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アオゲラは、日本のほとんどの地域で見られる緑色のキツツキです。全長は前に紹介した「コゲラ」(NO,1)の2倍の30cmぐらいあります。オス(絵)の頭は全て赤く、目の下も赤いけどメスは後頭部と目の下しか赤くありません。つばさの緑色とおなかのもようはオスもメスも同じです。
「ピョー」と鳴き、飛び立つ時は「キョッ」とか「ケッ」などと鳴きます。
飛ぶ時は波線をえがくように飛びます。これは波状飛行といってキツツキ類やヒヨドリなどたくさんの種類が使います。
春や夏は木の中の虫をよく食べます。秋冬は木の実を食べることもあります。子育ては木にほった穴でします。その穴は次の年には使わず新しい穴をほります。古い穴を他の小鳥が使うこともあります。
ここでクイズです。アオゲラはねぐらがあり、日がしずむとねぐらに入ります。アオゲラのねぐらはどこに多いでしょう。
1.別荘や空き家のかべ
2.川などの土手に穴を作る
3.ムササビやフクロウのためにつくられた大きい巣箱
正解は次の鳥図鑑で発表します。最後に前回のクイズの答えを発表します。
正解は、1.約80cm ちなみにメスは50cmです。
絵・文/ 中野響