暑さが厳しくなった8月。毎回悩んでいるのですが今月もサニー文庫はお休みします。
9月には再開できるよう祈ります。
返却を希望の方はLINEやお電話でご連絡いただけましたら対応させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
庭中の土に空気を入れたGW。それをきっかけに庭づくりを進めることを決めました。
ガーデナーの奥田由味子さんに相談すると、「自分の好きを知ってほしいので、宿題を出しますね。」と、
庭づくりの初めの一歩は、自分が好きな植物を探してコピーして、撮影した写真はプリントしてスクラップすることでした。
図書館に行ったり、家にある図鑑や本を引っ張り出して探すこと、スクラップしたものを見返すことはわくわくしました。
庭に植えたい植物が決まってきた時、とても役に立ったのが “学生版 牧野日本植物図鑑” でした。数年前に古本屋さんで出会った一冊。
写真で見比べてもはっきりわからない植物も、実の付き方や根っこの形状が詳しく描かれているので判別できる!!
庭づくりをしたことで牧野さんの図鑑が本当に知りたいことを教えてくれる図鑑であることを体感できたのでした。
この図鑑の序より。
「 ― 学生は勿論一般植物研究者、愛好者、歌人、俳人、詩人、画人等の良きガイドブックであることと信ずる。
著者は今年八十八歳を迎えこの小冊子を新時代を担う人々におくることは深きよろこびである。― 」昭和24年3月
自分を「植物の精」であると語っていた牧野富太郎さん。
94歳で亡くなるまで図鑑や本をつくり続けられ、生涯に集めた標本は約40万枚!
約1650もの学名をつけられました。以前、テレビのドキュメンタリーで正装した牧野さんが山で、
「またのぞき」をしてこちらを見ている写真が映っていて、気さくなお人柄がたった一枚の写真から伝わってきたのでした。