スツール通信9/25版+東京のお知らせ

こんにちは、竹内靖博です。

朝晩が冷え込んできて、短パンから少し厚手の長ズボンへ。布団はと言うと、羽毛にはまだ早いから、ならばと夏掛け布団を2枚重ねにしてシーツにセット。これが気持ちいい。家族みんな快適。適度な重さと適度な風通り。おかげでよく眠れて、寝付きがさらに好くなって、5分後には ZZZー。。

大体いつも、10時30分頃から寝る準備に入る。布団を敷いて、歯を磨く。歯間ブラシをして舌磨きをして、水をコップに2杯飲む。最後にCon CooLでマウスウォッシュ、トイレに行っておやすみー。ラジオを聴くと5分後にZZZー。

意外に準備が多いけれど、ルーティーンなのでいつもの通りに行くと気持ちいい。あぁ今日もいつも通り、滞ることなく、一日を流れるように過ごせた証明。

ドラマティックなことなんかいらない。生きる力の助けにはあまりならない。それより、一日を朝から晩まで思うように流れた時の喜びは大きいと、最近思う。何でもない瞬間が幸せだと思い、日々繋げていくには、体と心のバランス力。心よりも先に体が来なくてはいけないことも、1年前に覚えた。

僕の場合、心が体を引っ張って行くのは長続きしなくて、途中でへこたれてしまう。体が心を引っ張って行くと、なんか上手く行くみたいです。体が喜ぶごはん。そして眠くなったら寝る。そして仕事もプライベートも好きなことを見付けてやる。

あとは、僅かな心友と語り合えればそれでいい。それがいい。

今日も長岡京の家で、太陽を浴びて植物を育て、風がすぅっーと吹いたなら、そのまま押されてどこかへ。

ここでお知らせがひとつ。

東京西荻窪に暮らす心友の嶋崎くんと絵里奈ちゃん。

彼は元プロボクサー・現パーソナルトレーナー、彼女は中華の料理人。

秋篠の森の結婚式撮影で出会って以来、友人関係が続き今年はお正月に会いに来てくれたり、よくLINEをくれたり。

親交を深めているうちに、コロナ。二人とも思うように仕事が出来ず。功を奏して独立の意思を固める間際に、相談の連絡をくれた。

以前から、いつかは竹内さん・佳代さんみたいに夫婦で独立をしたいという、嬉しいことを話してくれてたので大賛成。でも時期が時期だけにここはひとまず慎重に受け答えをしようしたのだけれど、素晴らしい物件にも出会えたと大興奮が伝わる文章と写真が送られてきた。これは確かにすごい!

背中を押しました。 というより、特にえりちゃんのはじめの一歩の足がもう出てたんじゃないかな。

1Fは、えりちゃんのお弁当屋さん。2Fは嶋崎くんのパーソナルトレーニングスペース。

オープンして1週間。えりちゃんのお店は行列ができるほどの順調な滑り出しのようです。

1F/ 日常軒 →●

2F / 由然堂 

こんなにチャーミングな二人! 是非ふたりの仕事をご堪能あれ。。

お客さんのコラム9/25版

『きみの存在を意識する』梨屋アリエ

みなさんのまわりに、文字を書くのが、あるいは本を読むのが、「深刻に苦手」な人はいませんか?

この本は、語り手が話ごとに変わる連作短編集です。ディスグラフィア、ディスレクシア、過食症、化学物質過敏症などの中学生が出てきます。

できない言いわけだって、わがままだって、思っていなかった? 考えさせられました。

障害って、性って、自分って、権利って、配慮って、何だろう?

この物語の人々が、救われるわけではありません。認められて、手を差しのべてもらえるわけではありません。でも、何かが変わっています。

だからこそ、みんなに読んでもらいたいです。

文・写真/ 木下琴子

2006年3月からのお付き合い。琴子ちゃんが生まれる前から撮影をさせて頂いてます。小学5年生になった今も記念日ごとには必ず、スタジオやお好きなロケ場所で撮影させて頂いてます。埼玉県からお越し下さいます。幼い頃から、本が好きと撮影のたびに僕に話してくれた琴子ちゃん。読みたい物語がまだまだ沢山あると思うと、これからが楽しみとも話してくれた。そんな琴子ちゃん目線の書評を毎月2回、依頼しています。


前回のコラムの最後に、愛猫ももが大病から回復し、落ち着いた日々がもどってきました、と書きましたが、その後なんと! またもやももが、別の病気になってしまいました。
 さらに2週間の看護の日々をへて、ようやく2、3日前に全快。ほんまやろね? うそじゃないよね? とももに尋ねたい気持ちでいっぱいですが、よく食べよく眠っている、そのゆったりした姿を見ると、どうやら大丈夫なようです。
 やれやれ、こうして1か月におよぶハラハラの日々が終わり、気がつくと、わが家でいちばん先に紅葉するはなみずきの葉っぱが紅くなりはじめていました……。

