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スツール通信~musubi助産院とのご縁~

2022.05.01 更新

隣町、向日神社の真向かいにあるmusubi助産院さん。お付合いが始まりました。 とてもストーリーのあるご縁なのでここに記しておきたいと思います。

5年前のある日、100年続く写真館が閉店! という新聞記事の見出しを目にして、居ても立ってもいられず、人を介して引退される店主さんとお電話でお話しするチャンスに恵まれました。写真館のこと、フィルム写真のこと、カメラのこと、興味深い色んなお話しを沢山してくださいました。そして最後に、フィルム写真を頑張って続けなさいと励まして下さいました。 それからしばらくして、娘さんがmusubiという名の助産院を開業されました。

前を通るたびになんとなく気にはなってましたが、なにごともないまま月日が流れた今年の2月、ふと、musubi助産院さんとお話しがしてみたいなぁとふわ~とした感じで思いました。どうやって繋がろうか、、、いきなり電話やメールをして営業的な発想だという印象を持っていただきたくないし、かと言って共通の知り合いも思いつかないし、やっぱりここは時代に合わせてインスタがいいのかもと思って、やめて3年になるインスタをそのためだけに復活! フォローをして、そしてメッセージを送ろうとした時、「そうや!」ある素晴らしいことを思い出した。

ボクは以前、おとくにSanpoという地域密着冊子の表紙写真を担当していて、musubi助産院さんの特集記事が掲載されていたことを思い出したのです。すぐさま編集長に連絡をして、かくかくしかじか、思いを伝え、繋いでいただいたのです。

1ヶ月後の3月に院長の塩見さんに会いに行きました。お互い同じアナログの世界で生きているので、溶け合うのに時間は必要なかった。すぐに共感しあい、フィルムの写真には懐かしさと安心感があるという素敵な言葉を頂きました。それからはアッという間! 立て続けにサンプル写真用の撮影スタート。 先ずは生後2日の赤ちゃん。続けて1ヶ月検診に来られた赤ちゃん。 お2組の赤ちゃんの写真を院長のご希望のキャンパスプリントに仕上げて、院内に飾って頂きました。

これからmusubi助産院に通われるご夫婦に、常設のパネル写真を見ていただいて、気に入って下さったら自然光の射し込む助産院の畳の団欒室で撮影をさせていただきます。生命誕生の場所となるmusubi助産院にはプラスの空気が流れていて、大いなる愛のもと撮影ができる喜びに胸躍らせています。 

サンプル撮影にご協力いただいた奥さんに助産院での出産の感想を聞くと、とっても好かったと言われました。印象的なのは、自分の好きな体勢で赤ちゃんを産めることだそうです。 「四つん這いがいちばん力を入れることができた。」という衝撃の感想を率直に述べられました。 母はすげぇ~。 人間も動物なんだなぁ。

塩見院長はとても優しくとても強く、熱心な方です! お部屋は清潔感あふれる和室洋室の2室あり、診察室もあり、病院とも連携されています。そしてたくさんの外部の助産師さんが出入りされているので、安心感を与えてもらえます。また、助産院を開業したい方のためのノウハウの勉強会もされています。

100年続いた写真館が助産院に変わり、そしてボクがフィルム写真のお仕事をさせて頂くことで、写真撮影はこれからもこの場所で続いて行きます。

musubi助産院 HP

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