今週の名言

52.「 バタフライを泳げるようになりたい! 」

中学3年生・竹内暖

夏休みもいよいよ終盤という時に、次男の言ったひと言が僕にとって大きく生活を変えるとは、その時は全く思わなかった。
「 2学期にバタフライのテストがあるから、泳げるようになりたい!」
お盆も過ぎた頃にそう言い放った。
近くにスイミングスクールがあり、4日間だけの集中スクールがあることを知った。
そこに夏休みの最終週に通うことになった。
見学から戻った妻が、すごい光景やったと言った。
気になって次の日に見学に行ってみると、確かにすんごい光景が繰り広げられていた。
なんと、173cmの中3の息子以外のあとの7人程はみんな、幼稚園時くらいのカワユイ児童だったのだ。
ニョキーと若干1名だけ、ノッポがいるのだ。
そして時折、児童たちがそのノッポに話しかけたりしている光景を、窓越に見た。
「 あいつ、全然恥ずかしくないんや!」
確かに次男はあまり格好を気にする性格ではないが、あそこまでとは。
カワユイその光景の中で、必死にバタフライを習っている息子の純粋な姿を見て、段々と心を撃たれた。
終わるや否や息子が、「 父ちゃん、泳ぎに行かへん?」 と誘ってきたのだ。
少しは自信があったので、市民プールで受けて立つことにした。
なるほど、ドルフィンキックも手のさばき方もなかなかのもんだ。
しかしそれに引き換え俺はというと、昔の泳げていた時のイメージとは程遠いものだった。
もうすぐ50歳になる。
50歳になったら何か新しいコトを始めようと決めていた。
そうか、もしかして水泳だったのかも。
早速、彼の通ってたスイミングスクールで手続きを済ませ、明日から2カ月間通うことにした。さすがに児童と一緒ではないが、逆に年配の方たちと一緒のようだ。

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