 さて、こんな風に次から次へと課題がふりかかってくるのが日常。そんなときこんな2冊の絵本はどうでしょう。

『へろへろおじさん』『へらへらおじさん』
佐々木マキ 福音館書店

 へろへろおじさんが街を歩いていると、上からマットが落ちてきたり、犬にひきずりまわされたり、果てにはブタの大群に出会ったり……。おじさんは次から次へと不条理な事件に巻きこまれて、白いスーツも心も、もうボロボロ。
 一方、もう1冊の絵本のへらへらおじさんはというと、見てください、この表紙(写真)。靴は片方ぬげてるし、かばんの穴にはバッテンテープ。でもおじさんは、鼻歌まじりに暢気に歩いていきます。ところがへらへらおじさんにも受難が待っています。突然マンホールから現れたワニにかみつかれたり、空から降ってきた金星人にビビビと光線をあびせられたり。
 でもおじさんは、それでもなお、ふふふんと鼻歌をうたいながら、おうちを目指して歩いていきます。まるでバックに、ファレル・ウィリアムスの『ハッピー』が聴こえてきそう……。その歌はこんな歌詞です。

”ぼくをダウンさせようったて無理さ、
ぼくのハッピーのレベルは高すぎるんだから。
だってぼくはハッピー。
幸せは真実だって知っているから。
自分がやりたいことに気づいているから”

 人がダウンする(落ちこんじゃう)のは、何かいやなことが起こったり、何かを失ったりするからですよね。じゃあ絶対にそれが起こらないようにするには……何もしないことです。けがをするのがいやなら、好きなスポーツをしない。けんかをしたくないなら、誰とも友だちにならない。死にたくないなら、生きない。
 それではなんにもなりません。あったことは、あったこと。そこからどうするかがたいせつ。また、何かを失って悲しいなら、悲しいほどよいものをもっていたことを、喜びたい。そしてほんとうに悲しいとき、話を聴いてくれる人を、ふだんから見つけておきましょう。

 へらへらおじさんがずーっとめげずに歩いていく先には、何が待っているんでしょう。それは、この絵本の最後を見てみてくださいね。あ、そうそう、へろへろおじさんの最後も、ぽっと心があたたまる結末になっているのでご安心を。

写真・文/ 中務秀子

2018年・第27期のフィルムカメラ教室の生徒さんとして、お付き合いが始まりました。今もフィルムカメラを続けてらして、二眼レフカメラにも挑戦中。こどもと大人の絵画造形教室 / コッコ・アトリエを京都の一乗寺でお仲間とされています。昔は学芸員や翻訳のお仕事をされていて、しかもなんと早稲田の文学部卒。道理でデコさんは本好き、映画好き、芸術好き、お話好きなはずです。でもとても自由で全然気取ってない表現がお好きな所に、勝手に親近感を覚えさせてくれる先輩であり心友です。

コッコアトリエ・HP → ●

コッコアトリエ・インスタ → ●


夢のバトンの巻

おばあちゃんの編み物は本当に修理だろうとなんでもできる。
編み物で出来ないことがない。
この時期はよくお友達から、ウール毛糸の虫食いのセーターの修理を頼まれていて、それすら治せてしまう。
私の失敗したセーターの丈の修理も出来る。
わからないことは何を聞いても解決してしまうおばあちゃんの編み物はあまりにも神業なので、ついこの間ぽろりと「おばあちゃん、編み物のプロやわ、本当に」と言うと
「プロではないけど、編み物講師資格の検定のために勉強して課題も色々してきたんやけど、いざ認定試験の日に田植えの日と重なってしまって、結局行けずにそのままや〜アハハ」と笑って応えてくれた。
結局その次の年もその後も試験が田植えの時期と重なってしまう為に取れず、いつの間にか試験は受けず今に至るとの事。
昔は今みたいに機械で田植えをしていたわけじゃなく、何日もかかって手で苗を植えていたし、今は手放してしまった大きな田んぼが当時はいくつもあったし、農家が田植えの日に家を空ける事なんてありえない事だったらしい。
なのでもう試験は受ける事はその後はなかったらしい。
これは試験の時までに出てた課題のセーターやで〜と言いながら当時に編んだとっても素敵なスズラン模様のセーターを出してきて見せてくれた。
通りでおばあちゃんの編み物はプロ技。
資格こそはないけれど、講師の資格をとるためにたくさん勉強してきて技術も講師並み。
「今からでもとりたいけど、さすがに年齢ーオーバーやわ〜もう」と笑いながら言っていた。いつしか資格に拘らなくともその分の勉強はしてきたからええかと思うようになったらしい。その当時の教科書とか、道具とか、その当時のその他の課題も今もとってあるみたい。
そっか、おばあちゃんのそんな夢があったんだな。と思いながら話を聞いていた。

おばあちゃんの手仕事を受け継いで、私もおばあちゃんみたいなおばあちゃんになりたいと始めた編み物。
おばあちゃんのその話を聞きながら、まだまだひよっこの私が言うにはおこがましいが、いつしか私もおばあちゃんの夢を引き継ぎたいなと言う思いがムクリと心の中で湧いてきた。
おばあちゃんが叶えられなかった夢、私が叶えてみたいな…なんて。
そんな風に心の中で思っていたら
おばあちゃんが「由布子も今からこんな風に編み物していたらきっともっと上手くなるから、いつか資格とったらええよ!子どもらがもっと大きくなってからな〜!」と言ってくれた。

