LOUDNESS / The Lines Are Down

いよいよLOUDNESS特集も今週が最後です。
デビューして36年が経過したとは思えぬ、衰えぬパワーを今も僕たちに浴びせてくる。
ドラムの樋口宗孝は2008年11月、他界されたけれど後任のドラマーが無事に見つかり、更にパワーアップしています。
樋口はバスドラ(足でキックする大きな太鼓)が1つのワンバスタイプだけど、並み居る強豪バンドをテクニックでねじ伏せて来た。
後任のドラムの元SABER TIGERの鈴木“アンパン”政行は、ツーバスタイプなので、テクニックというよりパワーで押して来る。
でも過去の楽曲には、樋口のドラミングを割に忠実に守っていると思う。
余談ですが樋口宗孝は、浜田麻里の旦那です。
浜田麻里をデビュー当時からプロデュースして、1st2ndアルバムではドラムも叩いています。
やっぱり恰好よくて、すぐに樋口のドラムだと分かります。
そんなLOUDNESS。
高校生バンドのベース時代には、かなりの曲をコピーしては発表していましたが、テクニシャンなので難しくて誤魔化さないと弾けませんでした。
今も1st~5thまでは車でよく聴いています。

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ご紹介するThe Lines Are Downは、1985年全米デビューを果たした5thアルバム・THUNDER IN THE EASTの9曲目。
日本のロックバンドにおいて、アメリカビルボード100位圏内に入ったのは初めてで、74位。日本のヒットチャートは4位。
この曲のリフのノリが気持ちいいし、ギターソロの後半部分のライトハンドが美しい。
ただPVでは、その肝心なギターソロの部分がなぜか、女性がメリーゴーランドに乗ってるという意味の分からんカットなのが、残念というかなんでやねんという疑問でしかない。そこも見所のひとつでございます。
高崎晃のシンボルギター・ランダムスターを弾いているが、ほんとは赤のランダムスターで稲妻のようなミラーを施しているのですが、僕の高校時代のベースは黒のランダムスターでミラーもちゃんと施していた。
あぁ懐かしい。

SOUND→ ◎

LOUDNESS / Loudness

LOUDNESSの2ndアルバム・Hard Workin’を初めてコウスケに聴かされた高校1年の僕は、ほんとに度胆を抜かれた。
こんなに魂を揺さぶられるような音楽が、この世にあるのかと思った。
すると当然デビューアルバムを聴きたくなる。
友達のウチダ君が持っていたので、テープを借りた。
借りたのはいいが、家まで待てない、今すぐ聴きたいのだ。
すると次の授業は英語で、しかもLL教室でのリスニングやった。
先生はスタジオみたいな別室に入って、みんなはヘッドフォンをする。
すると先生の声が聞こえてきて、各自リスニングしたあと、リピートするのだ。それを録音するためか、各自の机にはテープレコーダーが付いているのだ。それを知っていた僕は、当然借りたLOUDNESSのテープをかけて聴くことにした。
おぉー、ヘッドフォンから1曲目のLoudnessが流れてきた。
うわっーゾクゾクしてきたのを今も憶えている。
すると突然パタッと音楽が消え、先生の声が流れて来たのだ。
そうなんど、先生が喋るとLOUDNESSが聴けなくなるうえに、カセットテープを挿入していると、いいと言ってないのに勝手に録音されてしまうのだ。
授業が終わり聴いてみると、曲の途中で先生の声が入ってしまったのだ。
最悪、どうしょー、どうしよー??
すぐにコウスケに事の成り行きを説明すると、他にデビューアルバムを持っている奴を教えてくれて、そのテープの上からもう一度再録してくれたのだ。
なんて素敵な奴、ありがとー。
数日後、借りていたテープをウチダ君に返し、ホッとしていた次の日、
ウチダ君があのテープなんかした? いきなり聞いてきた。
えっ、なんで?と応えた。(なんでそんなこと聞いてくるんやろー、完璧にばれないはずやのに。)
おかしいなぁー、録音レベルが無茶苦茶低くなってんねんけど!!とウチダ君が言った。
俺はすかさず、ごめんと謝り、本当の事を述べたのだ。
大丈夫大丈夫、俺、レコード持ってるしとウチダ君。
なんやー、それを早く言うてや!
LOUDNESSはこんな素敵な思い出まで、作ってくれたのだ。
あっそれと、高校2年の時、大阪厚生年金会館大ホールにコンサートに行ったんだけど、
当時は、チケットを取るには電話予約で、1回の電話で2枚チケットが取れるシステムで、しかも早いもん勝ちだった。
みんな全然繋がらなかったらしいけど、俺とコウスケの2枚分のチケットは、1コールで繋がり直ぐにゲットできて、しかも前から2列目だった。
みんなは2階席だった。
コンサートが始まると、凄まじい勢いで、一斉に後方から舞台にダッーとオーディエンスがダッシュしてきたのだ。
何人も警備員に吹っ飛ばされ、しかし僕とコウスケは運よくその波に乗り、いつの間にか1番前で舞台にしがみついていた。
当時はBassを弾いていたので、山下昌良側だったけど嬉しくてプレイを見つめてると、飲みかけのポカリスエット缶を舞台上から手渡ししてくれた。嬉しくてうれしくてしばらく家に飾ってたけど、高3でDrumsに転向してからはそのポカリはどっかへ行ってしまった。

