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セッカは、夏に田んぼや河川敷で見られる小さい鳥です。特に「チガヤ」というススキに似た植物が多い所を好むそうです。その理由は巣の作り方にあります。
セッカは、巣の作り方が独特で生きている葉(絵・セッカがとまっている葉)を「チガヤの穂」で作った糸でぬい合わせて作ります。
緑色の生きている葉を使うことで周りの環境にとけこんで天敵に見つかりにくくできます。また、ヒナもえさをねだるときは小さい声でアピールするそうです。
だから、セッカは天敵の多い所で子孫を残すために様々な工夫をしている賢い鳥なんだと思いました。
さえずりは「ヒッヒッヒッ・・・ チャッチャッ・・・」と飛びまわりながら鳴き、草のてっぺんにとまったりします。飛んでいるのを追っていると、草にとまっている姿をしっかりと見ることができます。
ちなみにセッカを漢字でかくと「雪加」でチガヤの穂を加えている姿が「雪」を加えているように見えるからだそうです。
鳥の名前には生態なども関係しているので注目したいです。