そんな風におばあちゃんに言われたら、絶対そうしたい!なんて思ってしまった。

私の編み物はまだまだ、わからない事の方が多い編み物。失敗の方が多い。
車の免許で言えば乗り始めて一年以内の初心者マーク。
ひよっこ中のひよっこ。
でもおばあちゃんに習う編み物は楽しくて、幸せな事がいっぱい。
編む事に夢中で毎日ちくちくしている。

おばあちゃんみたいなおばあちゃんになりたいのは勿論、そしておばあちゃんの夢だった事もいつか叶えられるように…なんて。
そんな目標ができたここ最近の私の中の変化の話。

この冬おばあちゃんとコラボレーションでセーターを編むことになった。
編み込み柄がかわいい、ノルディック柄のセーター。
柄の所は私が編む。
メリヤスの部分はおばあちゃんが手伝ってくれることに。
これ、出来たら絶対宝物になるだろうなと思って編むのが楽しみでならない。

今編んでいるマフラーが完成次第、そのセーターに取り掛かることに。

一年前の今頃、自分がこんなに編み物にハマっているとは思ってもみなかった。

でも、もう編み物がない暮らしなんて今は考えられないし、いつしかおばあちゃんの夢だった講師の資格がとれたらなんてにわかに思っちゃっているから、人生って不思議。
でも、楽しい。それだけは確実。

写真・文 / 田畑由布子

こどもちゃん達が生まれる前の、2012年11月からのお付き合い。葵子ちゃん・季なりちゃん・糸喜ちゃんの3姉妹5人家族になった今も年に2回、必ずスタジオや名張市のご自宅で撮影させて頂いてます。編み物の師匠・おばあちゃんのお話しを聴かせてくれたユフコちゃん。面白くてあったかくて、色んな人にも聴いてほしいと思い、毎月2回、綴ってもらってます。


⑩「正美さんのベルトは反対」

9月も後半に入り、南丹市は稲刈りも終わり新米が出てきています。
新米を炊くときは水を少なめにします。でないと、白米は柔らかすぎてしまいます。
こんなことを最近知った私ですが、この時期のピカピカに光った白米が大好きです。
私が南丹市で仕事をして、13年。13年前から知り合いの方で今、Sukkuをご利用いただいている方が何名かおられます。今回はそんな方を紹介したいと思います。
名前は正美さん(仮名)91才 男性です。
元々は正美さんの奥さんのリハビリを担当していた事がきっかけでした。奥さんは難病の方で週1回自宅に伺いリハビリをしていました。正美さんは、奥さんの病院の送迎や介護などをされていて、とても献身的。奥さんのリハビリが終わるときを見計らって、正美さんは熱い珈琲を入れて待ってくださるのが習慣でした。猫舌の私は飲み干すまでに時間がかかるので、その間色々なことを話しました。正美さんもゴルフが好きだったこと。ゴルフをやめてからはグランドゴルフにはまり、南丹市でチャンピオンになったこと。夫婦で色んなところへ車で旅行に行ったことなど。
大雪の日には、屋根の上で雪かきをしていることもありました。

正美さんは町会議員を3期されましたので地域の事などもとても詳しく、議員中に補助整備事業で地域の道や田を整備して生活しやすい街の手助けをしたことを話してくれました。そして、園部町のスーパースター 野中 広務さんの直接の後輩だったらしく、一緒に選挙カーに乗ったり、国会議事堂に行ったり、選挙関連で警察の世話になったり!?とても興味深い話しをしてくださりました。その都度私は「へ~」と驚きをもって聞いていました。
その中でも特に印象的だったことが、日本人の平均寿命は女性が高いことが当たり前のようになっていますが、正美さんはこう言いました。
「元気で若い男はみんな戦争に行った。そして、戦死した。だから、女性が長生きのように見えるんや。」
私には考えもつかない言葉でした。
正美さんは中学卒業後に志願して陸軍に入隊されました。
そこでも色んなことを体験されたそうです。愛知県の蒲郡で作業していると、かなり大きな地震に遭遇し兵舎や作業場が崩壊、多くの方が建物の下敷きになり大変だったこと。自分は命からがら逃げだしなんとか助かったが、軍事情報とのことで、被害の大きさなどはほとんど公にはされなかったことを教えて頂きました。

そんな正美さん、5年ほど前から腰の病気の影響で足の筋力が弱り杖で歩くようになっていました。そして、開設して間もないSukkuまで自分で車を運転して見学に来られ、そこから利用が始まりました。
ご利用中は色々なことがありました。少し肺が弱いこともあり、冬になると風邪をこじらせ、肺炎で入院し生死をさまよい、そして復活して帰ってくる。こんなことが毎年続いていました。帰ってくる度に「今回も帰ってきました!」と明るい表情で話しをされていました。
利用者さんにも知り合いが多くおられましたし、男女分け隔てなくいろんな方に話しをされていました。その時に決まって言われることがあります。「ここの運動は続けなあかん。休んだら身体が動かんようになる。」
その言葉に私たちは何度も救われました。自分たちのしていることは間違っていなかったと。

