ROOTS

g62

飛行機を見ると興奮する。
いつから好きになったのかは定かではないけれど、遥か昔、幼い頃からのような気がする。
頭上にジェット機が飛んでると、見えなくなるまでその場に佇み見送る。
ヘリコプターではそんな風には全然ならない。
あの鳥のようなフォルムが好きなのだ。
たまたま飛行機と出くわす場所のウレシさ第一位は、名神高速の豊中から吹田へ走り抜けてく夜の8時頃に見る着陸態勢に入ったジェット。
車を路肩へ停めて、しばらくじんわり見惚れた事もある。
コックピット内のブーンとかピピーという音が鳴っているだけのCDも持っている。

なんでずーっと昔から飛行機が好きなのか、その理由が親父と一緒に話していてようやく分かったのだ。

親父の仕事は、御所や法隆寺や三輪神社、京都大学や同志社大学や神戸大学、また大山崎山荘美術館等々の照明デザインや文化財建築の照明の復元のための図面をひき、現場での施工まで行っている。
大学卒業後からずっと、それだけをしているものだと思っていた。
でもそうじゃなかった。
この前、たまたま2時間ほど親父と話す機会があった。

子供は親のどれだけの事を知っているんだろう?

大学2回の時に親父は、ある企業に呼ばれた。
そのため休学して仕事をしていたと言う。
驚いた。

零戦の設計をしていたというのだ。
「・・・・・・。」
だからなのか、オレがジェット機に惹かれるのは。
もっと親父の事やお袋の事を知らなければいけないと思った。
自分のROOTSを。

カテゴリー: LIFE