植物仲間のおばあちゃん

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向かいの家の3軒隣に住む83歳のおばあちゃんとは、大の仲良しだ。
物々交換仲間で、モノは決まって植物。
おばあちゃんは、人に分けるために植物を育ててると言う。
クリスマスローズをくれると、スタージャスミンを渡す。
アジサイが欲しいと言われると、庭にお邪魔して物色。
これとこれとこれが欲しいと遠慮なく言う。
そんなやり取りがもう何年か続いていて、最近ではPARTSでCOWBELLを買ってくれたり、サニー文庫へ友達と来てくれたり。
そうそう、先月サニー文庫に来てくれた時、同じ町内の年配のご夫妻の撮影をした写真をたまたま見てもらった。
すると、いいなぁいいなぁと何度も言ってくれて、私も撮ってほしいなぁと嬉しそうに応えてくれた。
それから数日後、ピンポーンと家のチャイムをおばあちゃんが鳴らした。
どうしたの? と聞くと、写真を撮って欲しいと恥ずかしそうに言ってくれた。
じゃぁ、いつにしようか? 顔を覗き込んで聞いてみてボクは驚いた。
薄化粧が施されていて、いつもの洋服の雰囲気ではないことに気付いた。
そうか! 今なんやと思った。
「これから撮ろうか。」
「えっ、いいの?」
「もちろん!」
洋服を迷っていたおばあちゃんは、もう1本持って来ていたズボンに履き替えて撮影スタート。
OKバッチリ、おばあちゃん終わったよ。
と言うと、アクセサリーをして来たら良かったと後悔をし始めた。
やっぱり女性ですね・・・。
でも足も痛いし取りに帰るのがしんどいから、やっぱりもういいと言う。
そんなん聞いたらこのまま終われへんよ、、、。 とボクは言った。
妻のネックレスを見せると、これがしたいと言ってくれて、再び撮影。
そしてこの表情が撮れました。
お届けすると、すごく恥ずかしそうに見てらしたけど、とても嬉しそうだった。

この前、息子さんにおばあちゃんの写真、見はりました? と聞くと、
タケウチさんとこに撮影に行ったことなんて、全然聞いてない! って。
COWBELLはいつも鳴らしてるけどねって。
家族にも恥ずかしいことなのかなぁ、写真を残すって。
でも、おばあちゃんだけの秘密の楽しい時間があってもいいのかもね!
写真はいいですね、その時間がカタチになるから。
おばあちゃんの部屋にこの写真があると思うと、優しい気持ちになれる。

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カテゴリー: LIFE