お客さんのコラム3/25版

表紙絵:葵子(今度2年生)

最終回の巻

先月もお話しさせていただいたように、今日を以て最終回となる、「おばあちゃんとゆふこ」のこのコラム。
4月から仕事へ完全復帰となるので、おばあちゃんとの編み物教室も休室となります。
仕事が休みの日は一緒にしようねと約束はするものの、今までのように毎週がライフワークとなっていたこの時間はもうあと僅か。

おばあちゃんのようなおばあちゃんにいつかなりたい。与えてもらえた愛情をいつか私も渡せるようになりたい。
おばあちゃんの手作りを私も受け継いでゆきたい。
そんな気持ちから始まった編み物でした。
一年前の一話で書いたお話のように、私は今まで何度も編み物にチャレンジしたものの続いてこなかった。
でも今回は夢中になった。
編み物が、編む時間そのものが楽しくて仕方なく、まるでホッと一息つく珈琲をのむように心のリフレッシュにもなった。

娘たちを出産して母となり、今まで当たり前のように与えてもらっていた愛情の深さを改めて感じ、そして自分も与えたいという気持ちが明確になったからだろうか。

今までのように途中で投げ出したり飽きてしまうんじゃないかという気持ちは一年越しに振り返り、もう心配はなくなった。

おばあちゃんの夢だったという編み物の講師になるという夢のバトンも受け取った。
ぎゅっっと力一杯、バトンを握っている。

そして、編み物はもちろん好きだけど、私はおばあちゃんと過ごすこの時間が大好きでした。
編み物教室でたくさんのものを編んだけれど、編んでいない時間もとても長くて、おばあちゃんの話を聞いたり聞いてもらったり、季節の手仕事を学んだり、せっかく編み物しに来たのに、おばあちゃんは留守番を私に託してあっちこっちへと飛び回ってしまっていない日もあったなぁ。笑
その一緒に過ごす中でいつも感じるおばあちゃんの見返りのないあたたかな愛情。

編み物の師匠として入門したつもりだったけど、その枠を大きく飛び越えて人生の師匠と思うようになったのでした。 

そしておばあちゃんはまだまだ私達を育ててくれているんだなぁと感じます。

師匠は偉大過ぎて、おばあちゃんのようなおばあちゃんになるにはまだまだ足元にも及ばないけれど、
こんな師匠を身近に、一緒に過ごしたこの時間の贅沢さはきっと何にも変え難い私の宝物の時間だった。

一つ一つの積み重ねが面となり形になる事、
間違えても大丈夫、どこからでも気づいたらやり直せるから大丈夫な事、
いつも優しい気持ちを添えて編む事、
周りが見えないほど突き詰めない事、
疲れるほどしない事、煮詰まるほどしない事、
全部編み物でおばあちゃんから教わった事だけど、これは毎日子育てでもなんでも生きていく術と重なって教えてもらったのかなぁと思う。

おばあちゃん沢山教えてくれてありがとう。
編み物も、手仕事も、そしてたくさんの人生の術を。
私はとても幸せものです。
おばあちゃんの孫で幸せです。

編み物の道はまだまだ歩き始めたばかり。
受け取ったバトンは握ってるものの、まだ準備段階な所でいるのにいきなり走り出すわけにはいかない。
いつかバトンを持って走り出せるように、これからも沢山おばあちゃんに教えてもらいながら、仕事や子育ての合間にちくちくしてゆきます。

……………………………

そしてこんなコラムという場を私に与えてくださった竹内さんや、佳代さんをはじめ、コラムの仲間の皆様、コラムを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
文を書くのは昔から苦手でした。小学校の読書感想文もいつも頭から煙が出る思いで仕上げていた私でしたから、きっと毎月拙い文だったと思います。
でもこんな素敵な場で、素敵な仲間達と肩を並べて歩んできた1年間は、かけがえのない時間でした。

1年間 読んでくださり ありがとうございました。

田畑 由布子

一旦最終回。
また、ふらっと現れますネ。

三女・糸喜ちゃんが入園式に着るワンピース(ゆふこ作)

カーディガン(おばあちゃん作)

写真・文 / 田畑由布子

こどもちゃん達が生まれる前の、2012年11月からのお付き合い。葵子ちゃん・季なりちゃん・糸喜ちゃんの3姉妹5人家族になった今も年に2回、必ずスタジオや名張市のご自宅で撮影させて頂いてます。編み物の師匠・おばあちゃんのお話しを聴かせてくれたユフコちゃん。面白くてあったかくて、色んな人にも聴いてほしいと思い、毎月2回、綴ってもらってます。


