お客さんのコラム7/25版

高校時代、運動はまったくダメなのに、なぜだか体育のダンスだけは得意だった。

創作ダンスにおいては、考えなくてもスラスラと振りが出てきて、人前に出ることが苦手なくせに、踊ってれば堂々と表現できた。

自分でも謎だった。

大人になってから、いわゆる踊りを習いたくて、フラやベリーダンス、アフリカンダンスなどの門をたたくも、いつもピンとこないのである。

しかし4、5年前に長岡天満宮の夏祭で江州音頭を踊ってから、雷に打たれたように身体中に電流が走った。

唄い手の声、太鼓、リズムに、細胞という細胞が、プチプチと音をたてて歓喜している。

これはもう、日本人の血が騒いだとしか言い様がない。

でもこれが踊るということの、原点かもしれない。

小さな子供は、音さえあれば勝手に踊り出すし、楽しいから踊るのだ。

そこにうまく踊ろうという概念はない。

ターバンを巻き、エスニック柄のワンピースという、めでたい格好で、息子の着替えなどが入ったパンパンのリュックを背負い、我を忘れて二時間ぶっ通しで踊っていた。

その現場は知り合いのママさん数人に目撃されており、後で「なんかすごかったので、声かけられなかった」と皆口を揃える。

その後高揚感冷めぬうちに、盆踊り保存会の門をたたいたというわけだ。

諸先輩方にパッションこもったご指導いただいて、少しはましな踊りになってきただろうか。

踊りの先生は80歳を過ぎても、踊りへの情熱は誰よりも熱く、元気でエネルギーが高く、驚愕する。

わたしと先生の共通点は、「踊ることがめちゃくちゃ好き」ということだった。

絵・文/ 岸岡洋子

23期スツールフィルムカメラスクール(S.F.C.S)の生徒さん。5回の教室の間ずっと、ターバンを巻いてくる岸岡さんを見ていて、この人いかしてるなぁ。ハッハーン、きっとただ者ではないんだろう。アラブ方面のどこかで長ーく暮らしていて、きっと身についた風習なんだ、だからなんだ!と、身勝手に納得感を得ようと在り来たりな空想をしていたのをよく憶えている。


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 カワウは、池や川で1年中見れるけっこう身近な鳥です。

最近では都市部の公園の池にも姿を現すようになっています。

前に紹介した「アオサギ」(NO,29)と同じように※コロニーを作ってはんしょくします。

でも、滋賀県の琵琶湖の竹生島ではコロニーが増えすぎてしまい、くじょされてしまうこともあります。

はんしょく期のオスは、頭の後ろが白くなります。

はんしょく羽は、春から夏にかけてよく見ることができます。

よくもぐってエビや小魚を捕えます。

水から出て来た後、つばさをひろげて羽をかわかすところが見られます。

カワウの羽はもぐった時、浮かないよう水になじみやすい羽になっていてかわきにくいため、つばさをひろげてかわかします。

ちなみに、長良川(岐阜市)などで有名な「鵜飼」の鶏はカフウではなく、「ウミウ」です。

カワウは木にとまれて、ウミウはとまれません。

最後に前回のクイズの答えを発表します。

正解は、

4.のヤマバトでした。

※ はんしょく期に決まった場所でたくさん巣を作ってはんしょくする行動。

カワウなどの鳥たちは同じ場所でフンをすることが多いので岩や木がフンで白くなっているのを見つけると鳥の行動が分かりやすくなると思います。

絵・文/ 中野響

お姉ちゃんとひーくんが生まれる前の、2005年10月から撮影をさせて頂いてます。今も2~3年に1回は必ず、スタジオや城陽のご自宅で撮ってます。小学6年生になったひーくんは、この前の撮影の時に鳥に魅せられていると話してくれた。それが小学生レベルの鳥好きの話ではなく、僕からすればもう学者レベル。しかも視点がユーモラスなのでこれはスゴイ!是非、図鑑を作ろうと盛り上がり、WEBという形で毎月2回、発表してもらっています。


 梅雨が明けたとたんに激しい暑さに……。みなさん、いかがお過ごしでしょう。軟弱者のわたしは、暑いのも寒いのも苦手、なのですが、今年はそれが大きく変わりました。夏が好きになったのです。理由はふたつ。

