節目写真。

omedeto

もうすぐ待ちにまった春です!
眩しい緑の葉が出てきて、大輪の花を咲かせ、立派な実を付ける。
そのために冬の間に根をしっかり張っていた。
大人の人生に節目があるように、子ども時代にも幾つもの節目がある。
入園入学そして卒業は、大きな節目です。
この時は親にとっても、大きな節目です。
「ここまでやって来れた!」 という安堵感と、「これが始まりだ!」 という期待感。
その時を写真に残さなくて、いったい何を残すのでしょう。
当日はバタバタするからと、スツールのお客さまは事前に撮影に来られます。3月4月の撮影のご予約は、今でしたらまだ間に合います。
勿論、通常のご家族撮影のご予約もです。
急いで日程だけでも抑えて下さい。
幼稚園鞄やランドセル姿・最後の制服姿などなど、そして自分自身も是非フィルムで残しましょう。
実は、春は大人の方のポートレート撮影のご予約も入る季節です。何か思う事がおありになるんでしょうね。
1人で来て、写真を撮って、少しお話をして、スッーと帰られます。
お顔はとても満足気。
自分自身への意思表示とでも言えるのでしょうか。
とても凛々しい写真に仕上がります。

36 or 1000

g220
奈良の法隆寺のすぐ傍に暮らしている、ウタくん家族。
初めての撮影は今から4年前、結婚する若い二人の前撮りを寒空の下、八幡の堤防で行った。
それから彼女は妊婦になり無事に赤ちゃんが生まれ、ウタくんも3歳。
その都度色んな撮影をして来た。
思い返せば親の役目のように2人は必ず、半年毎の成長記録撮影の依頼をしてくれた。
2月9日の誕生日当日に撮影をすることを守っているし、半年毎の8月9日にも必ず撮影なのだ。
忙しい若い2人なのにだ。
我が子に対する思いが深く、思いだけでなく行動しているので、ほんとに頭が下がります。
しかも毎回フィルム1本分の撮影なので、今回の2月9日の誕生日写真で4冊目のアルバムに突入し、前半の10ページが完成しました。
自宅には3冊のアルバムがリビングの本棚に、ズラッーと並んでいた。
思い出が片隅の本棚に並んでいる。
普段はアルバムをそんなに開けることはなくても、
「あそこに今迄の自分達がちゃんとある!」
そう思える安心感のようなものを、心底感じた。
帰りの高速道路を走っている時、色んな思いが昇華し、渦巻いた。
そして4日前の出来事を思い出したのだ。

4日前、友人がカメラマンをスタジオに連れて来た。
家族写真を仕事にしたいという若手カメラマンの相談事だった。
お客さん、生徒さん、仕事仲間に助けられて、仕事を前進させているので、救って上げられるような話はきっと何にも出来なかったと思うんだけど、一つ印象的な話があった。
ボクも彼も家族撮影を行うのに必要な所要時間はほぼ同じだったんだけど、大きな違いがあった。
それは撮影枚数だ。
ボクはフィルムで36枚撮影し、アルバムを制作する。
彼はデジタルカメラで、1,000枚弱の撮影をしてボクと同じ程のボリュームのアルバムを制作依頼するらしい。
これには驚いた!
36枚と1,000枚です。
今迄ボクは、36枚も撮影をさせて貰えるとお客さんの前でニヤニヤしながら撮ってましたが、その何十倍です。
もし、1,000枚のデータを全部貰えるとしたらどうでしょー。
でもボクからは、手製アルバムとフィルムとアルバムに貼り切れなかった数枚の生写真。
考えただけでふっーと倒れそうになりましたが、お客さんはそんなこと承知の上で、依頼下さってるんですね。
ボクのお客さんって本当に有り難いと改めて思いました。
同業者の知り合いを作らないようにしてるので、情報が入らないし入れないようにしているので、今の現状を全然知らない自分としては、STU:Lのやり方が実はスタンダードだとさえ思っていました。
フィルム撮影は少ないにしても、撮影枚数は100枚までで、アルバムは自作でオリジナルだと。
こんな効率の悪い、変わり者のスタジオを応援して下さる皆さんに、改めて感謝いたします。
いつも有難うございます。
このやり方しか出来ないので、これからも狭ーい所を攻めて行こうと思います。ご清聴ありがとうございました。

見てるようで、見えてない!

大晦日になると、髭を全部剃る。
いつからか、何となくだけど自分だけの儀式のようになった。
しかし昨年末は、これまた何となくだけど、剃らなかった。

この前の木曜の朝、ヨガに行く前にいつものように髭を整えていた。
そのうち、何だか急に全部剃りたくなった。
午後に人と会う約束も丁度あったので、よし!っと決心してジョリジョリ全部。
髭を生やしてる人間にしか分からないけど、結構思い切りが必要なんだ。
つんつるてん。
しかし意外かも知れないけれど、得てして誰も気付かないものである。
増えると気付くんだけど、なくなっても気付かない。
ヨガの時もそうだし、午後に会った友人も無反応。
人って、人の事をそんなに見ていないもんだな。
家族ですらそうだったりもする。
長男はしばらく俺の顔をジッーーーーと見て、んっ、、、剃った?
次男に至っては全く気づかなかった。
「父ちゃん、どっか変わってるやろ。」と聞くと、
「あっ、散髪した?」
こんな伸び放題のバッサバサの髪型をしてるのに、ほんまに適当だ。
髭のないとてもスッキリした顔をしてるはずやのに、息子2人とも気持ち悪いとぬかしやがった。
前の方がいいらしい。
深い意味もなく何となく剃ったので、やっぱり元通りにすることにした。
実は1週間も経つと、ボーボーになるんです。

人って、人の事を見えてるようであまり見えてないもんですね。
人見知りのボクを掴まえて、みんな口を揃えてこう言う。
誰とでも友達になるでしょって。
大概、逆なんよね。
だから人目なんか全然気にしなくていいと思う。
結局自分の事は、自分自身が一番の理解者なのだ。
やりたいようにやる!
これでいいのだ。

繕い裁つ人。

poster2[1]

午後の仕事の前に、映画を観ました。
兵庫県が舞台なので親近感を覚えました。
何度か訪れたことのあるお店が映ると、尚のこと。
岡本にある雑貨店ナイーフさんは随分前から行っていて、いつ行ってもあの佇まいにやられます。
旧グッゲンハイム邸さんはとてもご縁があり、毎年1回、4度の撮影にお邪魔しているので、それはもう嬉しかった。
その他の神戸の街並みもとても好い映り込みでした。
実は、映画を観る前に原作漫画を読んでおこうと5巻まで全てを買い揃えるつもりが、これがなかなか簡単には事は進みませんでした。
売り切れ続出らしく、出版社からの入荷も未定という書店さんの反応。
そうなるとこちらも意地になり、是が非でも一日で探し当ててやると思い、足と電話で総攻撃。
意外にも近所で見つかり、2つの書店で全部揃い、長男とすぐさま読破。
そんなこともあり、早々に観て参りました。

頑固な姿勢にしなやかさが加わると、職人として更に一歩前に進めるのだと思う。