9月26日(土)のサニー文庫はお天気が良ければ外で返却を承ります!10:00-12:00
晴天でありますように。
少し前のこと。開催期間が変更された「熊谷守一展」に行きました。
本(紙の印刷)で見てきた絵を、板や布にのせられた色の厚みを感じながら見られたことは、喜びしかない時間。
今まで見たことのなかった自画像以外の“人”の絵は、守一さんを通してその人となりが伝わってくる。
描くために見ている、というよりその人の心の奥まで見つめながら描かれたよう。
「モリカズ様式」と呼ばれる色の面での表現に至るまでの、沢山の作品に出会えました。
晩年の20年はほぼ自宅から出ず、庭で虫や草花を観察し、97歳まで制作はつづいた。
生涯貫いたのは「自分は自分」ということ。「自分を出す」ことを大事に自らの表現を探求し続けた守一さんの作品は、
今でもいきいきとして私達を惹きつけている。
「はじまるよ」 守一さんの絵そのまま(サインも入っているまま)が、ぱくきょんみさんの言葉で生きています。