『神の島の子どもたち』中脇初枝 ※講談社文庫
第二次世界大戦の末期。
奄美群島の小さな美しい島・沖永良部島に暮らすマチジョーとカミは、家族を失い、食料にも不自由する日々を送っていた。
それでも唄い、踊り、ひたむきに生きる一。
先日6月23日は「沖縄慰霊の日」だったのをご存じですか?
沖縄は、アメリカ軍が上陸し、3か月にわたる戦いが行われた土地です。
しかし、沖縄だけではない奄美群島の島々にも、知られざる戦争の歴史があるのですよね。
この本は小さな島・沖永良部島の物語です。
島の方言、島ムニで書かれている言葉も多く、読みにくいかもしれませんが、戦争について、平和についてを、この本を読んで改めて考えて欲しいと思います。
一度手にとってみてください!
文・写真/ 木下琴子