 一つ目は、プランター菜園の野菜たちです。毎日、きゅうり、トマト、なす、枝豆がすくすく育ち、実を結び、食卓をにぎわわせてくれています。形はよくないけれど、香りが高く、とにかくおいしい! こないだ、せっかく赤く熟れたトマトをカラスに食べられてしまったのですが、テグスを張って必死に防戦。何かが羽にすこしでも触れるのを嫌う、カラスの習性を利用した方法です。体ごと引っかかって動けなくなることはないようで、そこは安心していいようで、ほっとしています。

 それから、メダカ。前回お知らせしたメダカの卵は、無事続々と孵化し、いまたくさんの稚魚たちが育っています。いっぱい生まれすぎて、そのうちメダカのマンションがいるかも~と思ったり。
 こうして、夏は生命の季節なのだなあと気づき、とても愛しくなりました。

 それからもう一つのわけは、この美しい夏の朝です。
 わたしは夜明けとともに起きます。今なら4時半過ぎると、もう空は明るみはじめます。その時間、空気はまだひんやりと澄んでいて、生命は眠たそう。次第に早起きの鳥たちがちちちち、と囀りはじめ、日が昇るにつれ、やかまし屋の蝉の大合唱が湧き起こります。そして、8時を過ぎるともう暑い……。わたしにとって、夜明けのこの数時間の清々しさは、気候変動やその他の問題をいっとき忘れさせてくれる、この上なくしあわせな時間になっています。

 さて、本の紹介よりお昼寝の方がよさそうですが、せっかくなのでこの1冊を。

 『サボる哲学』 
  栗原康 NHK出版新書

 著者、栗原康さんは、アナキストを名乗ってらっしゃいます。なんだかものものしい響きですよねえ。また、その文章のスタイルはなかなか奇天烈で、これまで何冊も、出された本が話題になっていましたが、わたしは読めないでいました。ところが、本屋さんで手に取ったこの本は、あ、いける、と思ったのです。それは、こんな一節があったから。

「アナキズムとは何か。一般的には『無政府主義』という訳語でしられていると思う。むろんそれもまちがってはいないのだが、語源をさかのぼれば、アナキズムはギリシャ語の『アナルコス』からきていて『無支配』という意味だ。それに『イズム』をつけて『無支配主義』。支配されたくない、それだけだ。」

 わたしたちにはいったいどんな支配があるでしょう。会社、学校、病院、家庭、宗教……そこには、秩序のために守らなければならないルールがあります。もちろんそれは必要なのだけれど、ときに行きすぎたルールは支配になってはいまいか。格差の助長や服従になってはいないか。

 現代のように、先の見えないさまざまな不安のある時代になると、より強いものに従いたくなる心理が働きます。不安をあおられ、コントロールされ、休んではいけない、遅れてはならない、少しでも上を目指せ、がんばれ、がんばれ。あるいは、まわりを気にして、気遅れして、やりたいこともやらない。またもし仮に、お金にならないとわかっているのに、やりたいことしかやろうとしないと、まわりから、何やってんだ! と叱られる……。

 著者は「サボる」という表現を使いますが、このような状態に対して、とにかく服従することをやめて、「自分の思った通りに動いてみよ」と言っているようです。

「(何かをはじめれば、)自分の身体がいつどこでどんなふうに変化していくかわからない。その力がいつどこでどんなふうに跳躍するかもわからない。だが、わたしの意思とは関係なく目的意識をとびこえて、わたしは必ずそこへむかってしまう。(……)あなたの震えがそうさせる。そうさせてやまないのだ。未知との出会い。事件に遭遇。共鳴する身体だ。」

 こうして生まれた震えは、力の流れになって、外へ広がっていきます。行き先は不明。でもその可能性は「生の拡充」だ、と著者は書きます。だれのためでもない、なんのためでもない、だれにも支配されない生の喜びだ、と。それは別に大それたものでなくてもいいのです。目の前に倒れた人がいれば思わず助け起こすような、無意識の動き。著者も、病気で行き倒れた野良猫を、近所の人たちと協力して、治療費も出し合って、なんとか命を助けたという経験を語っています。そんなささやかなことからでもいいのです。

 要は、おとなしく服従しないで、自分で考え、自分でやろうと思うことをやろう。そうシンプルに語りかけているのが本書の要諦ではないかと、わたしは読みました。支配についての、古代から現代までの歴史的な経緯、構造など、意外なほどに深いところまで興味深く解説してあるところも、なかなか読み応えがありました。

