お客さんのコラム11/10版

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コサギは、足の先が黄色をしていて小さめのサギです。

よく川などで、群れになっていることが多いです。

特ちょうは、前に紹介した通り「足が黄色」をしていることと、頭の後ろの「かん羽」があることです。

ちなみに、コサギは冬になると「かん羽」もぬけるんだとか。

食べ物はカエルやタウナギ・小魚などです。

夕方には、「ゴアーッ」というにごった声で鳴きながらねぐらに帰って行くのもよく観察することができます。

好きなところは、寒い川でもじっと魚を待っているのがおもしろいし、かざり羽(せなかなどにあるふわふわした羽)がきれいなところです。

夏羽と冬羽で全然見た目がちがうからそれを見比べるとおもしろいです。

ここでクイズです。

この5種類の中で1番小さいサギはどれでしょう。

1.クロサギ

2.サンカノゴイ

3.ササゴイ

4.ヨシゴイ

5.タカサゴクロサギ

正解は、次の鳥図かんで発表します。

最後に、前のクイズの答えを発表します。

正解は、

2.の椋鳥でした。

絵・文/ 中野響

お姉ちゃんとひーくんが生まれる前の、2005年10月から撮影をさせて頂いてます。今も2~3年に1回は必ず、スタジオや城陽のご自宅で撮ってます。小学5年生になったひーくんは、この前の撮影の時に鳥に魅せられていると話してくれた。それが小学生レベルの鳥好きの話ではなく、僕からすればもう学者レベル。しかも視点がユーモラスなのでこれはスゴイ!是非、図鑑を作ろうと盛り上がり、WEBという形で毎月2回、発表してもらっています。


わたしはラジオが大好きなのですが、こないだお気に入りの番組のパーソナリティさんが、その日誕生日を迎え、「50さーい! なりたかった!」と言われました。年をとるごとに、自由や楽しみや、気づきを得ている、と。いいですねえ。

 わたしも60歳になってから、自由になりました。悲しいことや意地悪にも、まだちょいちょい出会いますが、年齢の自浄作用によって、うまく対応できるようになったようです。しかしいくつになっても、人とのあれこれが悩みの種。この場合に、いつもたいせつだなあと思うのは、人とのほどよい距離感ではないでしょうか。

 そんなことを考えながら読んでいたのが、この本。

『ホホホ座の反省文』
  山下賢二 松本伸哉 ミシマ社

 京都の浄土寺にある本屋さん、ホホホ座。北白川にあった、個性派として有名だったガケ書房さんがいったん閉じられ、リセットして再開したのが、ホホホ座浄土寺店さんです。

 お店作りが基本のこの本と、人との距離感が、いったいなんの関係があるの? ですよね。そこには、個人のお店をつくるにあたってのいろいろが書かれているのですが、これは、わたしたちのふだんの人間関係にもおおいに関連するのでは? と、思いながら読みました。

 ガケ書房の終わり頃、山下さんは、ていねいな暮らし、セレクトショップ、おしゃれ系という世間の評価にほとほと疲れ、店をたたんだそう。共著者の松本さんも、元々やっていた中古レコード屋を、お客さんとの濃密な関係に疲れ果て閉店したとき、今まで味わったことのない解放感をいだいたそうです。前者は「ゆるさ」に、後者は「ややこしさ」に疲れ切ったというか…。そこで、ふたつのあいだにある「間(ま)」というか、いい塩梅の「隙(すき)」がたいせつ、と気づいてゆきます。

 新たな場、ホホホ座では、まずメンバーを増やします。よく会う人もいればあまり会わない人もいるけれど、気持ちは通じていて、おたがいに「いいね!」と認め合える関係。
 また、店に関わるコアメンバーだけでなく、「ホホホ座」の名を冠したお店を各地につくってしまう。なんとそれが、気が合ったらのれんわけ、というゆるーい関係で、ほかには何もしない。それが尾道や今治や金沢など、あちこちに出来ていく。

 それから、アイデアはどんどん出し合う。そのとき、相手の反応はほんとうに重要で、好意的な反応が返ってきたら、人は調子に乗り、アイデアはその「調子」に助けられることがたくさんある、と山下さんは言います。あるいはまた、交わす言葉そのものに反応して、アイデアを思いつくこともある、とも。そのあと山下さんは、このように続けます。

