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カルガモは、公園の池や川でも1年中見られる身近なカモです。
オスもメスも同じ色をしています。
足はきれいなオレンジ色をしています。
はんしょく期には、ひなが親をおいかけるかわいいすがたが見られます。
カルガモはくちばしの先が黄色をしているのと、
飛んでいる時に「ヒュヒュヒュ」と音がなることが特ちょうです。
好きなところは、丸っこいしねている時の格好も丸まっていておもしろいところです。
カルガモのお引っこしは有名なので見てみたいです。
ここでクイズです。
この4つの中にカモではない鳥が1つだけあります。
どれでしょう。
1.キンクロハジロ
2.ホオジロガモ
3.カイツブリ
4.シマアジ
答えは次の鳥図かんで発表します。
最後に前回のクイズの答えを発表します。
正解は、
1.の「源平つつじ、茶つつじ」でした。
絵・文/ 中野響
お姉ちゃんとひーくんが生まれる前の、2005年10月から撮影をさせて頂いてます。今も2~3年に1回は必ず、スタジオや城陽のご自宅で撮ってます。小学5年生になったひーくんは、この前の撮影の時に鳥に魅せられていると話してくれた。それが小学生レベルの鳥好きの話ではなく、僕からすればもう学者レベル。しかも視点がユーモラスなのでこれはスゴイ!是非、図鑑を作ろうと盛り上がり、WEBという形で毎月2回、発表してもらっています。
『マナーはいらない小説の書き方講座』三浦しをん
Web連載を単行本化した本です。
小説の書き方をタイトルの通り、全二十四皿のコース仕立てで伝授!
とても役に立つのですが、何といってもおすすめしたいのは、このおもしろさ!
抱腹絶倒、私はなかなか読み進められませんでした。
あまりにありすぎて、たぶん書きつらねると二十日くらいいるのですが(笑ってしまうので)、例えば…
『全二十四皿って多すぎるだろ。いくらなんでもおなかが破けちゃうだろ。(中略)四回もお口直しって、お色直しが頻発する芸能人のバブリーな披露宴か。』(お口直しはコラムのこと)
とか、
『おまえの愛はなんかまちがっとるぞ!ヤブ蚊に刺されてかゆいわ!』など(どんな比喩でしょう)。
あまりに面白すぎて大爆笑してしまうので、人前で読むのには向きません(笑)
三浦しをんさんの二冊目、ぜひ読んでみてください!
『おーい、そこの小説家志望じゃないかたー。おいら、ここにいるよー。レジに持っていっておくれー。』(本文より)
文・写真/ 木下琴子
2006年3月からのお付き合い。琴子ちゃんが生まれる前から撮影をさせて頂いてます。小学5年生になった今も記念日ごとには必ず、スタジオやお好きなロケ場所で撮影させて頂いてます。埼玉県からお越し下さいます。幼い頃から、本が好きと撮影のたびに僕に話してくれた琴子ちゃん。読みたい物語がまだまだ沢山あると思うと、これからが楽しみとも話してくれた。そんな琴子ちゃん目線の書評を毎月2回、依頼しています。
おばあちゃんから学んだ私の1年間の巻
今日はクリスマスですね〜!