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1981年、記念すべき、そして伝説の始まりのデビューアルバム・THE BIRTHDAY EVE ~誕生前夜~ 。
気持ち悪いジャケットでしょー。
1週目にご紹介した2ndアルバム・DEVIL SOLDIERは産まれた後で、悪魔の申し子なんでしょうね。
コンセプトがよく分かりません。きっとメンバーも言われるままによく分かっていないと思います。
しかし、サウンド・テクニック・広報は素晴らしいと思います。
なんせ、5thアルバムで日本人初アメリカビルボードチャートに名を連ねるようになったのだ。
ちなみに日本のオリコンチャートでは最高第4位。

SOUND→ ◎

LOUDNESS / Milky Way

マンスリーアーティストLOUDNESSの特集第2週目です。
LOUDNESSは、日本初のへヴィメタルバンド。
前身はそうLAZYです。
僕と同世代の方は勿論、ご存知ですよね。
奥田民夫やSpitzのメンバー、それに僕と同い年の斉藤和義らも影響を受けたというLAZY。
かまやつひろしの後押しもありデビューを果たした。
しかしアイドル路線としての売り方に、次第に疑問を感じ始めるメンバー。確かに曲調と全然違う雰囲気のギターの高崎晃と樋口宗孝だった。
タッカンこと高崎は、当時から変形ギターを使っていてフライングVや、三日月型だった。
ドラムのひぐっつぁんこと樋口は、当時からむちゃくちゃ恰好いい叩き方だった。
突如LAZYはヘヴィーメタル宣言をし、根底から覆すアルバム“ 宇宙船地球号 ”を1980年12月にリリースした。
しかしその後、事務所と揉めたり、メンバー間の不一致もあり、これがLAZYとしての最後のアルバムになる。
しかしこのアルバムは、サウンド的にとても好いアルバムで、今でも聴き継がれていると思う。
ヴォーカルの景山ヒロノブらは、ネバーランドというバンドで活動を始めるが、あまりパッとしなかった。
その後、アニソンで大活躍することになる。
後にかまやつひろしは、LAZYに申し訳なかったと言っているが、高崎は雑誌のインタビューで、かまやつさんのお陰で今があると言ったらしい。
高校時代、僕もこのアルバムから2曲をライブで演奏している。
そして、ここからいよいよLOUDNESS伝説の始まりです。
ギタリストの高崎晃と、ドラムスの樋口宗孝が中心となって結成されたバンドで、ベースの山下昌良は高崎晃の幼馴染、ヴォーカルの二井原実は、元EARTHSHAKER。そんな4人が途轍もないアルバムを引っさげて、1981年11月にデビューをした。
ラウドネスの誕生である!

