VOWWOW / Tell Me

いよいよVOWWOW特集の最終週です。
優れた曲はまだまだ沢山ありますが、んっーフィニュシュはやっぱりこれで。ミディアムテンポだけど哀愁を感じる。
唸るような歌声と泣きのギター、そしてシンプルなドラム。
聴かせてくれます。
MOUNTAIN TOPというアルバムに収録されていますが、僕はツイン・ベストで聴いています。

SOUND→ ◎

VOVWOW / Hurricane

確か高校3年の時、NHKでベストサウンドという番組が週1回、夜にやっていた。司会は、プログレッシブバンド・SENSE OF WONDERのキーボード奏者で、山下達郎のレコーディングやライブのサポートメンバーを何十年もやっている難波弘之だった。アシスタントは、翼の折れたエンジェルの中村あゆみ。
プロを目指す5人組アマチュアバンドの各々のパートを、プロのミュージシャンの手解きを受け、成長して行くという当時では画期的な番組を放送していた。
そのゲストミュージシャンがなんとVOWWOWで、メンバーが代わるがわる登場して教えてくれるから、バンドマンだった僕も毎週見ていた。
そして時々、番組の最後にライブをしてくれるので、その時の映像を今回観て頂こうと思う。
なんでか母親もいつも俺の横で、この人たち恰好いいなぁと言いながらニヤニヤしながら観ていたのだ。母親とはとても仲がよかったから、色んな話をしながら観ていた記憶が今もちゃんとある。
かなりぶっ飛んでる大した母親だった。
VOW WOW・ツイン・ベストという2枚組のアルバムに収録されています。数年前に思い出したように購入しました。
とても強く面白みのある大きなアルバムだと思います。

SOUND→ ◎

VOW WOW / Don’t Leave Me Now

ギターの山本恭司は、アグレッシブでハードなギターを弾くが、人柄はとても温厚だと思う。何故なら話し方がとても紳士で、優しくて、静かで、暖かくて、丁寧なのだ。
どのインタビュー動画を見ても、いつも変わらず自分を絶対に崩さない穏やかさを感じる。
しかしギターを持つと途端にスイッチON、激しくなるのだ。
人見元基はVOWWOW解散後、NHKの子供番組の歌をうたっていたという経歴を持つ。
何故ならVOWWOWはNHKと繋がりがあるからなのだ。
この辺の話は次回、軽く触れますね。
そんな個性がいい意味でぶつかり合ったバンドだった。

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そう言えばこの曲で、夜のヒットスタジオに出演していた。
それを家のテレビでボクは生で観た。
あの番組は生放送が売りだったから、まさしく生で観たのだ。
母親もVOWWOWは恰好いいバンドだと言ってたから、一緒に観ていた。
このBassは、元WHITESNAKE、GARY MOORE BANDのニールマーレイが弾いてます。
LOUDNESSがアメリカなら、VOWWOWはイギリスだ。
イギリスでのメジャーデビューアルバムがこれだ。
いよいよご本人の登場です、ヨロシク。

SOUND→ ◎

VOWWOW / Beat Of Metal Motion

12月の特集は、職人バンド・VOWWOWです。
いよいよ日本史上最高のハードロックヴォーカリスト・人見元基の登場です。そして、超絶ギタリスト・山本恭司の2本柱バンド。
元々BOWWOWという名で1976年にデビューしたが鳴かず飛ばず。
ただ山本恭司の演奏力の高さもあり、キーボードを加え、更にヴォーカリストを人見元基にチェンジし、バンド名をBからVに変えた。
5人編成だから5のV、そしてVICTORYのV。
海外デビューも視野に入れ、1984年に再デビューを果たした。
このとき俺は高校2年の17歳、存在は知っていたがまだ聴いてなかった。
実は高校を卒業した19歳の時に出会った友人にこのアルバムを聴かされ、驚いた。日本に洋楽のようなハードロックが歌えて、演奏できるバンドがいるのかと。
LOUDNESSとはまた違う音楽性で、洋楽そのものだと思った。
歌詞が全部英語で、発音も素晴らしくいい。
それもそのはず、人見元基は現役の高校の英語教師だったのだ。
それをキーボードの厚見玲衣が誘い入れたのだ。
1990年の解散後、また県立高校の英語教師に戻っている所がまた憎い!
歌唱力と英語力を武器に、ハイトーンヴォイスを自由自在に操る、ライトなうねり感のある、美しい声色を持つ人見元基。
ギターの可能性に挑戦するように様々な音色を放ち、予想もつかぬソロと作家としてのメロディアタックを持つ、山本恭司。LOUDNESSの元ドラム樋口宗孝とも親交があり、樋口のソロアルバムや浜田麻里への楽曲提供、そしてレコーディングプレーヤーをしている。
矢沢永吉のライブ映像を観察している時に、ふと目に留まった。
山本恭司がサポートしていたのだ、なんという懐の深さだろう。
キーボードの厚見玲衣。加入したことで、VOWWOWのサウンドを一気に洋楽色へと押し上げ、海外からも注目を集めイギリスのレコード会社とも契約に至る立役者と言っても過言ではないだろう。
ドラムの新美俊宏は、ずっーとワンバスで叩き続けた。
あの細い身体からは想像もできない、ましてやワンバスから放たれているとは思えぬパワードラム。
しかしヴォーカルの邪魔にならぬよう心掛け、控えめに叩いているとこら辺りがバンドに対する愛を感じずにはいられない。
少し雰囲気の違ったベースの佐野賢二は海外進出後、やはり引退をした。しかしその後一時、ホワイトスネイクやゲイリームーアバンドのメンバーでもある、ニール・マーレイが加入しているのに驚いた。
とにかく聴いて下さい。
かつて日本には、こんなに素晴らしいハードロックバンドが存在しました。自分の中にある、一番自分が輝けるものを武器に戦う、まさに職人バンド。
答えは自分の中にあるという事を教えてくれる。

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ハードロックはティーンエイジャーの音楽だと思われがちですが、とんでもない。
そもそも現役で演奏しているのは、50オーバーのオッサン達です。
弱る体に鞭打って魂を響かせています。
それを支えるのは40、50のオッサンオバサン達です。
アルバム・BEAT OF METAL MOTIONの最後の曲、タイトル曲のBeat Of Metal Motion。
今週はこれを聴いて、乗り切って下さい。

SOUND→ ◎