「アイデア以前に会話そのものの構造だと思うのです。気の合う友人同士の会話は、お互いが相手を信頼し、尊重しあっているので調子と集中が生まれやすい関係といえるでしょう。」

 人が人を呼び合うゆるさと、お互いのアイデアをすりあわせるややこしさの調整。それが隙間を埋めていくことなのかな、と思いました。そしてこの隙間のあり方こそが、人と人との距離感の持ち様ではないかなあと、わたしは思うのです。

 松本さんのつぎの言葉で、この文章を終わりにします。
「本は人生の隙間を埋めるものでもあるさかいな。隙間に入れるのはあったかいもののほうがええなあ。」

写真・文/ 中務秀子

2018年・第27期のフィルムカメラ教室の生徒さんとして、お付き合いが始まりました。今もフィルムカメラを続けてらして、二眼レフカメラにも挑戦中。こどもと大人の絵画造形教室 / コッコ・アトリエを京都の一乗寺でお仲間とされています。デコさんは本好き、映画好き、芸術好き、お話好き。いわば “忙しいひまじん” です。とても自由で全然気取ってない表現に親近感を覚えさせてくれる先輩であり心友です。

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おばあちゃんズとおじいちゃんズと私の巻

わたしには父方の祖父母と、母方の祖父母どちらとも夫婦揃って健在で、そしていつも編み物を教わっているのは母方のおばあちゃんなのです。

私の実家はクリーニング店を営んでいて、私の父母と共におじいちゃん、おばあちゃんも隠居してるもののまだまだクリーニングのお仕事を手伝ってくれている。
おじいちゃんの手はとても丁寧で、おじいちゃんのクリーニングの技術を求めて「この大事な洋服はここでしかお願いできない」と、近場はもちろん、遠方からのお客さんがたくさん大事なお洋服を持ってきてくださる。
今は隠居してるので父が技術を継いで、昔からのお得意さんも、新しいお客さんもたくさん思い入れがある大事なお洋服を預けに来てくださっている。
でもじいちゃんもアイロンをかけたり、まだまだ丁寧な技術は健在。
いつも私の夫のスーツやワイシャツを丁寧に仕上げてくれる。
そんな私の祖父は先日96歳の誕生日を迎え、いつもは誕生日に孫やひ孫みんなで集まって誕生日会をするのだけど、今年はコロナ禍の影響で遠方に住む孫やひ孫は集まれず、みんなでLINEでおじいちゃんに動画メッセージを送ってお祝いをした。
おじいちゃんもとても喜んでくれて、みんなに返事を送りたいとの事で、おじいちゃんからの返事の動画を撮った。
「みんなありがとう、おじいちゃんは96歳になりましたが、まだまだこれからも色んなことに”挑戦”していきます。」とメッセージをしてくれた。
いつも前向きなおじいちゃんらしいメッセージで、96歳の挑戦!力強くかっこいいなぁ〜と思って嬉しかった。
そしてその妻にあたる、おばあちゃんは90歳、俳句の先生をしている。
絵を描いたり俳句を詠んだり、芸術肌のおばあちゃんだ。いつも優しくて心配症でいつも私たちの心配ばかりしている愛のあるおばあちゃん。クリスマスや桃の節句、お誕生日には私の娘達に趣味の可愛い手書きの絵手紙を送ってきてくれる。

母方の祖父は頑固一徹。いわゆる頑固ジジイで私もしょっちゅう怒られてきたけど、実はすごく私たちの事を思ってくへてることは知っていたし、おばあちゃんからもよくそう聞いていた。頑固ジジイだけど、ひ孫には見るからにデレデレしていて頑固ジジイの影すら見えないから面白い。
そして編み物教室の師匠のおばあちゃん。

私はこの大事な4人に手編みのものを贈りたい。
編み物はミシンを踏むように一気に完成しないので一目一目、一段一段完成に向けて丁寧に重ねるしかないので、とても時間がかかってしまうけど、暖かいものを贈りたいなぁと思う。どんなものが喜んでくれるだろうか。
おじいちゃん、おばあちゃんからもらったあたたかさ、優しさ、今度は私も返してゆけるかな。