「人生は決して、予め定められた、即ちちゃんと出来上がった一冊の本ではない。各人が其処へ一字一字書いて行く、白紙の本だ。人間が生きて行く其事が即ち人生なのだ。」

 著者の引用するアナキスト大杉栄の言葉です。盛夏、ギラギラした光を避けて、ごろごろ寝転びながら、こんな本を読むのもいいかもしれません。どうぞ楽しんでみてください。

写真・文/ 中務秀子

2018年・第27期のフィルムカメラ教室の生徒さんとして、お付き合いが始まりました。今もフィルムカメラを続けてらして、二眼レフカメラにも挑戦中。デコさんは本好き、映画好き、芸術好き、お話好き。いわば “ 忙しいひまじん ” です。とても自由で全然気取ってない表現に親近感を覚えさせてくれる先輩です。そして心友になりました。


「わいるどらいふっ!」シリーズ 一日一種

日本の野生生物の生態をゆるーい四コママンガで解説した本です。

ウグイスの鳴き方の真実、鳥たちも真似するツクツクボウシの声、ハンサムなカエルといわれるアズマヒキガエルなどなど….

知らなかった生き物たちの生態が、かわいいイラストでゆるく描かれています。

私が好きなのは、2巻の「鳥たちは桜が好き(その1~その3)」です。

さて、ではここでクイズ!!

池に生える「たけのこ」とは何でしょう?

ヒントは、一種につき2パターンのたけのこがあること。

気になる方は、『わいるどらいふっ!』2で!

ぜひ手にとってみてくださいね。

文・写真/ 木下琴子

2006年3月からのお付き合い。琴子ちゃんが生まれる前から撮影をさせて頂いてます。小学6年生になった今も記念日ごとには必ず、スタジオやお好きなロケ場所で撮影させて頂いてます。埼玉県からお越し下さいます。幼い頃から、本が好きと撮影のたびに僕に話してくれた琴子ちゃん。読みたい物語がまだまだ沢山あると思うと、これからが楽しみとも話してくれた。そんな琴子ちゃん目線の書評を毎月2回、依頼しています。


コラム「母子ともに健康です」

 毎日暑い日が続いています。スツールのホームページをご覧の皆さま、体調崩していませんか?私はこの暑さに負けないように、何かを始めようと決めました。
それは、スケボーです。
男性なら10代の頃に一度はしてみたいと思った事ありませんか?私はありました。しかし、高校生の時は他のスポーツをしていたこともありトライしませんでした。子供が小学校に入り色々と新しいことにトライしている姿を見ていると、自分もなにか新しいことをしてみたいと思いました。そこで始めたことがスケボーです。私は41歳です。何か新しい事を始めるにしても遅いことはない。そんな思いで始めました。初心者で、先生もいませんが・・ですが今はインターネットがあります。動画でスケボーの練習方法などを学習して練習しています。私の練習している姿を見ていた子供たちも、スケボーを始めました。
今はだれがうまく乗れるか?で競争しています。私の今の目標は、スケボーに乗って近所のスーパーに買い物に行くことです。さっ、今日も練習や!

