スツール

文学少女、ことこ。

2021.01.25 更新

「シロガラス」シリーズ 佐藤多佳子

パワースポット・白烏(しろがらす)神社の娘、藤堂千里。

古武術の天才少女である千里や、いとこの星司、幼なじみの美音たちは、子ども神楽の後、うたげの席によばれる。

来年の子ども神楽を務める同級生は、決して仲のよいメンバーではない。

集められた6人。

やがて、とんでもない事件にまきこまれて….。

あらすじだけだと、ファンタジーのようですが、SFやミステリーの要素も、中ほどから入ってきます。

しかも、小学生の心情がとてもリアルなんです。

初めには思いもつかない話になっても、心情がリアルなのでずっとリアリティがあるのだと思います。

五巻まで出ていますが、どんどん話が展開していって、引きこまれます。

私は千里と星司のおじさんや、クラスメートの数学少年が好きなのですが、キャラクターも個性豊かです。

神社のあれこれを学べるのもおすすめポイントの1つ!

ぜひ手にとってみてください!

文・写真/ 木下琴子

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