JADOES / Midnight Call・Woman, I Want You

どうして売れなかったんだろう?
こんなに気高い音楽性を持ち、それを形にして、僕達に提供してくれたのに。
結局、1人抜け2人抜け、解散してしまった。
ライブにも一度も行けぬまま、後悔だけが残る。
でも確かに4枚目まではガッツリ聴いてたけど、キーボードの平間さんが抜けて以降は少しサウンドが軽くなったように感じ、聴かなくなっていった。
もう一度、ほんとにもう一度、オリジナルメンバー5人で奏でてほしいと願う。

1989年リリース、4thアルバムよりMidnight Call
(昔は恋人同士の間には固定電話があった。)
1987年リリース、2ndアルバムよりWoman, I Want You
(笑って聴いて下さいね。兎に角サビが美しい曲!国分友里恵さんの艶やかな歌声がたまらない。北島健二さんのギターソロもいかす。)

SOUND→ ◎

SOUND→ ◎

JADOES / Step By Step・Stardust Night

20代の頃から、そして今でも聴き続けているJADOES。
一度いいと思ったら、割に何でもずっーと長く愛用します。
特に音楽は、周りがどう変わろうと、誰に何を言われようと、聴き続けます。
ジャドーズというバンド名、色んな捉え方があるだろうけど僕が思うに、
コント集団が奏でる音楽は周りから見ると、きっと邪道!
だからあえてそんな名前を付けて、自分達でそれを認め、笑い飛ばし、そこから始める。
でも数少ない、本物の大人の音楽です。
ここで新たな情報をひとつ。
先週、ヴォーカルの藤澤さんは実は、ミラーボール星から来たダンス☆マンだと言いましたが、キーボードの平間あきひこさんにも秘密があります。
アニメ・キテレツ大百科の主題歌のお料理行進曲と、エンディングテーマのはじめてのチュウを作曲編曲なさった大先生なのです。
すごいでしょー!!
確かにJADOESっぽい。(ほんまか?、ほんまです。)
ダンス☆マンこと藤澤さんによる責任監修でリマスタリングがなされてるので、この際、持ってないCDを集めようとほんとに思ってます。
高速道路を車で飛ばしてる時に。
ひとりで酒を飲んでる時に。
洋楽もいいけれど、日本でこんなにファンクでAORしてるバンドがいる。
しばし、歌詞の世界に身を預け、メロウなサウンドに浸ろうじゃありませんか、JADOES。
今日は2曲いきまーす。
どちらも神戸の街が似合います。
JADOESをご紹介できる日が来るとは、幸せやなぁ。

1986年リリース、1stアルバムよりStep By Step
(ホーンセクションが気持ちいい。)
1987年リリース、2ndアルバムよりStardust Night
(夜景を見ながら車で神戸を走る。)

SOUND→ ◎

SOUND→ ◎

JADOES / Heart Beat City

まだまだご紹介したいハードロックバンドが洋邦問わずありますが、そろそろ終焉に向かっている気がしているので、これまでの僕を支え、今の僕を作ってくれたといっても過言でない、別ジャンルの音楽のご紹介もこの場で合わせてさせて頂いて、閉めて行ければと思います。

20歳を前に脱ハードロック宣言をし、カセットテープを全て処分した。
何を脱ぎ捨て、何を新たに着ようとしていたのかは分からないけれど、大人になろうとしていたのは確かだ。
ただ10年後の30歳を過ぎた頃にまた、ハードロックも呼び込むことになった。

様々なアーティストのROCK’ROLL、POPS、FUNK、FUSION、JAZZ、などを聞く中で、このバンドが耳にとまり滞在した。僕に多大なる影響を与えてくれたバンド・JADOES(ジャドーズ)。
1986年デビューだから、僕が丁度20歳になろうとしていた時だ。
元々コント集団という経歴があるから、コミックバンドだとデビュー当時は思われていたが、とんでもない。
そのセンスはプロフェッショナルで、その演奏はテクニシャンであることがすぐに分かる。
パーカッション・斉藤謙策による日常の中にある虚ろな恋を綴った詞に、ヴォーカル&ベース・藤沢秀樹のソウルファンクの曲が絡む。
ひと先ず一聴して頂ければすぐにお分かり頂けますが、予備知識としてちなみにヴォーカル&ベース・藤沢秀樹氏は実は、、 ダンス☆マンです。