 Sukkuの営業は、月曜日から金曜日までが介護保険でのデイサービスを開設。土曜日の午前中は、トレーニングジムとして一般の方に開放しています。今は40歳代から80歳代までの方が利用されてます。健康増進を目的としている方から姿勢を治したい方、痛みを抑えたい方など様々です。親子で利用している方もおられます。
今回紹介する方は片野さん(仮名)親子です。
最初の出会いは娘さんでした。娘さんが勤務されている会社の社長さんが病気になり、Sukkuを利用されていました。。その時、社長のリハビリの見学に何度か来られていました。そんなある日、娘さんがふと1人でSukkuに来られたのです。
聞けば私に相談があるとのこと。「母が急に足を痛がって、歩く事が難しくなってきました。病院でリハビリを受けているのですが・・何とかなりませんか?」という内容でした。こういうご相談は時々あります。
そして後日、片野さんはSukkuにお母さんを連れてきてくださいました。
お母さんは杖を使い、右足を引きずりながら歩いて来られました。色々と話しを聞いていると「つい2、3か月前までは自転車に乗って色々なところへ出かけていたけれど、右膝に痛みが出て急に歩けなくなりました。病院でリハビリを受けているけど、痛みが強いしとても歩きにくいんです。」
それを聞いて早速身体を触ってみると、右股関節の動きがとても悪かったのです。本人は膝の上が痛いと思っていましたが、実際は股関節が原因でした。
早速股関節を柔らかくする運動をしたり、左右の筋力を測定したりと1時間半ほどかけて治療を行いました。すると、「少し楽になった。」とおっしゃりました。
私が治療をしていて「少し楽になった」という言葉を患者さんから聞いたときは、その治療は上手くいってないと感じています。目を輝かせて嬉しそうに「身体が違う!」と言われたときは成功です。そして、実際に動作がスムーズになったことを確認したら自分も納得できます。片野さんはそれを感じませんでした。
翌週にもう一度来ていただきましたが股関節の動きや痛みは変わらず、歩きにくさはむしろ悪くなっているように感じました。こんな時、私は正直に言います。「これは、リハビリで良くなるレベルではありません。病院で医師に診察を受けて、手術も検討した方が良いです。」と。片野さんの場合は娘さんも同席されていたのですぐに伝えることが出来ました。
早速、私が以前勤務していた病院で整形外科医に診察してもらうと、やはり以前よりも股関節の変形が進行していることが判明しました。そして入院、手術をすることが決まったのです。本人も娘さんも落胆されていました。私も自分の手で何とかしたいと言う思いもありましたが、いたずらに長引かせることも良くないので「大丈夫!手術を受けたらかなり良くなるから!」と伝えました。
当初は京都市内の病院での手術を考えておられましたが、私は近くの病院を勧めました。80歳前の片野さんの事を考えると、家の近くの病院で手術を受けてそのあとのフォローもその病院でしてもらった方がなにかと相談しやすいと思ったからです。(手術は遠くの病院で、診察は近くの病院で。だとなかなか医師も経過が分からないのが本音だと思います。)そして約2か月間の入院の間に介護保険を申請され、退院後はSukkuのデイサービスを利用されることになりました。
私は退院後の片野さんに会った時、確信しました。手術、その後の病院でのリハビリもばっちりだったと。Sukkuを利用して1、2か月は杖をついておられましたが、それ以降は杖なしで歩けるようになりました。今では小走りも出来るようになり、Sukkuまで歩いて15分かけて自分で来られるようになりました。本当に手術を勧めて良かったと思います。
そして、最近は娘さんがジムの利用を開始されました。出会った時から娘さんはかなりの体重オーバー気味・・膝が痛くなったので土曜日に運動に来ます!と宣言して週1回のジムの日に来られています。娘さんもお母さん同様頑張り屋さんなので、誰よりも汗をかいて運動に取り組んでおられます。しかし、普段の不摂生が邪魔をしてなかなか体重は減らないようです。そのたびに私は言います。「お母さんはリハビリの効果が出ているんだから、娘さんも出来る!」と。
最初お母さんは痛くて痛くて動けませんでしたが、今ではほぼ完治。娘さんも汗をかきながら運動して、家庭も仕事も大事にしながら生活されています。
私は毎週二人を見るたびに思います。
これでしばらく、片野家は母子ともに健康だと。 (おしまい)

次回のコラムは、「偉大なる社長さん」

写真・文/ 川瀬啓介・未央

Sukku 川瀬啓介 / 未央 (理学療法士・鍼灸師 / 鍼灸師)
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町4-16-38

TEL 0771-62-0005

2017年から京都の南丹市でリハビリを中心としたデイサービスをしています。利用者さんと過ごす時間は、笑い声と涙が入り混じる賑やかな毎日です。そんなささやかな日常、会話から気付かされること、そして個性派揃いのスタッフについて…色々な事を綴っています。

2011年11月からのお付き合い。楓くん・緑くんが生まれる前から撮影をさせて頂いていて、今も1年に1回は必ずスタジオ撮影にお越し下さいます。Sukkuというデイサービスの屋号は、佳代が名付けさせて頂きました。飾らない温かさ、自分の好きが明快で、歯切れがよい。けれど、流れる時間はゆっくり。そんなお二人の人柄が大好きで、バランスを崩した時には体を診てもらおうと決めているから安心です。笑いと涙のデイサービスの日々を毎月2回、綴ってもらってます。