市公園などでよく見られる小鳥です。
「ビービー」や「ニ―ニ―」などときこえる声で鳴きます。大きさや顔の黒いもようはシジュウカラ(27ページ)に似ているけど、お腹は赤茶色っぽいのが特徴です。
食べ物は植物の実や種、虫などで種に固い殻があるときは種を足で固定し、くちばしでつついて割って中身を出します。また、食べ物が減る冬に備えて木の実などを、土の中にうめたり、木の皮の間にはさんだりしてたくわえる習性があります。
この習性を「貯食」といい、ほかのカラ類やカラスの仲間のカケスなどにも見られます。隠した場所を忘れてしまうこともありますが、春になると食べられなかった種は芽を出すので植物にとってはうれしいかもしれません。
今書いたようにヤマガラは頭がよくとても器用な鳥です。だから、昔はその器用さを利用して「おみくじ引き」や「つるべあげ」(水くみ)などの芸を教え、お祭りなどで披露されていました。
野生でも人になれているヤマガラは、手にのせたえさをとりにくることもあります。
僕も手のひまわりの種を取りに来てくれたことがあります。(写真)
ここでクイズです。
ヤマガラの仲間(親戚)に三宅島や八丈島に住んでいる「オーストンヤマガラ」という種がいます。本州で見られるヤマガラとの違いは何でしょう?
- 顔やお腹の色が濃い
- くちばしがヤマガラの2倍ほど長い
- 飛ぶことができない
- 自力で木に穴をあけて巣を作る