10年の付き合いの中で一つだけとても気になることがありました。それは、正美さんはいつもベルトが反対向きなんです。外出するときは必ずジャケットを羽織り、綺麗な格好をされている方です。ズボンをはき替えても必ずベルトは反対です。最初はあまり気になりませんでしたが、徐々に気になりだしいよいよ聞きたくて仕方なくなりました。
正美さんの答えは・・・
戦時中、腰に大きなベルトを巻いていてそこに色々な道具(剣や銃)をしまっていたとのこと。その時の太くて大きなベルトは右巻きだった。その時の癖で、右からベルトを巻くようになったとのこと。しかし、使っているベルトは左巻き用のベルトを使用しているためベルトが反対向きに見えるのです。
90才になってもベルトの向きを変えることが出来ない位戦時中に刷り込まれたものは消えないんだと痛感させられました。やっぱり戦争は怖いし、二度としてはならないと強く思いました。

そんな正美さん、二か月前のSukku利用時、発熱を認めたので病院受診してもらいました。すると、新たな病気が見つかりそのまま入院する事に。入院中に一度顔を見に行きましたが、元気そうで、「9月からSukkuにいくわ!」と話しをしていました。退院後、また会えることを楽しみにしていました。
ですが、容体が急変、このコラム完成2日前に天へ召されました。
あまりにも急で、私もスタッフも気持ちの整理がなかなかつかないです。
でも、お通夜の時に「コラムでしっかりと正美さんの事を伝えるしね。」と約束しました。以前から今回のコラムは正美さんと決めていたので、正美さんにとってはこのタイミングやったんかなと・・。自分に思い込ませながらコラムを終わります。
正美さん、天国でこのコラムを見てくださいね。皆の頭の中に、心の中にあなたはずっと生き続けますから。(おしまい)

次回は、「咳をするときは必ず入れ歯を外します。」

写真・文/ 川瀬啓介・未央

Sukku 川瀬啓介 / 未央 (理学療法士・鍼灸師 / 鍼灸師)
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町4-16-38

TEL 0771-62-0005

2017年から京都の南丹市でリハビリを中心としたデイサービスをしています。利用者さんと過ごす時間は、笑い声と涙が入り混じる賑やかな毎日です。そんなささやかな日常、会話から気付かされること、そして個性派揃いのスタッフについて…これから色々な事を綴っていこうと思います。


11ページ

ゴジュウカラは、せ中が青っぽい色をしていて、よく木のみきにとまるスズメぐらいの鳥です。

群れでいることが多くて冬には、混群と言って他のシジュウカラやエナが、ヤマガラなどと群れをつくることもあります。

ゴジュウカラは、「フィフィフィフィ」などと鳴きます。

ぼくが、おもしろいと思った所はキツツキ類が前使っていた古巣をゴジュウカラが自分たちの巣にすることです。

他の動物(リス、モモンガ)もキツツキの古巣を使うそうです。

だからキツツキがあけた穴はいろんな動物の役に立っているんだなと思いました。

次にぼくが、ゴジュウカラを見た場所を紹介します。

奈良県 大台ケ原

最後に、前回のクイズの答えを発表します。

正解は、

2.尾羽が上に上がっているか下がっているか。 でした。

絵・文/ 中野響

お姉ちゃんとひーくんが生まれる前の、2005年10月から撮影をさせて頂いてます。今も2~3年に1回は必ず、スタジオや城陽のご自宅で撮ってます。小学5年生になったひーくんは、この前の撮影の時に鳥に魅せられていると話してくれた。それが小学生レベルの鳥好きの話ではなく、僕からすればもう学者レベル。しかも視点がユーモラスなのでこれはスゴイ!是非、図鑑を作ろうと盛り上がり、WEBという形で毎月2回、発表してもらっています。

スツール通信9/10版

こんにちは、スツールの竹内です。やっとこさで朝晩が涼しくなりましたねー。昨夜は寒くて窓を閉めました。前日までクーラーをガンガンかけてたのに、季節は秋へと進んでいます。

僕らは近頃、造園の日々です。ボタボタと汗を土に落としながら、新しい土を入れて柔らかくしてます。お彼岸をめどに下草をいっぱい植える準備をしています。この夏は土の匂いをいっぱい体に吸い込んだので、お彼岸が来たら心にも何か新しい木を植えたいな。

うれしいことや不思議なことは、予期せぬ形で突然訪れるものですね。つまりはそれが縁という目に見えないものを、体験というカタチで感じさせてくれるのでしょうね。そう思うか、思わないかは自分次第。つい最近、うれしいことと不思議なことがありました。

先ず、うれしいことから。

画像はRADIO SHANGRI-LAのHPより拝借

尊敬してやまない立川直樹さん・森永博志さん。 (気になる方は一度検索してみて下さい、濃厚なお二人なので。)
そのお二人がパーソナリティを務める、毎週の愉しみのFM COCOLO ラジオシャングリラの8/30の放送の1発目に初メッセージが読まれました。

夢心地とはこの事ですね。出し抜けに読んで下さったので、僕はしばらくポカンとしていて、佳代は横でぽろぽろ泣いていました。

生きてて好かった。
そしてこれからも生きて行こうと強く思えた時間だったな、ホントに。
ぼくにとってはそれほどの出来事で、あの日から全てがいい方向にガタンと変わったと信じている!