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トビは、いろんなところで見かける身近なタカです。

カラスより大きく、つばさを広げると約160cm以上になることもあります。

ビル9階の高さからでも、ものがはっきり見える高い視力をもっています。

「ピーヒョロロロ」と鳴きながら飛んでいる時と、木に止まって鳴いている時があります。

木に止まっていたらじっくり見れるので、もし見かけたら見てみてほしいです。

トビは、タカだけど生きたものをつかまえて食べず、死んだ魚や動物を食べます。

この、死んだものを食べる動物のことを「スカベンジャー」とよぶらしいです。

トビは、死んだ動物以外に人の食べる「パン」や「お弁当」もねらってくるので気をつけてほしいです。

トビがいる所でごはんを食べる時は、後ろに何か(木、建物)がある所で食べると、とられるのを防げます。

トビは前に紹介した「NO,20のケリ」にいかくされ、よく2羽で追いかけっこしているすがたも見られます。

ここでクイズです。

「トビ」の名前の由来は何でしょう。

1.飛ぶのがうまいから

2.飛ぶスピードが速いから

3.羽ばたいた時の音が「トビ」と聞こえるから

正解は次の鳥図かんで発表します。

絵・文/ 中野響

お姉ちゃんとひーくんが生まれる前の、2005年10月から撮影をさせて頂いてます。今も2~3年に1回は必ず、スタジオや城陽のご自宅で撮ってます。小学5年生になったひーくんは、この前の撮影の時に鳥に魅せられていると話してくれた。それが小学生レベルの鳥好きの話ではなく、僕からすればもう学者レベル。しかも視点がユーモラスなのでこれはスゴイ!是非、図鑑を作ろうと盛り上がり、WEBという形で毎月2回、発表してもらっています。


コラム「一生懸命やってますよ。けれど、ガス漏れに注意してください」

 3月も後半に入りました。気が付けばもう4月の声が聞こえてきていますね。
川瀬家の子供たちは、この1年間1回も休まずに小学校・幼稚園に行くことが出来ました。なぜ休まずに行けたのか?理由は2つあると考えています。1つ目は、とにかくよく寝ることです。8時には寝て6時30分に起きます。このリズムで毎日生活しています。私も8時に寝ています。子供も私もほぼ体調を崩すことはなくなりました。
もう1つは山登りです。山登りをしてから皆身体が強くなりました。特に次男は、足がすごく速くなりました。お尻や太ももの筋肉がしっかりついてきました。往復5、6時間かけて山登りをして、帰りの車で少し寝て、家に着いたら近くの公園でドッチボール。そら身体も心も強くなるはずです。
皆さんも春の陽気に誘われて、今までと違うことにチャレンジしてはどうでしょうか。きっと新しい発見がありますよ!

今回のコラムは60歳代の女性で熊野さん(仮名)です。
この方は50歳代の時に脳出血になり、右半分の身体が不自由になってしまいました。
ですので、歩くときは麻痺している右足に装具を着けて杖を使って歩かれます。麻痺した右手は、ほとんど動かない状態。話すことは出来ますが失語症状があり、理解力に問題はないですが、言葉を発することが苦手で2語か3語の単語で会話をします。Sukkuは週2回ご利用して頂いてます。
そんな熊野さん、とにかく明るい方です。大きな声でよく笑います。熊野さんがおられる日は、普段より2倍ぐらいSukkuが明るくなります。そして、人を愛することが出来る人。家族はもちろん、関わらせていただいているケアマネージャーや私たちSukkuのスタッフ、同じご利用日の利用者さんなど・・周りの人に「ありがとう」を伝えてくださる方です。服装も明るい色が好きで、ピンクや赤の服をよく着て来られ、爪もマニュキュアを塗ってこられます。(たまに、林家パー子と間違う時があります・・・)左胸にはブローチを着けることも忘れません。
若い時に病気になり、車の運転や大好きだったお料理など、難しくなった事もたくさんあるのですが、「今の自分が出来ること」をいつも考えて、常に少し先の目標を持って過ごされています。
その一つがお洗濯。もちろん片手での作業です。転倒しないように足を踏ん張り、動かせる左手をうまく使って、毎日二階のベランダに洗濯物を干されます。私たちが9時前にお迎えにあがった時にはすでに出来てるので、朝早くから準備して干しているんだと思います。毎日の自宅でのリハビリメニューもしっかりと実施されています。時々家でのリハビリメニューを新しく提案してくださったりもします。
利用して頂いて2年が過ぎましたが、徐々に出来ることが増えてきました。最近では一人でうつ伏せに寝ることが出来ました。これは熊野さんにとって、とても大きな出来事!私の様なリハビリに関わる人間は「良くなった~。」と言われるより、「今まで出来なかったことが出来るようになった!」と言われることに喜びを感じます。
そんないつも一生懸命な熊野さんですが、一つだけ困ったことがあります。それは、よくおならが出ることです。だいたい出るタイミングも決まっていて、ベッドでのリハビリ中によく出ます。音が出るときもありますし、出ない時もあります。臭いがあるときも無い時もあります。そして大体、熊野さんは笑ってごまかします。たまに、鼻が曲がるような強烈な臭いの時があるのですが、そんな時に限ってエアコンの風に乗って臭いが運ばれ、他の利用者さんにまで被害が出ます。熊野さん・・今の強烈やわ~。と被害を受けた人はつぶやき、スタッフはテキパキと窓や裏口を全開にします。こんな強烈な時は熊野さん自身も臭いにむせ返り、やっぱり大声で笑ってごまかします。しかし、ごくたまに、音も出ない、臭いもない時があります。そのとき、熊野さんは知らんぷりします。けれど、私は分かります。なぜなら熊野さんはそんなとき、挙動不審になり目がキョロキョロするからです。それを見て私は言います。「熊野さん。今、おならしたね。」すると、熊野さんは大声で笑います。そして、ごまかします。
最近、熊野さんは困ったことに水分補給に炭酸水を飲むようになりました。しかも、強炭酸。さあ大変です!
炭酸水を飲むと必ずと言ってでるもの・・そう、ゲップです。
こうなると、下からも上からも出るわ出るわ。そして、大声で笑ってかき消します。
もうスタッフは慣れました。そして、熊野さんも気にしていません。
私たちは、熊野さんのその強さを尊敬しています。
最後に、今回のコラムを見て頂いた方々で、食事中の方失礼致しました!(おしまい)