そして最近はこんな私にも編み物をオーダーしてくれるお友達がちらほらいてくれて、光栄でうれしい。

編み物は自分のために編む事よりも断然に誰かの為に編む時間が多く、でもそれはとても楽しく、優しい、豊かな時間なのだと思う。

覚えてきた技術で誰かのためにあたたかな贈り物ができるならこんな嬉しいことはない。

おばあちゃんとのコラボセーター完成しました。袖とヨークの編み込み柄は私が。
前後の見頃のメリヤス編みはおばあちゃんが。師匠との合作、唯一無二のセーターが出来あがりました。
わたしにとって、きっと一生の宝物です。

写真・文 / 田畑由布子

こどもちゃん達が生まれる前の、2012年11月からのお付き合い。葵子ちゃん・季なりちゃん・糸喜ちゃんの3姉妹5人家族になった今も年に2回、必ずスタジオや名張市のご自宅で撮影させて頂いてます。編み物の師匠・おばあちゃんのお話しを聴かせてくれたユフコちゃん。面白くてあったかくて、色んな人にも聴いてほしいと思い、毎月2回、綴ってもらってます。


『虹いろ図書館のへびおとこ』 櫻井とりお

いじめが原因で不登校になった六年生、火村ほのかがたどり着いた図書館。

緑色“へびおとこ”保存書庫の謎の少年たちや本に出会ってー。

たくさんのなつかしい本・絵本が出てきます。

ほのかが不登校であると知られないように工夫したり、

平日に外にいることを怪しまれないように考えたりするのもおもしろいのですが、

何より図書館の人たちが個性的です。

ほのかがだんだん皆と仲良くなっていくのもとてもいいし、

くすりと笑えるシーンがいっぱいあります。

読み終えたら、人のことを自分が何で判断していたか、ふりかえって反省するかも。

辻村さんも絶賛していたというこの本、おすすめです!

文・写真/ 木下琴子

2006年3月からのお付き合い。琴子ちゃんが生まれる前から撮影をさせて頂いてます。小学5年生になった今も記念日ごとには必ず、スタジオやお好きなロケ場所で撮影させて頂いてます。埼玉県からお越し下さいます。幼い頃から、本が好きと撮影のたびに僕に話してくれた琴子ちゃん。読みたい物語がまだまだ沢山あると思うと、これからが楽しみとも話してくれた。そんな琴子ちゃん目線の書評を毎月2回、依頼しています。


⑬「下山のすすめ」

11月に入り南丹市の紅葉も一気に進んできました。
川瀬家は相変わらずの山三昧です。最近、京丹波町にある長老ヶ岳にトライしました。標高916メートルで京都府下で7番目の高さですが、登山道もしっかりと整備されとても登りやすい山でした。念のため熊除けのために鈴を持っていきました。ですが、我が家の登山には必要なかったようです。常に二人の子供が歌を歌ったり、疲れてくると喧嘩したり、何でもないところで「ヤッホー」と叫んだりで、いつも賑やかな登山になります。近々このコラムで、登山の珍道中を紹介できたらなと思います。

今回のコラムは下山のすすめです。
下山と言うと山をイメージされる方がほとんどだと思います。
今回の下山は人生の下山についてです。
これを教えてくれたのは春江さん(仮名)94歳女性です。
この方は以前のコラムで少し紹介しましたが、とても頭が良くて、自分の意見をしっかりと持っている方です。そして、とても読書好きです。
自宅では築200年の日本家屋の縁側で毎日本を読んでおられます。
築200年の日本家屋に94歳の女性が長年使った椅子に座り本を読んでいる姿。
その姿は長い時間そこで暮らし続けているから出る色のようなものがあります。その色は声をかけるとなくなってしまいそうで、その瞬間を一枚の写真としてアルバムに残しておきたくなります。実際、迎えに行ってもその姿を見ていたくて声をかけずに眺めていたことがあります。
春江さんの読書好きは小さいころからだそうですが、人生の節目節目でいろいろな本に助けてもらっていると言うのが口癖です。ご主人を早くして病気で亡くされて失意のどん底にいたときに助けてもらった時も本でした。その時の本は「聖書」です。聖書を最初から最後まで全部読破されたのです。そこにはとても素晴らしいことが書いてあり私の人生の軸になるものです。ときっぱりと話されます。
読む本は聖書だけではありません。樹木希林・五木寛之・阿川弘之ほかにも河合隼雄など多種多様。
私も河合隼雄が好きでよく読んでいますので、一度春江さんにお貸ししました。すると、4日で全て読破。それだけでも凄いのに、送迎中の車で最初から最後まである程度の話しを要約して私に教えてくれたのです。私は1か月かかって読んだけどそんなに上手にまとめて話すことは出来ません。
そして、最近よく話されるのが人生の下山についてです。
人生の下山とは、作家の五木寛之さんの著書である「下山の思想」からきています。
春江さん曰く、「人生上り調子の時は良い。本当に大変なのは人生の終わりが近づいてきているときをどう過ごすかが大事ですし、大変なんです。これは登山にも似ている。登山も登りが大変なように見えるけど、下山が大変なんです。事故も下山が多いでしょ!」
さすが春江さん。ご自身も登山が好きで色々な山を登られていました。伊吹山を下から最後に登頂したのは75才。山の怖さもよく知っている方ですので、言葉に深みもあります。