ではJADOESの3枚目のアルバム、a lieより、Heart Beat City。
SOUND→ ◎

山下達郎 / Your Eyes

先週、特集しました1982年リリース、アルバム・FOR YOUのラストに収録されている曲を、
今日はご紹介します。
1984年リリースのアルバム・Big Waveの5曲目にも収録されている、
名曲中の名曲、Your Eyes。
ライブのアンコールの最後の最後にはこの曲、と決まっている定番ナンバー。
ほんとにいい曲です。
ステージに達郎さんがひとり出てきて、一言お話しになって、
そしていきなり、アパペラで歌い出す。
サビに向かっていくドラムの入る所からオケが流れ、達郎さんの一人多重録音されたアルバムのまんまの音源と、生の歌声が混ざり合うその瞬間、毎回鳥肌が立つ程に感動します。
夫婦でライブに行くのですがここ数年チケットが全然取れず、先日の京都のライブハウス拾得の貴重なチケットも取れず残念でした。
でも毎年ライブを行える環境がようやく整ったと数年前にお話しなさってたので、大丈夫です。ライブへの達郎さんの思いは改めて書きますね。
客層がとにかく面白いんですよ。
僕等なんかよりもお年を召された先輩方が多く、特に男性が目立ちます。
お年のせいでトイレが近いのか、盛り上がってる場面でも全然気にせず席を立たれます。
それがまたオモロイ!
あと、シャツインの方が、これまた多いこと!
笑っちゃいます。
そう言えば、達郎さんも衣装はいつもシャツイン!!

SOUND→ ◎

山下達郎 / Sparkle

達郎さん特集も3週目となりました。
ちょっとマジメな話が続き肩が凝ってきましたので、ここらで爽快なサウンドをお届けしましょう。
達郎さんと言えばこの曲。
あまりにも有名ですが、改めてご紹介します。
1982年リリース、アルバム・FOR YOUの1曲目に収められているスパークル。
この曲を聴かなかった日はないんじゃないかという程ですよね。
FM802でDJをされてた達郎さんの盟友、カマサミ・コングさん。
番組のオープニングに、このスパークルの印象的なイントロを使われてたことでも有名です。
大阪FESの新装開店こけら落としライブで、確か1曲目に演奏されたという記憶があります。
場内のどよめきが、ドーンというひと塊の音のように聴こえました。
この美しいイントロのギターカッティングは、達郎さんが自ら弾かれています。
学生時代はドラムをされていましたが、SUGER BABEではギターに転向されました。
カッティングならできると思ったと、以前ラジオで話されていました。
強烈なサウンドから始まるアルバム、FOR YOU。
このアルバムからイラストレーターの鈴木英人さんが関わられた事でも知られています。
カリフォルニアを思わせる爽やかな思いを連れて来てくれるレコードジャケット、
右下には達郎さんも描かれています。
色んな意味で永遠の名作です。

SOUND→ ◎

山下達郎 / 僕の中の少年

今週はこの曲、「僕の中の少年」の特集です。
これは1988年リリースのアルバム、「僕の中の少年」のラストを飾る、タイトル曲。
ドラマの主題歌・「ゲット・バック・イン・ラブ」、ANAのタイアップCM曲・「踊ろよ、フィッシュ」、HONDA INTEGRAのタイアップCM曲「マーマレイド・グッドバイ」そしてJACCSカードタイアップCM傑作バラード・「蒼氓」が収録されている、いつの時代にも語り継がれる名曲揃いの名盤です。
しかしそれとは裏腹に、CMで踊ろよ、フィッシュがバンバン流れている最中、達郎さんは引退まで考える窮地に追い込まれていたらしい。
表面だけを見ていても全くわからないもんですね、人は。
調子よく見える時ほど、そうではないものです。
人は見えない部分にこそ、真実が隠されていると思う。
HONDA INTEGRAのCMで御馴染みだった、あのサビ“Oh,My Little Sweet Heart~”が印象的な「僕の中の少年」を聴いていた数年前のある日のこと。
それまであまり気に留めてなかった歌い出しに、その日に限って、えっっ?と思った。
何かあると直感的に思い、繰り返し繰り返し聴いて、その意味を探った。
おそらく歌い出しだけで、30回以上はリピートしたと思う。

「とめどなく溢れ出る水晶のつぶやきに~」。

そうか! これは達郎さんの胸の内の悲痛な叫びだと、僕なりの答えが見付かった。
仕事のことで、何ともやりきれない心持ちがしばらく続いていた自分の思いと重なり、恥ずかしながら声を出してボロボロと泣いたのを思い出す。
水晶とはきっと自分の瞳のことで、つぶやきは、とめどなく溢れ出るに掛かっているから、涙だと思った。
達郎は泣いている、上手く行かずに泣いている。
そして、「銀色の風を編みあの人がやって来る」と続く。
歌詞を読み進めるとどうやら、あの人が助けに来てくれるのだ。
しかしあの人?とは誰やろ?
僕の勝手な解釈ですが、それは少年時代の自分!
幼き頃に見た夢をあきらめずに、掴もうとすることがホントの幸せなんじゃないかと、深く清々しく強く考えさせられた。
オレの少年の頃の夢?
おじいちゃんおばあちゃんが京都の上七軒でうどん屋を営んでいたからなのか、母親と市場によく買いもんに行ったからなのか、お店をやりたい!商店をやりたい!というのが、子どもの頃の初めての夢だった。
ある意味叶えられてるから自分は幸せ者だと思った。
そして今これを書いていて、改めてもっと少年時代の夢に近付きたいと強く思う。
別の歌では、1人孤独の内側に向き合う事で、新しい思いが見付かると、達郎さんは歌っている。優しさに満ち溢れた楽曲ばかりだ。
全く色褪せない達郎ワールド、というより、僕自身が歳を重ねる毎にどんどん深い意味に変わって行き、閉塞感のあるこの時代の難局を乗り切る術を教えてくれる達郎ワールドで、お待ちしています。