次回コラム「Sukkuは携帯屋さんではありません。」

写真・文/ 川瀬啓介・未央

Sukku 川瀬啓介 / 未央 (理学療法士・鍼灸師 / 鍼灸師)
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町4-16-38

TEL 0771-62-0005

2017年から京都の南丹市でリハビリを中心としたデイサービスをしています。利用者さんと過ごす時間は、笑い声と涙が入り混じる賑やかな毎日です。そんなささやかな日常、会話から気付かされること、そして個性派揃いのスタッフについて…色々な事を綴っています。

2011年11月からのお付き合い。楓くん・緑くんが生まれる前から撮影をさせて頂いていて、今も1年に1回は必ずスタジオ撮影にお越し下さいます。Sukkuというデイサービスの屋号は、佳代が名付けさせて頂きました。飾らない温かさ、自分の好きが明快で、歯切れがよい。けれど、流れる時間はゆっくり。そんなお二人の人柄が大好きで、バランスを崩した時には体を診てもらおうと決めているから安心です。笑いと涙のデイサービスの日々を毎月2回、綴ってもらってます。


前回のコラムで、「4月から、わたしにちょっとした変化があるのです」と書きましたが、わたしはいま、その変化の真っ最中にいます。2つの変化です。

 ひとつめは……19年間続けた、子ども造形教室を引退することです。
 そもそも26歳のときにはじめた、児童図書館での読書ボランティアからかぞえると、30数年間、子どもにかかわる仕事をしてきました。それを、この3月末に終えようとしています。

 わたしは若いころは、とくに幼い子が好きなわけではありませんでした。でも、子どもがお腹にいる頃から、なぜかわからないまま、とても惹かれるようになったのです。そして実際に自分の子どもを育ててみると、毎日が驚きと発見の連続。子どもってなんておもしろいの! と日々の忙しさの中でも、子育てを心から楽しんでいました。

 そのことと、小さい頃からずっと好きだった本が結びついて、たまたま近所にあった児童図書館で、読み聞かせやストーリーテリング、本棚整理などの仕事に出会いました。次第に仲間が増えてゆき、50名ほどのボランティアのチームをつくり、当時存続の危機に直面していた児童図書館を、みんなで支え合いました。その後、児童図書館が無事存続の運びとなったのを契機に、そうだ、自分たちでやろう! とチームのコアメンバーで立ち上げたのが、現在のコッコ・アトリエです。

 それからは週に一度、子どもたちに流行や常識にとらわれない経験をしてほしい、という思いでやってきました。ある時は、子どもたちの体より大きな壺をつくり、またある時は、裏山で採取した土でつくった土絵具で彩色した、巨大な仮面を作ったり。それらの活動は、チームのメンバーが力を合わせ、それぞれの得意なことを活かしたチームワークで実現したことばかりです。