新しいきっかけを捉えた。

メッセージの内容は、フランクシナトラ・ライザミネリ・サミーデービスJr.の、1989年2月25日に東京ベイNKホールで行われたコンサートの生中継がTVで流れた時のお話しでした。

画像は森永博志さんのTwitterより拝借

続いて不思議な体験のお話し。

つい先日、NHKの番組で落語をやっていたので見ていた。

小学生時代から落語が大好きで、どれくらい好きかというと、

むかし、日曜日の夜9時から10chで花王名人劇場という番組をやっていました。落語特集の日には、TVとラジカセをジャックでつなぎ、エアチェック。枕元にラジカセを置き、寝る時に聴く。ゲラゲラ笑いながら眠りにつくという、おめでたくとても怪し気でマニアックな小学生だった。そのくらい好きです。

先日、見ていた落語の演目は「花筏」。花筏という四股名の大関のお噺だった。

見終えたあと、読みかけの小説 “ 水を縫う ” を開き、つらつら読み進めると、こんな一説があった。

川の上流から、白く大きな花びらと葉が流れてきた。花の名前は知らない。「花筏」というきれいな言葉を教えてくれたのは祖母だった。

ほんの10分の間に、今まで目にも口にもしたことのない言葉が2回も飛び込んで来た。とても不思議だと思わずにはいられませんでした。きっと何かあるんでしょうね。 不思議! どんなカタチで読み解くことになるのか楽しみで仕方ないです。ちなみにうちの住所は花山ということだけ、お伝えしておきましょう。

写真をお届けしたお客さん②

届いた写真を初めて見られた時のお客さんのお顔、様子。今回は配達しましたので、僕が動画撮影をしました。

サニー文庫9/10版

竹内佳代がスタジオスツールで、毎月第4土曜日の10:00~12:00にSUNNY BUNKO(家庭文庫)を開いています。

9月26日(土)のサニー文庫はお天気が良ければ外で返却を承ります!10:00-12:00

晴天でありますように。

少し前のこと。開催期間が変更された「熊谷守一展」に行きました。

本(紙の印刷)で見てきた絵を、板や布にのせられた色の厚みを感じながら見られたことは、喜びしかない時間。

今まで見たことのなかった自画像以外の“人”の絵は、守一さんを通してその人となりが伝わってくる。

描くために見ている、というよりその人の心の奥まで見つめながら描かれたよう。

「モリカズ様式」と呼ばれる色の面での表現に至るまでの、沢山の作品に出会えました。

晩年の20年はほぼ自宅から出ず、庭で虫や草花を観察し、97歳まで制作はつづいた。

生涯貫いたのは「自分は自分」ということ。「自分を出す」ことを大事に自らの表現を探求し続けた守一さんの作品は、

今でもいきいきとして私達を惹きつけている。

「はじまるよ」 守一さんの絵そのまま(サインも入っているまま)が、ぱくきょんみさんの言葉で生きています。

お客さんのコラム9/10版

今号は先ずは特別編から。

つい先日、毎年の撮影に来てくれた小学校1年生になったショウゴ君。生物が大好きなショウゴ君は毎回、絵を描いてくれたり、お話しをしてくれる。

今回もそっと紙を渡すと、少し恥ずかしがり屋な性格なのに、紙と鉛筆を持つといきなり強くなり大胆になる。

何にも見ずに筆の迷いもなく、スラスラスラ~ッと描き上げる。

裏表に書いてくれたから裏映りしてますが、デザインされたイラストを見て、おぉー、今迄で一番いい!一番好き!。

速攻スキャニングさせてもらいました。この図案の手ぬぐい欲しー!

ショウゴ君ありがとねー。

ちなみに、裏のひらがなはお父さんの字です。ショウゴ君がお父さんが落書きしたと言って、あとでハサミでカットしてました。

撮影5分、お絵かき・お喋り115分。 こんなに楽しいスタジオです。

上の絵:フェネック・ペリカン・フェネック・カバ・カバ。

下の絵:ティラノサウルス・モササウルス・ステゴサウルス・スピノサウルス・モササウルス・モササウルス。


喜びを編むと知る の巻

あれからおばあちゃんはまだまだマスクを作り続けている。
月水金の編み物教室にいくといつもマスクが並んでいる。
なんでも、納品するとすぐ売れるとのこと。
すぐにまた作ってとオーダーがきて、納品しては売れ、の繰り返しで「もう300は作ったな〜アハハ!」とおばあちゃんはタフに笑っている。
それに加えて最近はエコバッグも作っている。レジ袋有料化になって、「これも今、喜ばれる」と言って、かぎ針編みで家にある毛糸を集めて素敵なエコバッグを作って周りの人に配っている。
何か作っては、その時喜んでもらえる人に渡したり、おばあちゃんの手作りはいつもそのベース、そこからブレない。
素敵だなぁ、と思う。
すごいなぁと思うのと同時に最近はおばあちゃんが、その中で自分の喜びに変えている事もすごくわかるような気がする。

私もおばあちゃんに編み物を教わるようになって、次編むものはあの人に渡したいな。
あの人はこのミトンが似合いそう、このマフラーが似合いそう…
気づくと編み物はいつも自分のものより、誰かにあげたくて編んでいる。
喜んでもらえると嬉しくて、その人の事考えながらちくちく編む時間もとても好きで。
なるほど、この喜びって味わうとやめられなくなるな〜、じんわり暖かくなるこの感じ

