『虹いろ図書館のへびおとこ』 櫻井とりお
いじめが原因で不登校になった六年生、火村ほのかがたどり着いた図書館。
緑色の“へびおとこ”、保存書庫の謎の少年たちや本に出会ってー。
たくさんのなつかしい本・絵本が出てきます。
ほのかが不登校であると知られないように工夫したり、
平日に外にいることを怪しまれないように考えたりするのもおもしろいのですが、
何より図書館の人たちが個性的です。
ほのかがだんだん皆と仲良くなっていくのもとてもいいし、
くすりと笑えるシーンがいっぱいあります。
読み終えたら、人のことを自分が何で判断していたか、ふりかえって反省するかも。
辻村さんも絶賛していたというこの本、おすすめです!
文・写真/ 木下琴子