そして今年最後の編み物コラムです。
ちょうど去年の今頃おばあちゃんに弟子入りした頃です。
三女の産休に入ると共に、おばあちゃんみたいなおばあちゃんにいつかなりたい。
娘たちに、いつか自分もしてもらったみたいに孫に…唯一無二のものを与えられるおばあちゃんになりたいな…思ってはじめた編み物から一年が経った。
(始める前に過去の続かなかった編み物の経験から自信がなく、足踏みしていた私の背中を押してくれた、かよさん、ありがとうございます。)
月水金のおばあちゃんの編み物教室で習う事は編み物だけにとどまらず、季節折々の保存食づくり、おばあちゃんから学ぶ生き方、人との暖かな繋がりの話、編み物以外にもたくさん得たものがあった。
頭がいっぱいいっぱいの時も編み物をする事で脳内がリフレッシュ。
思わぬ辛い出来事の時も編み物で心を落ち着かせたり。
おばあちゃんのいつかの夢だった話を聞いて、いつか自分もそのバトンを受け継ぎたいという新たな目標までできてしまったのだから、この一年はこの後の人生を大きく動かされたように気さえしてくる。
おばあちゃんに教わる編み物に出会えて救われたり、豊かになった時間が宝物の一年だった。
おばあちゃんの生き方のテーマになっている「周りのひとに喜んでもらえるように」と言う事が、編み物に通づるものがあり、
誰かの事を思って編んだり、喜んでもらえたとき、こちらの気持ちこそ、嬉しい時。
それが編み物につまっているので、編み物は辞められない。
寒い季節になり、私が編んだものを身につけてくれているのを見かけたり、暖かくていつも着ているよと教えてくれたりするようになり、たまらなく嬉しくて、来年はまたもっと上手くなったものを渡せる様になろうと思うのだ。
私の編みものライフは来年もそしてこれからもまだまだ続き、急がず楽しんで編み物のように一段一段経験を積み上げていきたいと思う。
これからもおばあちゃんとモーニングしながら、編む時間を楽しみに。
そしてこれからも編み物を超えたものを学べる、このスペシャルな編み物教室の時間を過ごせるのだから来年もきっといい一年になりそう。
余談ですがいつもお供してくれている三女の名前は
糸喜(しき)といいます。
夫と決めた大切な名前。
糸と喜ぶという字の組み合わせ。
偶然ですが、まるで編み物教室でおばあちゃんから学ぶテーマのような名前だなと今更ながら気づいたのです。
糸喜ももうすぐ一歳です。
糸喜の歳が一才ずつ大きくなるにつれ、私の
編み物歴も増えてくように。
糸喜がすくすく成長していくように私の編み物も成長していくようになればいいなと思うのです。
おばあちゃんから教わる編み物がきっかけで、まさかこんなコラムを描かせてもらえるなんて夢にも思っていませんでした。
文を描くのは本当は得意じゃありません。
でも湧き出てくるようなエピソード、おばあちゃんとの話し、拙い文章ですが読んでくださった皆様、ありがとうございます。
来年もおばあちゃんとの編み物の中でのエピソード、私の編み物、綴っていくのでらどうぞまた見てくださると嬉しいです。
良いお年をお過ごしください。
毎年恒例の家族写真を撮りにゆきました。
今年は全員で手編みを纏って撮ってもらいました!
写真・文 / 田畑由布子(こどもたちの写真 / 竹内靖博)
こどもちゃん達が生まれる前の、2012年11月からのお付き合い。葵子ちゃん・季なりちゃん・糸喜ちゃんの3姉妹5人家族になった今も年に2回、必ずスタジオや名張市のご自宅で撮影させて頂いてます。編み物の師匠・おばあちゃんのお話しを聴かせてくれたユフコちゃん。面白くてあったかくて、色んな人にも聴いてほしいと思い、毎月2回、綴ってもらってます。
なんども同じお話になって……すこし恐縮ですが、今回もまた、愛猫もものことから書きはじめようと思います。
この夏、2か月ものあいだ急性膵炎を患って、なんとか回復したももですが、先日また腎臓をわるくしてしまいました。ももは18歳。人間でいえば90歳近くのおばあちゃん猫です。なにしろ猫は人間の4倍の速さで年をとりますから、あっという間にそんな年齢になりました。
