修理製本

冬の撮影の空き状況です。
11月/
もういっぱいです。
12月/
22日以降のみとなりました。
営業は12月30日までです。
お早めに日程だけでも確保してください。
平日はまだ大丈夫です。

週末は7組のお客さんを撮影していまして、昨日は雨の中3組の七五三参りの撮影でした。
しかしこども達は最後まで、頑張ってカメラを見てくれました。
「雨でも、これはこれでいいと思う。」そう言われるお客さんばかりだったので、雨も清々しいと思えました。
七五三参り撮影ばかりではありません。

g183
g184出産後初、神戸のご自宅にて。

g185結婚1周年、長岡天満宮にて。

g1862人目さんのお宮参り、尼崎の富松神社にて。

g1872人目さんのニューフェイス、スタジオにて。

g189毎年その時々の流行りを並べるご家族、スタジオにて。

つくづく思う。
自分の仕事のスタイルは、今の時代に合わないのだと。
合わせる気がない訳ではないんだけど、やりたいコトを突き詰めるとこうなってしまったという事だと思う。
フィルムの生写真を、紙台紙のオリジナルアルバムに手貼りをするという昔の技法で製作をしているから、カメラマンとプリントマンと、そしてアルバム製本職人による共同作業で生かされている。
ただ問題なのは、皆さんが年配の方だという事。
熟練の技で本物を生み出して下さっているんだけど、後を継ぐ人が実は誰もいないのだ。
ボクの写真をプリントして下さっている方は、もうすぐ70歳。
製本職人さんは、78歳。
やりたい事をご自分のペースでされているので、実年齢よりかなり若くお見受けするのですが、やはり年齢とともに集中力や時代への感性やガッツが減って行くと言われています。
つい先日、製本職人のおじさんと話していた。
年内で廃業を決めたと。
今まで通り、全行程が手仕事のSTU:Lの洋書製本アルバムは、個人的に製作を続けて頂けるのですが、対外的にはもう仕事量をうんと減らされるらしい。大学図書の何百年も前の学術書の修理製本がお得意なので、技術はピカイチ。
ボロボロの西洋の本を修理されて行く美しい姿を、何度もこの眼で見てきた。
1枚1枚ページを丁寧に水を使って糸から外し、破損個所は和紙で裏打ちをし、化粧断ちの後、金伯で箔押しされた美しいクロスの新たな表紙で閉じられる。
製本文化を見事に手仕事で支えて来られました。
京都に洋書製本を初めて伝えられたおじいさんから3代続く老舗製本所です。しかし、製本の類稀な技術と文化に幕を下ろされようとしています。
このまま見過ごしていいのかと、自問自答を繰り返しています。
弟子入りの志願者が何人も来られる度に、お断りになられたようです。
その理由は、食べていけないからだそうです。
昔は好かったと言われます。
とても希少価値が高い製本技術は大学にとても重宝されたようですが、本離れの昨今、修理製本が減り始めたことと、某企業が安価でできる機械製本の導入を大学に持ち掛け、めちゃくちゃになったようです。
しかし、クォリティの高さを追及される先生方は直接、何百冊・何千冊の本を今も製本所に持ち込まれています。
いつも仕事場に、高ーく積み上げられているのを目撃しています。
しかも土曜の新聞に、その某企業が製本部門を縮小するという内容の記事が出ていました。
ピンチはチャンス。
どなたかこの業界で、情熱とアイデアを持って進んで行きたいという方はいらっしゃいませんか。
大師匠がいらっしゃるので、経験は問わないです。
思いがくすぶっていて、器用な手先と柔らかな頭の使い所に困っている方、STU:Lまでご一報下さい。

カテゴリー: LIFE