最近私がお貸しした本は、「DEATH」~死とは何か~ イエール大学教授の実際の講義を書籍にした本です。1年ほど前に店頭にすごく並んでいたので皆さん一度は目にしたことがあると思います。この本を渡した理由は人生の下山が大事と思っている春江さんは何を感じるだろうか?と知りたかったからです。そして、春江さんならこの内容の本を渡しても怒らないだろうと思ったからです。この本を読んだ春江さんの第一声は・・・
「私は今まで真剣に死を考えたこともなかった・・」
この94歳。人生の着地点はまだまだ先やなと思いました。

春江さんと話しをしていると節々で面白いことが出てきます。
春江さんは、去年の年末まで布団での生活でした。しかも、毎日布団の出し入れを自分でされていました。今年に入り立ち上がりや布団を毎日片づけることが大変になってきたので、家族や周りの支援者の勧めでベッドを導入することになりました。(本人は布団で90年以上寝起きしてきたので渋々でしたが)
ベッドを搬入して組み立てて、寝心地などを確認した春江さんの最初の言葉は、
「私はこのベッドで死ぬのか~。」
ベッドを搬入した時の感想は、起きやすくなったとか立ち上がりやすくなったという人がほとんどなんです。こんな言葉を発した方はいませんでしたのでその衝撃に思わず笑ってしまいました。
今年の秋には、夜中トイレにいくときに足下がふらついて危ないからなんとかならへんやろか?という相談がありました。私は、歩き初めが特に転倒の危険性があるので、平行棒を家に導入しようと伝えました。すると、春江さんは「私はシンプルが好きです。部屋にあまり物は置きたくありません。」と拒否されました。しかし、私もここで引き下がるわけにはいきません。半ば強制的に平行棒を導入して、置き場所を本人・家族と相談して決めました。そして、実際に平行棒を使ってトイレまで行ってもらうと、春江さんが一言「これは便利でええわ~。トイレまで楽に行ける。」私はヨシッ!と思いました。
しかし、春江さんのすごい所はそれからです。次の利用時に平行棒どうでした?って聞くと、「あれは良いですわ~。100回歩く練習しました。昨日は少ししんどかったから96回しかできませんでしたけど。」
春江さんの人生の下山はまだまだ続きそうです。最後までゆっくりとお付き合いしますね。
(おしまい)

次回「ひ孫やと思てます」です

写真・文/ 川瀬啓介・未央

Sukku 川瀬啓介 / 未央 (理学療法士・鍼灸師 / 鍼灸師)
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町4-16-38

TEL 0771-62-0005

2017年から京都の南丹市でリハビリを中心としたデイサービスをしています。利用者さんと過ごす時間は、笑い声と涙が入り混じる賑やかな毎日です。そんなささやかな日常、会話から気付かされること、そして個性派揃いのスタッフについて…これから色々な事を綴っていこうと思います。

2011年11月からのお付き合い。楓くん・緑くんが生まれる前から撮影をさせて頂いていて、今も1年に1回は必ずスタジオ撮影にお越し下さいます。Sukkuというデイサービスの屋号は、佳代が名付けさせて頂きました。飾らない温かさ、自分の好きが明快で、歯切れがよい。けれど、流れる時間はゆっくり。そんなお二人の人柄が大好きで、バランスを崩した時には体を診てもらおうと決めているから安心です。笑いと涙のデイサービスの日々を毎月2回、綴ってもらってます。