 しかし……この1年余り、わたしには大きな変化がありました……体の変化です。しばらく立っていると股関節に強い痛みが走り、思うように活動できなくなったのです。そこでわたしは、そんな自分にもできることをやろうと、写真を撮ること、子どもたちや親御さんとの対話をていねいにすることに、それまで以上に専念しました。そんな中、竹内さんの写真のワークショップに参加できたことは、わたしにいろいろな気づきを与えてもらえました。

 多くの子どもの活動を支えるのは、大人の真意ある熱意です。大人も子どもも、自主的にやる!と感じる、純粋な欲望、と言えるかもしれません。それは片手間ではできず、優先順位を高くしていないとできないことです。が、体に痛みのあるわたしは、いろいろと支障を感じるようになっていきました。手を抜くのはいちばんいやでした。だから、わたしは引退を決めたのでした。

 引退の日、子どもたちからたくさんのお手紙をもらいました。そこには、話を聞いてくれてうれしかった、という言葉が並んでいました。そうなのです、わたしは子どもたちとの対話をとてもたいせつにしていました。対話をすることで、子どもたちの心が日々の制約やストレスから解放され、ものを作るという活動の自由さや楽しさに、きっと結びつくだろうと確信をもっていたのです。

 ただ耳を傾けること、評価をしないこと。ただ、わたしだったらこうするかな、というみじかい感想は伝えました。決してお説教や説得ではないように。そのことが子どもたちの心に届いていたのだなあ、とわかり、別れの悲しみは消え、わたしにはよろこびと満足しかありませんでした。

 ごめんなさい、本の紹介コラムなのでした。そんなことを考えていたここ数日、この本に出会いました。

『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』
 斎藤環 解説 水谷緑 まんが 医学書院

 オープンダイアローグは、精神医学の分野で、近年注目されている療法です。話を聴くことがメインで、それも医療者や患者の関係者がチームを組んで、患者の話を聴くのです。患者を変えようとはせず、本人が主体的に、自分の気持ちに気づくことをうながすような聴き方なのです。
 フィンランド発祥のこの療法は、まだ一般的とは言い難いのですが、著者の精神科医、斎藤環さんが書いておられるように、家族や友人など、ふつうの人間関係にもおおいに応用できる方法です。他に先行のすぐれた書物もありますが、今回まんがというわかりやすい形になって、より広く扉が開いたように思います。どうぞ手に取ってみてください。

 あ! もうひとつの変化を書き忘れていました。
 アトリエ引退の日、夕方遅くに4番目の孫が生まれました! いままで「3びきのコブタ」と呼んでいたのですが、さあこれからはどうしましょう。ナルニアきょうだい、かな?

写真・文/ 中務秀子

2018年・第27期のフィルムカメラ教室の生徒さんとして、お付き合いが始まりました。今もフィルムカメラを続けてらして、二眼レフカメラにも挑戦中。こどもと大人の絵画造形教室 / コッコ・アトリエを京都の一乗寺でお仲間とされています。デコさんは本好き、映画好き、芸術好き、お話好き。いわば “ 忙しいひまじん ” です。とても自由で全然気取ってない表現に親近感を覚えさせてくれる先輩です。そして心友になりました。

コッコアトリエ・HP → ●

コッコアトリエ・インスタ → ●


『冷たい校舎の時は止まる』辻村深月

雪の降るある日、いつも通りに登校したはずの高校8人。

開かない扉や窓、他に誰もいない校舎、5時53分で止まった時計。

閉じ込められた校舎の中で、8人は2カ月前、学園祭の最中に自殺した同級生のことを思い出す。

でもその顔と名前は….?

どうして忘れてしまったのか?

自殺したのは、誰?

私の好きな辻村さんのデビュー作!!

なんと、講談社文庫で、上下巻にして1200ページ近く(合計で)あるのです!

あらすじからわかるように、怖いシーンがふんだんにちりばめられています。

以前紹介した『かがみの孤城』と同じように伏線もたくさん!

謎も多くて…..ラストは驚きかもしれません。

実は、次回に紹介する本と〇〇〇もしているんです!

怖いけれど面白いです!

ぜひ読んでみてください!

文・写真/ 木下琴子

2006年3月からのお付き合い。琴子ちゃんが生まれる前から撮影をさせて頂いてます。小学5年生になった今も記念日ごとには必ず、スタジオやお好きなロケ場所で撮影させて頂いてます。埼玉県からお越し下さいます。幼い頃から、本が好きと撮影のたびに僕に話してくれた琴子ちゃん。読みたい物語がまだまだ沢山あると思うと、これからが楽しみとも話してくれた。そんな琴子ちゃん目線の書評を毎月2回、依頼しています。