SOUND→ ◎

山下達郎 / RIDE ON TIME(別テイク)

今月のマンスリーゲストは、いきなりですが山下達郎さんです。
まだまだハードロックネタはあるのですが、ここらで一旦離れます。

山下達郎さん。
みなさん、どんなイメージをお持ちですか?
やっぱり「夏だ、海だ、達郎だ!」でしょうか。
SPARKLE、MORNING GLORY、LOVELAND,ISLANDが収録されている、アルバム・FOR YOU。
またRIDE ON TIMEや高気圧ガール等の楽曲を聴けば確かに、リゾートの印象が強いですよね。
僕も以前はそう思ってました。
歌詞よりもビートのきいたサウンドが達郎さんの真骨頂ですし、昔は歌詞にはそれほど力を入れていなかったと、ライブやインタビューでも話されていました。人間の事よりも風景や季節を歌詞にしていたとも言われていた。
実際、吉田美奈子さんが歌詞を書いておられる楽曲もありました。
しかししかし、とんでもない。
1988年のアルバム・僕の中の少年から大きく歌詞の方向性が変わったと思っています。
より自身の内面を見つめ、えぐることで自分をさらけ出し、その心の描写への言葉使いが優しく分かりやすく絶妙で、暖かいからスッと受け入れられる。
毎日、汗水流して働く人たちのために楽曲を作り歌うと、ライブで言われているのは本当です。そしてご自分の音楽のジャンルは、大衆音楽の形容であるポップスではなく、ロックンロールだと言われているのも嬉しい。
僕が持つ達郎さんの楽曲のイメージは、
日本屈指の哲学を歌う人であり、恋ではなく愛を歌う人。
それはとても人間愛に満ち溢れていて、心の奥深くに気持ちよく沈んでくれる。
1902年、英国が生んだ謎の哲学者・ジェームズ・アレンが、4巻完結の「原因」と「結果」の法則という本をを書き残した。
カーネギーやナイチンゲールらにも影響を与えたこの本、実は僕にも多大なる影響を与えてくれている。
数年前より愛読していて、事ある毎に繰り返し読み、沁み込ませ、助けられている。
ここに書かれている事を実は、達郎さんの歌から感じるから、きっと愛読されているんだと自分勝手に清々しく解釈している。
達郎さんの楽曲から感じる事は、、、
光の方を見て歩くコト。
悲しみは長くは続かないコト。
自分の考え方次第で前向きになれるコト。
ジェームズ・アレンも全く同じことを書いてます。

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今日は色濃く達郎イズムが表れている曲です。
「RIDE ON TIME」の別テイクです。
皆さんがご存知のRIDE ON TIMEにもこの別テイクにも共通している、魂という言葉を、ビートに乗せて洒落た感じで歌うセンスがほんとに素晴らしいと思う。
歌詞を書き出してみました。
この中に生きてくヒントが沢山詰まっています。
仕事仲間と関係がギクシャクした昨年、この歌詞を覚えて毎朝、庭で歌って乗り越えました。
実はその時にこの歌の持つ深い意味とパワーに気付き、大いに助けられました。
調子のいい時も、調子がよくない時も、達郎の歌は僕等を助けてくれるはずです。
いつも隣に置いて下さい。
余談ですが、ハイティーンブギを作曲して以来、近藤雅彦氏と繋がりが続いている達郎さん、この別テイクのRIDE ON TIMEがお蔵入りになるのは勿体ないという事で、確か当時のマッチのディレクターさんからの願いで、ONE MORE TIMEというタイトルでマッチがリリースしています。懐の深い達郎さんがオーラを感じた芸能人は、キムタクとマッチだそうです!

RIDE ON TIME
たった今 魂がみえたよ
RIDE ON TIME
たった今 ひらめきに光ったから

そうなんだ 悲しみにうずまる時は消え去った
ほとばしる思いが 身体震わす
移りぎな愛も すれ違う心さえももう
かけて行く幻だから

I WANNA RIDE ON TIME
たった今 魂がみえたよ
RIDE ON TIME
たった今 ひらめきに光ったから

もういいんだ 君のこと少しも恨んではいない
奥深い叫びが 走れと言うだけ
燃える太陽へ 顔を向けたなら
それだけで僕はもう輝き出すよ

I WANNA RIDE ON TIME
たった今 魂がみえたよ
RIDE ON TIME
たった今 ひらめきに光ったから

SOUND→ ◎