度重なる病気に、わたしは一度は覚悟を決めたものの、ある夜ももが吐いたあと、そう遠くない日にももを失うことを思い、号泣してしまいました。生命には限りあることがわかっていても、今はまだ別れ難い……。
先日ある方に、悲しみが絶望になると、怒りになり、審判となる、という話をうかがいました。審判とは、その悲しみの原因を、誰かのせいにして犯人探しをすることです。あのひとのせいだ、いや、自分が悪いのだ、というふうに。
しかし、仏教では、悲しみは、あきらめや許しとなり、やがてほほえみや笑い(ユーモア)に至る、と説かれているそうです。
鹿ヶ谷の法然院の貫主、梶田真章さんは、「他者のために、他者の安らかなることを悲しみ願う」という言葉を、さまざまな機会に話されています。
ここにある「悲しみ」とは、なんと深い言葉なのでしょう。それは、ただ悲しみ嘆くことではなく、他者の悲しみに心を寄せ、思いを同じくし、ともに悲しむことなのです。そういえば、慈悲という言葉も、他者の喜びをともに喜び、悲しみをともに悲しむという意味だと、なにかの本で読んだことがあります。
ももを失えば、ももとくっついて眠ったり、遊んだり、いっしょにごはんを食べたりできなくなります。けれども、今までずっとそうやってこられたことが、いろんなことがつながって、重なって、あり得ない幸福が結び合わさって、できた18年なのだと気づきました。
ももはいま、最晩年の日々を懸命に生きています。その日々をたいせつにしていこう。そしてその先にはきっと、やさしいあきらめや許しや、微笑みが待っていることでしょう。
今日は、まど・みちおさんの詩集から一編の詩をご紹介して、この文を終わります。
『きょうも天気』
まど・みちお詩 谷内こうた絵 至光社
「きんの光のなかに」
この世には草があるし木がある
というようにして鳥がいるし獣がいる
というようにして日々が明けるし四季がめぐる
というようにして生かされている
ふりそそぐ秋のきんの光のなかに
という思いに浸れるのを幸せとして
このかぎりない物事のなかの
どんなほかのものでもない
これっきりの
見えないほどの無いほどの
一粒として
写真・文/ 中務秀子
2018年・第27期のフィルムカメラ教室の生徒さんとして、お付き合いが始まりました。今もフィルムカメラを続けてらして、二眼レフカメラにも挑戦中。こどもと大人の絵画造形教室 / コッコ・アトリエを京都の一乗寺でお仲間とされています。デコさんは本好き、映画好き、芸術好き、お話好き。いわば “ 忙しいひまじん ” です。とても自由で全然気取ってない表現に親近感を覚えさせてくれる先輩です。そして心友になりました。
コッコアトリエ・HP → ●
コッコアトリエ・インスタ → ●
⑯「週4日の勤務です」
12月は私たちが結婚してから毎年恒例となっている、スツールでの撮影があります。前回のコラム完成後、今年も行ってきました。スツールには撮影に行っているというよりは竹内夫婦と喋りに行っているような感じです。私も子供もあの場所に行くととても気持ちが明るくなります。竹内さんは今私たちが考えていることに耳を傾けてくれます。そして賛同してくれます。その反応を見て、よしこれならいける!と自信を持って次の一歩が踏み出せます。今考えればSukkuの構想を話したときに、それは絶対いける!と言ってくれたのも竹内さんでした。そして、屋号はカヨさんにつけて頂きました。
来年・再来年に向けて色々考えていますが、まずは目の前にいる困っている人に対して何が出来るか考える。それが未来へとつながる道だと信じて、ゆっくりと確実に進もう。
今年も残すところあと1週間。Sukkuは4回目の年を越せるところまで来ました。
