『はこちゃん』 かんのゆうこ・文 江頭路子・絵
放課後に、はこちゃんたちは校庭で遊んでいました。
みくちゃんやかのんちゃんが自分の名前の意味を知っているのに、はこちゃんはわかりません。
しかも、陽太くんに名前をからかわれて、校庭を飛び出していってしまいます。
久しぶりの絵本の紹介です。
自分の名前の由来についてのお話です。
私の「琴子」という名前も、同学年に「子」がつく子がいないので「もっと華やかな名前がよかった……」と思うことがあったのですが、
今はむしろ書きやすいし(習字でもつぶれない!)すてきな名前だと思うようになりました。
自分の名前って、愛着を持てた方が、嫌いよりもずっといいですよね。
江頭さんの美しい水彩画もすてきな絵本です。
夏休みの読書感想文にもいいですよ!(おそくなりましたが)
ぜひ手にとってみてくださいね。

文・写真/ 木下琴子