スツール

スツール通信~シニア世代~

2023.04.15 更新

こんにちは、スツールの竹内靖博です。 早い桜が散り、初々しい緑色の葉っぱが狭ーい居場所から顔を覗かせ、広い世界へと広がろうとしています。まるでフレッシャーズのように。我が家のフレッシャーズ達も、自分を信じて突き進め。 ボクとカヨは見~て~る~だ~け~!

桃山御陵さんでの週2回のトレーニングも1年が過ぎ、ついに100回です。まさかこんなに続くとは夢にも思わず、それどころか生まれ育った御陵さんまでわざわざ30分掛けて運動するとは、、、 ホントに分からんもんです。 分からんもんですが、心の声を聴いて欲するままにとりあえず素直に動いてみると、これまで辿ってきた道のりの繋がりが見えてきて、ここにいる意味が少し分かります。

トレーニングに来ているおじさん・おばさん、おじいちゃん・おばあちゃんがとにかく面白い! じっーと見ていると、みなさん自分なりに開発したトレーニングメニューを黙々とこなしてはります。その場で軽やかにスキップしたり、石のベンチを使って体をギューギューと逆方向に思いっきり反らしたり、階段を下り始めたかと思うと途中でサッと上って来て、またサッと下りて、また上ってを繰り返したり。とにかく好き放題。自由、自由、そこには自由しかない! 着ている服もそうですよ。 あるおじさんは、黒いシャカパンに上着は真っ赤なウインドブレーカー(エメラルドグリーンのウインドブレーカーもお持ち)、チャックを開けると中も真っ赤なポロシャツ、その下は白のハイネックシャツ(着過ぎです)、眼には恰好いいアスリートサングラス、でも帽子はテンガロンハット(なんで)。

あるおばさんは、バリバリの山登りの服装です。動きやすそうな黒いズボンに、薄いピンクのウインドブレーカー、かわいい丸眼鏡を掛けて、そして頭にはスカイブルーのベレー帽。最高でしょう、、、 こんなてんでバラバラな彩りなのに、着こなせちゃうんですよね、シニア世代は! それは何故か? 明快です。。懐が深いからです。何者も何物も受け入れる度量があり、いつもチカラが抜けていてフラットだから、ドアが少し開いているんですよね。 野田敦子さんの連載コラムにも書かれている、まさしく1人ダイバーシティ。 チカラが抜けている分、何か起これば瞬時にチカラを込めることができる。ギターやドラムもそうなんですよねー、どれだけチカラを抜けるかに掛かっています。その方が瞬時にパワー演奏ができるし、疲れないしね。 しかしみなさん、抱えてることも必ずあるはず。言うことを聴かなくなった体、死へと向かっていく孤独な心。 そこにある危機に立ち向かうシニア世代の方はみんな、ほんとにスゴイ! 御陵さんの空・木々・石・おじさん・おばさん、全てからパワーを頂いてます。

時折お客さんから、ストイックですね~とか、よく続きますね~、とか言われますが、秘訣はたったひとつ。

しんどい時、疲れてる時こそ、行くんです。 前向きな人々を見ながら、自然を感じながら、トレーニングすると、しんどさなんてどっかへ吹っ飛びます。そんな場所がひとつでもあれば支えになりますね。

ついでに最近の我が家の庭の様子です↓

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