自分の手で作ったものを喜んでもらえて、こちらこそ嬉しい。
おばあちゃんもこんな気持ちなのかなと思いながら、おばあちゃんが今まで私たちに編んでくれた物を思い出しては、更に嬉しくなる。

三國万里子さんも、本の中でこんなことを記されている。

“人と関わって、何かを生み出すということの中にしあわせがあるんだな、とこの頃思います。
たとえば家族のためにご飯を作ること、仲間と仕事をすること、そしてセーターを編むことの、瞬間瞬間の動きの中にただ寝っ転がっていてしあわせになれるのはきっと仙人くらいで、普通の人間は何か一生懸命やってこそ楽しくなれる。
そういう風にできているんじゃないでしょうか。″
【三國万里子さん うれしいセーター より】

自分の手仕事を通して
人との間に生まれる喜びは
楽しくて仕方ない事を知りました。

そんな喜びを感じて編む時間は
編み物を教わる前よりも日々を豊かにさせてもらっている。

こないだ夫に編んだセーター
おさらいのつもりで、もう一つ編んでいたものも完成。
これは、おばあちゃんのオペなし、お直しなし、編み直しなしで完成したのでここで載せておきますね。

写真・文 / 田畑由布子

こどもちゃん達が生まれる前の、2012年11月からのお付き合い。葵子ちゃん・季なりちゃん・糸喜ちゃんの3姉妹5人家族になった今も年に2回、必ずスタジオや名張市のご自宅で撮影させて頂いてます。編み物の師匠・おばあちゃんのお話しを聴かせてくれたユフコちゃん。面白くてあったかくて、色んな人にも聴いてほしいと思い、毎月2回、綴ってもらってます。


⑨「大事な会議で前歯が吹っ飛んだスタッフの紹介」

今回はSukkuのスタッフを紹介したいと思います。
開設準備から一緒に働いているスタッフがいます。名前は樋口さん。
年齢は私より少し上。以前勤務していた病院の同僚でしたが、家庭の事情で私より先に病院を辞められていました。
樋口さんの良いところは、とにかく飛びぬけて明るいところです。話し上手で、声が大きく、それはそれはとても大きな声で笑います。樋口さんがいるだけでその場は明るくなります。そして、困っている方に対して、一歩踏みこんでお節介が出来る。そう、何事にも一生懸命なのです。その姿を病院勤務時代に見ていたので、Sukkuを始めるときにまず、最初に頭に浮かんだパートナーは樋口さんだったのです。
開設する約1年前、居酒屋に樋口さんを呼び出しました。そして、理念などを伝え一緒に働いてくれないかと声をかけました。ヘッドハンティングです。返事は「OK」でした。

 開設してからの樋口さんの働きは、私の予想以上でした。Sukkuにお見えになる方は皆、樋口さんのトークを聞きに来ているのではないかと思うほどで、いつも笑い声がたえません。もちろん、持ち前の絶妙なお節介も発揮。利用者さんだけでなく、ご家族、ケアマネージャーなど、様々な人からの信頼を得て、どんどん突き進みます。
そんな樋口さん、明るく元気で頼りがいのある、とても気の強い姉御肌なのですが、正義感にも溢れているのです。
そのためなのか分かりませんが、良いことも悪いことも樋口さんには集まってきます。
例えば、最近問題になっているあおり運転。通勤途中にあおられて、腹が立ち、追い抜けないように車を道の真ん中に横向きに停車。あおってきた車を停めさせ、「何あおってんねん!」と一喝。すると、あおった車は窓を開けずに何かを言っている。あ~そうや。ワイドショーであおられて因縁つけられても窓を開けるなって言うてたな~。って、逆やん!
他には、車を運転中に竹やぶに人影と倒れた自転車が。何かおかしいと感じ、車を停めて見に行くと変質者発見!樋口さんは車を出て、変質者めがけて猛タックルをお見舞い。もちろん変質者はノックアウト。一緒に乗っていた夫が女子高生を確保し、警察に通報!これも逆やん!その後、変質者は余罪も見つかり、逮捕されたとのこと。後日警察に表彰をさせてくれと頼まれるも、当たり前の事をしただけと、断固拒否。
そんな、勇気と正義みなぎる樋口さんですが、仕事中に調子の悪かった利用者さんが亡くなったとの報告を受けると電話中でも泣き出します。そして、電話が終わると目を真っ赤にしながら仕事をします。
私は、樋口さんのことを見ていると喜怒哀楽の表現者!と思ってしまうのです。

 さて、私たちのような介護サービスに携わる事業者は、ご利用がスタートになる前に必ず、色々な職種が集まって会議をします。その会議で利用者さんの普段の様子や体調などを把握したり、今後の目標などを話し合います。
あれは、昨年の夏でした。新しく利用が始まる方がおられ、その方の自宅で、本人・妻・ケアマネージャー・他事業所スタッフ・樋口さんが集まり会議がありました。
その会議中、樋口さんがいつもの軽快な口調で話しをしていたのですが、急に声が小さくなり話すのをやめたのです。そして、大きく深呼吸をしてまた話しをしようとしたそのとき・・!「カラン」
なんと声を出そうと口を開けた途端、歯が飛び出てきたのです。最初、周りは何が起こったか理解できませんでした。しかし、樋口さんの顔を見ると前歯がないのです!樋口さんも恥ずかしそうに飛んだ前歯を探しています。そこで、ようやく何が起こったかみんな理解し、大笑いに。大事な会議なのに周りの人たちは、樋口さんの前歯が飛んだことしか印象に残らない会議になった!と言っていました。
聞けば、中学の時にソフトボールが当たり、前歯が抜けてそこから差し歯にしているとのこと。そういえば、私と話をしているときも一度前歯が抜けたことがあり、大笑いしました。人って前歯がないとすごく間抜けな顔になります。今でも樋口さんは、半年に1回は前歯が抜けそうになり急いで歯医者へ通っています。

