「シロガラス」シリーズ 佐藤多佳子
パワースポット・白烏(しろがらす)神社の娘、藤堂千里。
古武術の天才少女である千里や、いとこの星司、幼なじみの美音たちは、子ども神楽の後、うたげの席によばれる。
来年の子ども神楽を務める同級生は、決して仲のよいメンバーではない。
集められた6人。
やがて、とんでもない事件にまきこまれて….。
あらすじだけだと、ファンタジーのようですが、SFやミステリーの要素も、中ほどから入ってきます。
しかも、小学生の心情がとてもリアルなんです。
初めには思いもつかない話になっても、心情がリアルなのでずっとリアリティがあるのだと思います。
五巻まで出ていますが、どんどん話が展開していって、引きこまれます。
私は千里と星司のおじさんや、クラスメートの数学少年が好きなのですが、キャラクターも個性豊かです。
神社のあれこれを学べるのもおすすめポイントの1つ!
ぜひ手にとってみてください!
文・写真/ 木下琴子