M.S.G / Desert Song

高1の秋、初めてバンドを組まないかと誘われた。
しかもジャンルはハードロック。
ハードロック? なんじゃそれ。
聴いたこともなけりゃ、楽器を弾く事もできない俺に頼むのもおかしいけど、
いいよ!と安請け合いする俺もオレだ。
誘ったのはテニス部のキャプテンだった。
我が高校の硬式テニス部はかなり変わっていた。
1年の部員は16人ほどで、そのうちの10人近くは皆、バンドを組んでいたのだ。
そしてやっぱりジャンルはハードロックだった。(なんでやねん)
だからジャージも爽やかな真っ白、、、ではなく、おどろおどろしい真っ黒だった。
女子からはゴキブリ軍団と呼ばれていたのは知っていたが、そうするしかなかったのだ。
なんてたって、ハードロッカーだったから!
いきなりBassに任命されたのだ。
持ってないから義兄に借りたのはいいが、どうやって弾くかも分からへんし、
えっ? Bassって4弦なん? そんなレベルだった。
譜面を渡され見てみると、えっ? ヘ音記号なん、Bassって。
兎に角、なんにも分からんわからん、えっ?えっ?の連発だった。
一番苦労したのは、ハードロックを好きになるという事だった。
Michael Schenker Group、なんやねんそれ?
DESERT SONGという曲を最初にコピーしろという指令だった。
何? この途中のギターソロみたいなん。
ボーカルよりギターがメインの音楽なん?
初めはかなり引き気味だった姿勢も時のいたずらなのか、
日に日にのめり込み、どんどん前のめりになって行ったのだった。
そしてこの曲を皮切りに、あらゆるバンドのレコードを聴きあさるようになるのだ。
ハードロックの夜明けだった。
その後、全世界にハードロック・ヘビィメタル旋風がほんとに巻き起こるから驚いた!

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Michael Schenker Groupのアルバムでは、今でもこれが1番好きだ。
“ ASSAULT ATTACK ”
この1枚だけに参加したグラハムボネットのヴォーカルと、
マイケルシェンカーの泣きのギターが炸裂する、シックなアルバムを一度ご賞味あれ、名盤です。

SOUND→ ◎