ちなみに、このコラムを私が書いていることは本人には内緒にしていますので、自分のことを書かれているなんて全く樋口さんは知りません。
もし、知ったら・・・。
喜怒哀楽が爆発して前歯が飛ぶ、樋口さんを想像しながら終わります。 (おしまい)

次回のコラムは 「正美さんのベルトは、いつも反対」です。

写真・文/ 川瀬啓介・未央

Sukku 川瀬啓介 / 未央 (理学療法士・鍼灸師 / 鍼灸師)
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町4-16-38

TEL 0771-62-0005

2017年から京都の南丹市でリハビリを中心としたデイサービスをしています。利用者さんと過ごす時間は、笑い声と涙が入り混じる賑やかな毎日です。そんなささやかな日常、会話から気付かされること、そして個性派揃いのスタッフについて…これから色々な事を綴っていこうと思います。

2011年11月からのお付き合い。楓くん・緑くんが生まれる前から撮影をさせて頂いていて、今も1年に1回は必ずスタジオ撮影にお越し下さいます。Sukkuというデイサービスの屋号は、佳代が名付けさせて頂きました。飾らない温かさ、自分の好きが明快で、歯切れがよい。けれど、流れる時間はゆっくり。そんなお二人の人柄が大好きで、バランスを崩した時には体を診てもらおうと決めているから安心です。笑いと涙のデイサービスの日々を毎月2回、綴ってもらってます。


前回のコラムから2週間。そのあいだずっと、愛猫ももの看病に明け暮れていました。急性膵炎という、もも生まれて初めての命にかかわる大病でした。ももは、あとひと月で18歳というおばあちゃん猫。いつ”その日”が来てもおかしくない、とは思っていたものの、前日までとても元気にしていたので、まるで覚悟ができていませんでした。
 順調に回復するかに見えた病状が、途中でガクンと悪化。夜中、次男とふたり、眠っているももの前に座りこんで、はらはらと泣いていました。でもそこから……ももは無事、快復しました! うれしい! 命っていつまでもあたりまえにあるものではない、と思い知った2週間でした。

 さて、そんな日々も落ち着いてきて、この本を手に取りました。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
 ブレイディみかこ 新潮社

 4月にCovid-19に感染したイギリスのボリス・ジョンソン首相が、一時は重症になりながらも回復して、「みなで協力して社会的距離のルールを守りましょう!」と、国民の目をみつめて力強いメッセージを送ったときには、なんてかっこいい! と感心したものでした。

 しかし、その彼の属する保守党こそ、2010年に悪名高い緊縮財政政策をはじめた張本人。それによってイギリス社会は、これでもかというほど福祉や教育への財政をカットされ続け、大きな格差が生まれました。移民、EU離脱問題、人種問題、貧困……。紅茶や愛らしいチェック柄やアンティーク、といった甘いイメージのイギリスは、もう単なる観光目的でしかないのかもしれません。このあたりところは、ケン・ローチ監督の映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2017)にも印象深く描かれています。

 この本は、イギリス在住20年、元音楽ライター(ロックにくわしい!)で現保育士の、ブレイディみかこさんが書かれたものです。タイトルの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、11歳の息子さんのノートの隅の走り書き。日本人の母とアイルランド人の父をもつ彼のちょっとブルーな日々。子どもたちの日常にもある人種差別や教育格差の問題が、まざまざと描かれているのですが、ブルーどころか、うらやましいほどきらきらとした青春の日々が書かれていました!

 息子さんの通う中学は、低所得者層の多い街中の底辺中学。緊縮の波をもろにかぶる彼らを、熱心な教師や、ボランティアをつとめる保護者の努力が支えます。入学式直後に行われるのは、なんと演劇のオーディション。新入生は入学してすぐに演劇に取り組むのです。クリスマス・コンサートでは、社会風刺バリバリのラップを熱唱。イギリスでは、幼稚園のころから言葉で感情を表現する教育がたいせつにされていて、自分の思いをきちんと言葉にして相手に伝えることを叩きこまれるといいます。

 また、シチズンシップ・エデュケーション(市民教育)が充実していて、ある日息子さんに出された課題は、「エンパシーとは何か」でした。そこで彼は、「他人の靴を履いてみること」と答えました。
 エンパシー(empathy)とよく似た言葉に、シンパシー(sympathy)があります。どちらも「共感」と訳されますが、シンパシーは、かわいそうな立場の人や自分と似た意見をもつ人に寄せる「同情」。一方、エンパシーは、自分と違う考えをもつ人や立場の違う人が、どんなことを考えているのだろうと「想像する力」のことだと。だから他人の靴、なのです。