Sukkuには開設当初からのヘビーユーザーが1名おられます。名前は石水さん(仮名)男性で70歳代の方です。この方は、脳出血の後遺症で両手足に麻痺があります。長年、長距離トラックの運転手をしていて、65才になり定年を迎えそろそろ仕事のウエイトを減らそうと考えていた矢先に病気になられました。石水さんはあまり多くを語ることはされませんが、責任感が強い方で、自分に必要なことはコツコツと続けることが出来ます。この病気になった当日も朝から身体の半分が動かしにくかったにも関わらず、自分で運転して仕事場まで行き、職場のスタッフに、こんな身体やししばらく会社を休むと伝えて、自分で運転して病院へ。診察して命が危ないほどの病気と分かり、緊急入院と手術を受けられました。そして、10か月もの入院の後、なんとか杖で歩けるようになったので退院されました。
退院後は病院の外来リハビリに毎日通っておられました。私はそこで石水さんと知り合いました。直接の担当ではなかったのですが、リハビリの様子を見ていても、あまり頑張っているようには見えなくて、ただ淡々とリハビリを受けているといった感じでした。
その後、私が病院を退職しSukkuを開設すると、すぐに利用したいと直接来られたのです。
最初は週2回の利用でしたが、徐々に回数が増えて3年程前から週4回の利用になりました。石水さんは日頃からセニアカーに乗って移動されていますので、自分で来られます。朝は30分前に来て、Sukkuの周りを歩いて身体を動かして、靴の脱着に時間を有するからと15分前に入られます。4年間休まずにその時間通りに来られます。雨の日も雪の日も休まずに自分で来られます。何度か迎えに行きましょうか?と声をかけましたが「いや。自分で来る。」と言われます。
4年間休まずに来れるってすごいですね!って言うと、石水さんは「これは俺の仕事やから。」と一言。
さらに石水さんは、ご利用日には必ずノートに一言を書いて来てくれます。麻痺した手でペンを持って書いて来てくれます。絶対に書きにくいはずですが4年間毎回書いてくれます。そこには、Sukkuの改善点を書いてくれるときもありますし、前日の阪神の結果であったりします。毎回キリっとした気持ちで私たちは目を通させて頂いてます。
病院で見ていた私の石水さんのイメージとは大違いで、実際はとても頑張り屋さんでそれを誰にも見せないのです。
石水さんは多くを語らない方ですが、娘さんが一言「父は愛想も悪いし、怖い顔をしてるけど、犬と子供には好かれるんです。」
私は優しい人の代名詞って、犬と子供に好かれる人だと思うんです。
実際うちの子供たちも石水さんにとてもなついていて、園部のおじいちゃんだと思っている様子。街で見つけると必ず「石水さーん!」と大声で呼び止めます。その都度、石水さんはセニアカーを停めて軽くうなずきます。それだけです。けど、子供たちは大好きです。
昭和の男って多分こんな感じなんでしょうね~。
今となっては、数少ない昭和の匂いを残した人たちを相手に仕事をしつつ、来年は令和3年です。
このコラムに目を通して下さっている読者の方々、今年もありがとうございました。
皆さんやスツールにとって、来年が良い年でありますように。(その前に年末ジャンボ宝くじが当たりますように) おしまい。
次回 「Sukkuにもカメラマンがいます」
写真・文/ 川瀬啓介・未央
Sukku 川瀬啓介 / 未央 (理学療法士・鍼灸師 / 鍼灸師)
〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町4-16-38
TEL 0771-62-0005
2017年から京都の南丹市でリハビリを中心としたデイサービスをしています。利用者さんと過ごす時間は、笑い声と涙が入り混じる賑やかな毎日です。そんなささやかな日常、会話から気付かされること、そして個性派揃いのスタッフについて…これから色々な事を綴っていこうと思います。
2011年11月からのお付き合い。楓くん・緑くんが生まれる前から撮影をさせて頂いていて、今も1年に1回は必ずスタジオ撮影にお越し下さいます。Sukkuというデイサービスの屋号は、佳代が名付けさせて頂きました。飾らない温かさ、自分の好きが明快で、歯切れがよい。けれど、流れる時間はゆっくり。そんなお二人の人柄が大好きで、バランスを崩した時には体を診てもらおうと決めているから安心です。笑いと涙のデイサービスの日々を毎月2回、綴ってもらってます。