『マナーはいらない小説の書き方講座』三浦しをん
Web連載を単行本化した本です。
小説の書き方をタイトルの通り、全二十四皿のコース仕立てで伝授!
とても役に立つのですが、何といってもおすすめしたいのは、このおもしろさ!
抱腹絶倒、私はなかなか読み進められませんでした。
あまりにありすぎて、たぶん書きつらねると二十日くらいいるのですが(笑ってしまうので)、例えば…
『全二十四皿って多すぎるだろ。いくらなんでもおなかが破けちゃうだろ。(中略)四回もお口直しって、お色直しが頻発する芸能人のバブリーな披露宴か。』(お口直しはコラムのこと)
とか、
『おまえの愛はなんかまちがっとるぞ!ヤブ蚊に刺されてかゆいわ!』など(どんな比喩でしょう)。
あまりに面白すぎて大爆笑してしまうので、人前で読むのには向きません(笑)
三浦しをんさんの二冊目、ぜひ読んでみてください!
『おーい、そこの小説家志望じゃないかたー。おいら、ここにいるよー。レジに持っていっておくれー。』(本文より)
文・写真/ 木下琴子