こんにちは、STU:Lの竹内です。50代の半ばともなると、物事のとらえ方や考え方がだんだんと変化してくるのは本当だなぁと、実感する場面が日々増しています。たとえば30代の頃は、悩んでいるお客さんがおられると、一緒にがんばろうと言って一歩前に出て引っ張ろうとしていた。40代の頃は、一歩さがって後ろから背中を押そうとしていた。そして今50代の半ばに差し掛かると、同じ位置に立ってそっと肩に手を置き、「大丈夫だよ。」とだけ言ってる気がする。先日、2日間のオープンデーをしました。どちらも2組ずつ、お客さんや生徒さんが会いに来てくれました。話しに来てくれました。沢山の方に来てほしいというのとはちょっと違って、ふと会いたくなった、ちょっと聴いてほしくなった、こども達が遊びたいと言った、ただホッとしたくなった、そんな場になればと思っています。沢山の色んな人達に対するより、「ボクとあなた」という写真を撮る距離感の関係をこのオープンデーの場でも大事にしていきたいと思っています。先日の2日間でその好さを実感できました。
写真を撮ることを生業にしていますが、ボクの思い描くカメラマン像は、撮影と同じくらい人にケアをすることを大切にしていくことだと思います。それが実は自分もケアされているということだから、カメラマン像であり、人間像だと思っています。
小学生のハナちゃんが、サンタクロースにもらったチェキで写真を撮ってくれました。やっぱりフィルムの風合いはホッと安心感をくれるよね。これをボクも身に付けたいな。そっか、俺はフィルムのような男になりたいんや!ハナちゃん、気づかせてくれてありがとう。
ついこの間、初めての方から、「雰囲気のある色調の写真で、懐かしさや安心感がある。」というメッセージをいただきました。初めてのことばにハッと驚き、そしてストンと心の奥底に沈み、フワフワと気持ちよく漂っています。身に沁みる素敵な言葉だなぁ、、。これからのボクの指針になる言葉をもらいました。
下記の写真は、、、
料理家の森さんがスタッフさんたちと大山崎で営む、料理教室と暮らしの雑貨のお店「Relish」。森さんとはもう20年近いおつき合いになりますねー。なんでも、ホントになんでも話したくなるし、受け入れてくれる清々しい心の持ち主の先輩です。人をまっすぐな眼差しで見つめ、琴線にふれたらその瞬間、よし行こ! とすぐさま即決して逃さないところがいちばん好き。そしてとてもお節介な人です(笑)。(自分でそう言われてます)。 そんな森さんが、新しい場所と縁があり昨年移転をされました。この物件と出会う奇跡を起こす森さんは、やっぱり素晴らしい。ぜひ一度、訪れてみて下さい。STU:Lのお庭をいっしょにつくって下さった奥田由味子さんとのご縁も、実は森さんからの贈り物なのです。Relishのお庭も奥田さんが育ててられますので、楽しんでください。そのRelishさんの玄関先に常設で、コラージュ額を飾っていただくことになりました。いちばんにお客さんをお出迎えさせていただきます。今回のコラージュは、入卒園・入学がテーマです(4月初旬までの展示)。 3か月に一度のペースでテーマを変えていきますので、楽しみにしていてください。
コラージュフレームを、わたしのお店に、ぼくの店に、またお友だちのお店に、飾ってもいいよ!という太っ腹な方がおられましたら、すぐに条件面などのお打合せに飛んで行きますので、ひとつよろしくお願いいたします。
※徒歩10分ほどの所にRelish食堂も営まれています。