めがね

小さい頃、めがねに憧れていた。
視力検査を受けた後、
必要といわれた子達がめがねをかけ始める。
めがねをかける友達を見ると
前よりも大人びて見え、羨ましかった。

“かけていないとぼんやりしてる”
“目の前にこないと相手の顔がわからない”

どんな世界だろうと知りたくなって
漫画をいっぱい読んだり、
長い時間テレビを観たり。
(いっぱい勉強しようとは思わなかった。笑)

でも大人になっても
めがねが必要です!とは言われなかった。
(本当は感謝しないといけませんね。)

兄は私とは反対にずっとめがね生活。
少しだけコンタクトをした時、
忘れられない兄の一言。
「俺ってめがね外したらこんな顔やったんや!」

私には信じられない世界。

でも最近手紙を書いていても字がふらふら。
針に糸が通らない。
指にささったトゲが自分で抜けない。

知らなかった世界を知れるって嬉しいもの。
でも、まさかこんな形で知ることになるなんて
考えもしていなかった。

成長し続けると(←正しくは“歳をとると”)
めがねをかける日がやってくるのですね。

せっかくなので、
楽しみながら準備を始めたいと思います。

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「新熊野神社(いまくまのじんじゃ)」(東山区)
に行ってきました。
三本足の“八咫烏”で有名なのですが
私も主人も樹齢800年近い樟に心を奪われ
昇り龍のような枝振りを見上げ
大きな幹の周りを一周して触れてきました。

いつも京都市内からの帰りに通っていた道なのに
樟のことも気付きませんでした。
ちゃんと見えているようで知らないことは
まだまだ沢山あるのです。