『わたしの美しい庭』 凪良ゆう
小学生の百音は親代わりの統理とふたり暮らし。朝になると統理の友人の路有がやって来て、3人で朝ご飯を食べる。
3人の住むマンションの屋上には神社があり、統理が神主を務めるそこに祀られているのは断ち物の神様。悪いご縁を断ち切ってくれるその神社には様々な人が訪れて_。
読書の秋…はまだしばらくお預けのようですが…おかげで夏が舞台のこの本をおすすめするにはぴったりです!
私は『流浪の月』から凪良さんを知ったのですけど、この本が一番好きだなと思います。百音たちの日常はおしゃれで心地良く、朝ごはんも美しい「庭」も人間関係も素敵です。
一方で、百音と統理の血が繋がっていないために周囲からはあれこれ言われることも。この本に出てくる人は、世間からはうまく理解されない現状を抱えながら、それでも生きていく人たちなんです。
私は夏季限定カバーをゲットしました!文庫版の輝く装丁がとても綺麗なので、ぜひ手にとってみてください。