こどもカメラ at くるみの木

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無事に、こどもカメラ at くるみの木を終了いたしました。
秋空の下の奈良公園と興福寺、最高でした。
こども達の撮る写真は、なんであんなにのびのびと、
枠から飛び出しているんでしょう。
笑いのある一日でした。

輝きの表明

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「わたし地味なんです!」とか、「わたしたち、注目されるの苦手なんです。」
そんなことを言うお客さんが、STU:Lにはとても多い。
一見暗黒なマイナス発言のようにも見受けられるが、とんでもない。
実は自分らしく輝きたいという、表明なのである。
欲がないようにも聞こえるが、それはそうではない。
輪郭のボヤけた、すぐに同調してしまう一般的な物欲ではなく、研ぎ澄まされた明快なピンポイント心欲とでも言えば良いのか、とにかく必要なものが気持ちがいい位ハッキリしているのである。
だから得体の知れない同調や妥協はしない。

写真の彼女もそうだった。
結婚をするに当たり、ほんとに自分がしたい事をしようと決めたのだと言った。
真っ白いドレスが着たい訳でもない。
彼をみんなにお披露目したい訳でもない。
食事を大勢でしたい訳でも、派手な結婚式をしたい訳でもない。
ただ彼と、ふたりが思うカメラマンに納得のいく写真を残して欲しいのだと。
そう思い茨城県からやって来たと彼女は言った。

ファインダーの前に立つふたりの姿はきっといつも通りだろうけど、心持ちはいつもより少し高い所でふんわり浮いているんだろう。
心が動いているのも感じる。
何故なら時折強い風がボクの背中をしっかり撮れよとばかりに、押していくから。

やっぱりPILOT

購入のきっかけは3ヶ月前から繋がってた。
MY万年筆。

もう随分前のことだけど、むかーしのPandaを奈良から飛ばしてカメラ教室に通って下さってたお洒落なおばさんがいらした。(おばさんって、ごめんなさい)
そして半月前のある日、数年ぶりに連絡があった。
娘さんのお見合い写真を撮影して欲しいと。
当日、手ぶらで来て頂いたらいいのに気を遣われてか、風呂敷から何か大モノを取り出された。
ん、なに、、沢山の本だ!
どうやら妻にらしい。
大橋利枝子さんの本、平屋に暮らす(岡山県に暮らすボクの生徒さん宅が出ていて驚いた)、それに夫婦で気になってたランチのアッコちゃんもあった。
最近のPOPEYEやBRUTUSはオレ用だろうな。
そして木下綾乃さんの手紙生活という最近の著書もあってうれしい。
小粋な手土産に、流石の発想だと大きく頷いた。

それから間もなく、美しい娘さんの美しく仕上がった生写真をお送りした。
乱筆ではあるが、気持ちを込めて書いているいつものお手紙を添えて。
するとすぐさまメールが返ってきた。
写真を見てタケウチマジックだ!という嬉しい感想と、この勢いで長男も撮って欲しいという再発注だった。
当日、無事に撮影を終えると今度は万年筆のインクをお土産に下さった。
瓶の中身が群青色に見えるそのインクの名前は、iroshizukuというシリーズの月夜。
メーカーはやっぱりPILOTのだ。
やっぱりの意味は後ほど。
写真とともに添えた先日の乱筆の手紙は、確かに群青色で書いたのだけれど、実は100円位のやっすい細ペンで書いたのだった。
それを万年筆で綴ったと勘違いされて、インクを贈って下さった。
何といううれしい勘違いだろう、、、 でも詐欺師みたいでごめんなさい。

さっきのやっぱりだけど、
先月から新たに始まったカメラ教室の生徒さんと、教室終了後にお喋りをしていた話題がなんと、万年筆なのだ。詳しいというその生徒さんから上手な買い物のレクチャーを受けていて、オススメはPILOTだと。
その時、7月のある出来事を思い出してやっぱりPILOTなのかと手を打ち深ーく納得をした。
何故なら前回の月曜レンズに登場してくれた、7月に撮影に行った北海道網走の書道の先生をしているおじいちゃん宅に、いーーっぱい万年筆があって、実はこっそり且つ激しく観察していたのだ。
流石にメーカーまで判別できるほどジロジロマジマジと見れなかったけど、何十本もの万年筆が懐かしい文房具屋さんにありそうな透明の2段のケースに大切に収納されていて、その横の部分にPILOTのロゴが描かれていたのを、ボクは見逃さなかった。
そうか、PILOTがいいのか、と何故か胸を撫で下ろした。
きっと飛行機好きやから、PILOTというネーミングに心ときめいたのだろう。
この3ヶ月にも及ぶ一連の流れは、明らかにPILOTの万年筆を買う布石だったのだと思う。
インクを贈って下さったおばちゃん生徒さんもPILOTの万年筆だそうだし、そうなると無性に万年筆で手紙が書きたくなった。
息子さんの写真をお送りする今度こそ、写真に添える手紙は万年筆で、インクは月夜で書こう。

そして、黒の万年筆を2本買った。
1本は、月夜。もう1本はグレーのインク、霧雨にした。

今回の写真は文とは全く関係がないのですが、先日撮影に来てくれたさわちゃん。
毎年撮影をさせて頂いてるご家族で、先月で6回目。
さわちゃんは、どんどんボクの存在を気にすることなく、撮れた1枚。
恥ずかしがりやさんだったのにね。

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こどもカメラのその後

先月、香川県高松市で行いました“こどもカメラ”に参加してくれた小学1年3人娘が、宿題の日記にその時のことを書いてくれました。
そしてその日記を送ってくれました。
みゆちゃん、まきちゃん、たまきちゃん有難う。
他の子たちもきっと、心にあの日のことを焼き付けてくれていると思います。
次の日に写ルンですをまた買って、公園で撮っているという子もいたらしいです。
こうして少しずつ一歩一歩活動を続けて、広げて行きたいと思います。

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みゆちゃん
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まきちゃん
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たまきちゃん
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