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今日は4枚目のオリジナルアルバム・DISILLUSION~撃剣霊化からの曲、B面の3曲目、Milky Wayをご紹介します。
とてもキャッチ―で、タッカンの作曲力が光る人気曲。
LOUDNESSは基本的ににーちゃん(二井原実)が作詞、タッカンが作曲を担当している。

SOUND→ ◎

LOUDNESS / Hard Workin’

11月のマンスリーアーティストは、ジャパンへヴィメタルのキング、LOUDNESSが遂に登場。
先月までの半年間は洋楽ハードロックバンドの特集でしたが、実は何を隠そう私は邦楽にも滅法強いんです。
邦楽のハードロックは全然聴かない!という方が多い中、うちの高校はみんな邦楽も滅茶苦茶聴いていました。
バンドでも演奏をしたし、ライブにもみんなで行ってました。
公立高校だったので校則はとても甘く、音楽をしてるからといって茶髪にしてたり、長髪は当たり前でした。
髪の毛の耳の前の部分だけオキシドールで色を抜いて金髪の手前くらいまで、母親公認でしてましたよみんな。
音楽に真摯に向き合った3年間やった。
ハードロック・へヴィメタル(HR/HM)の素晴らしい世界を知るきっかけになったのが、このLOUDNESS。
日本では最高峰の技術を持っているバンドであることは確かな事実です。
歴史のあるバンドだけに、メンバーの事や楽曲の事、またコンサートに行った時のエピソードなどの思い出話は、4週にわたってお伝えします。
HR/HMの正しい聴き方ですが、ろくでもない事を歌っているので、歌詞には目もくれなくていいです。
音楽とは音を楽しむ、文字通りサウンドを聴いて下さい。
ギター、ドラム、ベースの音色。ギターソロのメロディライン、ドラムのリズムパターンと遊び、ベースライン。
それからヴォーカリストの歌声。みんな意外に上手くて、美しい声です。
HR/HMのヴォーカリストは、実はかなりテクニシャンです。シャウトのイメージがあるかも知れませんが、あまりしなくて、聴かせてくれます。
高1の時、近所に住むコウスケが毎晩遊びに来ていた。その時によく、RCサクセションのテープをかけながらバカ話をしていたがある晩、
「お前、これ知ってるか?」とかけてくれたテープがLOUDNESSだった。
「うわっー、うるさい、消してくれ、持って帰れ、こんなん!」
と怒った。しかし忘れて部屋に置いて帰ったのだ。
もぉー、と思いながらも恐る恐る、もう1回かけてみた。
やっぱりうるさいだけだ。A面をなんとか聴き終えてテープを取り出したが、念のためB面も一応聴くことにした。
嫌なら早送りをすればいいんやから。
B面にひっくり返しプレイボタンを押した。
1曲目のHard Workin’のイントロが流れて来た瞬間、ホントに胸を一撃打ち抜かれ、稲妻が走った。
俺はこの世界を待っていたのだ!  覚醒してしまった!!

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27作のオリジナルアルバムをリリースしているLOUDNESSの初期の楽曲。1981年デビュー、1982年7月に2ndアルバムがリリースされた。
Hard Workin’はその2作目、 “ DEVIL SOLDIER – 戦慄の奇蹟 ”
のB面の1曲目。印象深いギターリフと、トリッキーなドラムリズムとシンバルのアクセントが恰好いい。
高校時代に読んだ雑誌・ロッキンfにこんな事が書いてあったのを今も憶えている。
ギターの高崎晃がドラムの樋口宗孝に、イントロにはシンバルを使ってほしいと言ったと。
二井原実のシャウトコーラスと、歌の合間に入るドラムスネアのロールからタムに移行する所がいい。
この曲を聴いた瞬間から、もうあなたもLOUDNESSの虜になるだろう。
僕は高1から35年経ってるけど、今でも聴き続けているし、あの時の新鮮さは何も変わっちゃいないぜ。

SOUND→ ◎