 このほかにも、分断とか格差といった問題についても、それはつきつめれば、「だれかを仲間外れにして、こっち側だけでなかよくしよう」ということと同じではないか、とか、自分と違う考えや感性をもつ人は実はたくさんいる、と知ることこそ、無知から離れておたがいの理解に近づく生き方である、など、眼から鱗のセリフが、いきいきとした子どもたちの生活そのものから、バンバン飛び出すのです。

 いやはや、なんてかっこいい! 画一的一斉教育の日本からは考えられない、まったくもってうらやましいのです。いや、うらやましがっていられるほど事態は甘くはないのでしょう。でも、彼らの波風を立ててでもなんとかよくしていこう! とする態度には、たくましさと同時に、ある繊細な善意を感じました。
 ほんとうの多様性とは何か、いろんな人といっしょに生きるとはどういうことかを、深く考えさせられた素晴らしい本でした。

写真・文/ 中務秀子

2018年・第27期のフィルムカメラ教室の生徒さんとして、お付き合いが始まりました。今もフィルムカメラを続けてらして、二眼レフカメラにも挑戦中。こどもと大人の絵画造形教室 / コッコ・アトリエを京都の一乗寺でお仲間とされています。昔は学芸員や翻訳のお仕事をされていて、しかもなんと早稲田の文学部卒。道理でデコさんは本好き、映画好き、芸術好き、お話好きなはずです。でもとても自由で全然気取ってない表現がお好きな所に、勝手に親近感を覚えさせてくれる先輩であり心友です。

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今回で鳥図かんは10回目です。今までにのせた鳥たちの中から3種類選んで、見分け方をしょうかいします。

まず、キツツキ類(コゲラ)たちの見分け方です。アオゲラとヤマゲラは、体が緑です。アカゲラ、コアカゲラはおなかにもようがなくて、オオアカゲラだけななめにもようがあります。アオゲラとヤマゲラもおなかのもように注目して下さい。クマゲラは、その名の通り黒く、大きめです。頭もほとんど赤色なので、見つけるのもかんたんかもしれません。

次にチドリ類(コチドリ)たちの見分け方です。イカルチドリはコチドリ(鳥図かん8/10版参照)に、よく似てるけど、よく見ると目の周りの黄色い部分の太さがちがいます。太い方がコチドリ、細い方がイカルチドリです。シロチドリは、足が黒色をしています。目の上からのびる線もありません。チドリ類は、判別がむずかしいのでぜひ図かんを見ながら観察してみて下さい。

最後に、ハヤブサ類(チョウゲンボウ)の見分け方です。ヒメチョウゲンボウはチョウゲンボウによく似ているけど、つばさのもようがなくよく見るとつめがはい色です。コチョウゲンボウは、つばさと頭は青色をしているので分かりやすいです。アカアシチョウゲンボウは全体的に黒いけど、くちばしと足は赤色をしているのが特ちょうです。

もぐるカモともぐらないカモの見分け方は3つの内どれでしょう。

1. くちばしが太いか細いか。

2. 尾羽が上に上がっているか下がっているか。

3. つばさの先が丸いかとがっているか。

答えは次の鳥図かんで発表します。

最後に前回の答えを発表します。

正解は 3の 水辺の土手や樹洞でした。

絵・文/ 中野響

お姉ちゃんとひーくんが生まれる前の、2005年10月から撮影をさせて頂いてます。今も2~3年に1回は必ず、スタジオや城陽のご自宅で撮ってます。小学5年生になったひーくんは、この前の撮影の時に鳥に魅せられていると話してくれた。それが小学生レベルの鳥好きの話ではなく、僕からすればもう学者レベル。しかも視点がユーモラスなのでこれはスゴイ!是非、図鑑を作ろうと盛り上がり、WEBという形で毎月2回、発表してもらっています。


『愛なき世界』三浦しをん

洋食屋の見習い・藤丸が恋した本村は、植物の研究者のタマゴ。

料理の出前を口実に研究室へ通うが、本村は植物(シロイヌナズナ)の研究に明け暮れている。殺し屋か死神みたいな教授、サボテンのトゲを透明化させる後輩など、変わり者たちの中で、本村の研究・藤丸の恋は成就するのか。

本屋大賞ノミネート作品です。装丁が綺麗ですてきです!

文章の細部が面白く、

「洋食屋と銘打ってはいるが、円服亭のメニューはカオスだ」

とか、

「迎えにいったはずの死者が、思いがけず元気に酔っ払って腹踊りをしているさまを目撃した死神みたいな表情」

などなど。

面白いです。ラストは意外・・・!?

ぜひ読んでみてください!

文/ 木下琴子

2006年3月からのお付き合い。琴子ちゃんが生まれる前から撮影をさせて頂いてます。小学5年生になった今も記念日ごとには必ず、スタジオやお好きなロケ場所で撮影させて頂いてます。埼玉県からお越し下さいます。幼い頃から、本が好きと撮影のたびに僕に話してくれた琴子ちゃん。読みたい物語がまだまだ沢山あると思うと、これからが楽しみとも話してくれた。そんな琴子ちゃん目線の書評を毎月2回、依頼しています。